「今日の注目記事」で思わず唸ったnoteを紹介します
「今日の注目記事」は、note編集部が運営しているマガジンです。
フォロワーが多いか少ないか、著名人かどうか、企業アカウントかどうか。そういったアカウントの性質はほとんど関係なく、本当に面白いと思われた記事が選ばれ、収録されているのだそう。
しかも、このキュレーションが長年、毎日続けられているんですよね。書き手にとって、「注目記事」に選ばれることが、ひとつのモチベーションにもなっています。この文化があることは、note社の大きな企業努力の賜物だと私は感じます。
「今日の注目記事」は、面白いnoteの宝庫です。2026年1月21日現在、筆者の渋谷が読んで、特に驚いた記事を2つ紹介します。
のつのさん「トイレットペーパーはなぜ急に減るのか」
まずは、のつのさんの「トイレットペーパーはなぜ急に減るのか」という記事です。
タイトルとサムネの選定から素晴らしいですよね。「これはなんだ?」という興味が一気に湧いてくる。入り口の設計がとても秀逸だと感じました。
本文では、「トイレットペーパーが後半になると、なぜか急に減ったように感じる」という現象を、円の面積の公式を使って解説しています。分析や検証を軸にしたnoteには、「なぜ〜なのか」というストレートなタイトルが本当によく合うと思います。
本文を読み進めていくと、さらにびっくりします。
小・中学校の算数で誰もが習った円の面積の公式をベースに、トイレットペーパーが急に減る現象を解説していくのですが、だんだん考察が高度になっていき、途中で理解が追いつかなくなる。それなのに、ずっと読んでいて面白いのです。
この感じ、クイズ番組の「東大王」で、超人的な頭脳の人を見ていて、自分は全く理解できないのになぜか面白いと感じる現象に似ていると思いました。内容を完全に理解できなくても、「すごいものを見ている」という体験自体がワクワクするのです。
途中で手書きの図を使って解説されている点も印象的で、手書きだからこそ人となりが伝わり、熱量がそのまま届くのだと思いました。気づけば夢中になって読んでいました。
ごろうさん「赤キャベツのマリネ」
次に、ごろうさんの「赤キャベツのマリネ」という記事です。
「今日の注目記事」に並ぶタイトルは比較的長いものが多い中で、この驚くほどシンプルなタイトルは、一際目を引きます。
サムネイルも、机の上に料理がのせられた白い皿がぽんと置かれているだけのミニマルな写真です。自然と料理の色や形に目がいきますよね。
記事の内容は、レシピの紹介、おすすめの調味料、同レシピのYouTube動画と、とてもすっきりした内容です。
さらに、ごろうさんのnoteクリエイターページを見てみると、同じようなシンプルなタイトルと美しいサムネイルの記事がずらりと並んでいて、写真の撮り方、言葉の置き方、そのすべてに一貫性があるように感じます。
引き算による世界観をつくり、そこに写真や動画も織り交ぜて多面的にブランディングしている。その設計がとても見事だと思いました。
「今日の注目記事」を見ていると、こんなnoteの書き方もあるのかと、毎回驚かされます。この記事を書いている渋谷も、長年noteを続けており、現在はパーソナル編集者®︎として毎日noteを読んでいますが、それでもなお、まだまだ発見があります。
ぜひ一度、「今日の注目記事」をゆっくり覗いてみてください。毎日2本だけ読む、といった形で習慣化するのもおすすめです。
(執筆:渋谷 祥平)
