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塗り薬シリーズ:ointment, balm, embrocation【英検1級とその先へ:単語クイズ!】

【今日の1問】映像と音楽が合っていない映画と一部重複する解説も含まれています。


◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。

Q1. This _____ can speak without moving his lips at all, and his masterful manipulation of the dummy makes it appear remarkably lifelike.
(1)stupor (2)celibate (3)tourniquet (4)ventriloquist

Q2. After her grandchild tripped and scraped his knee, the grandmother cleaned the wound with water and applied some _____ to it.
(1)retinue (2)salve (3)billow (4)steppe

Q3. The incitement and monetization of fear are atrocities of modern capitalism. I find such practices totally _____.
(1)trite (2)erudite (3)reprehensible (4)solipsistic

Q4. His attempt to stay emotionally neutral is a _____ sign of his intolerance of uncertainty.
(1)telltale (2)incongruous (3)fetid (4)embittered

Q5. In private, this politician is a very considerate person and always tries to offer help and advice to others; however, he never becomes _____, always respecting different values and opinions.
(1)officious (2)errant (3)adept (4)efficacious


【ご利用にあたっての留意事項】


※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。

※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。

※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。

※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。

※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。

※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。

※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。

【主な参照リファレンス】

Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)


◇ 単語の意味と解説

Q1. This ventriloquist can speak without moving his lips at all, and his masterful manipulation of the dummy makes it appear remarkably lifelike.

(1)stupor [stjúːpər]
【名】(酒・麻薬・衝撃などによる)意識朦朧、昏睡状態
語源は、ラテン語の(stupere:麻痺する + -or:の状態)
「stupid」も同語源で、もともと「驚いて動けない」状態から転じた言葉です。
「in a drunken stupor:泥酔して意識朦朧となって」
「fall into a stupor:昏睡状態に陥る」
フランス語の「stupeur:驚愕、茫然自失」も同語源です。

(2)celibate [séləbət]
【名】(特に宗教的理由による)独身主義者、禁欲主義者
語源は、ラテン語の(caelebs:独身の + -atus:の状態)
現代英語では、信念を持って「性を断つ」という強いニュアンスが含まれます。
「vow to remain celibate:独身・禁欲を貫くと誓う」

(3)tourniquet [túːrnəkèt]
【名】止血帯、圧迫止血具
語源は、フランス語の(tourner:回す + -iquet:器具)
「apply a tourniquet:止血帯を当てる」
「loosen a tourniquet:止血帯を緩める」

(4)ventriloquist [ventríləkwist]
【名】腹話術師
語源は、ラテン語の(venter:腹 + loqui:話す + -ist:の人)
古代では、お腹の中から精霊や死者の声が聞こえてくる「神託」と信じられていたことに由来する職業名です。
古代ギリシャ語では「engastrimythos:腹の中に神がいる者」と呼ばれていました。
お腹の鳴る音や、口を動かさずに発せられる声は、「精霊、神」がその人の体を借りて発しているメッセージ(神託)だと信じられていたことから来ているそうです。
現代ではエンターテインメントですが、昔は、呪術的な側面があったのですね。
「a talented ventriloquist:才能のある腹話術師」
「a ventriloquist's dummy:腹話術師の人形」

ドイツ語では(Bauchredner:腹 + 話す人)です。

◎ なぜ正解?

唇を動かさずに喋れて、人形を生きているかのように操るのは、「ventriloquist:腹話術師」です。

¶ 編集記 

最初は「This ventriloquist can speak without moving his lips at all; His way of handling puppets makes dolls so lifelike.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、セミコロンは、前後で「極めて関連性の高い情報」を並べる時に使い、前半は「唇を動かさない(声の技術)」、後半は「人形の操作(手の技術)」について語っているため、論理的な繋がりが曖昧なため、シンプルに「and」で繋げたほうが自然とのことでした。

あと、腹話術なら「dummies:腹話術用人形」を使う方が自然で、「His way of handling puppets」を「His masterful manipulation of the dummy」に、そして「makes it appear remarkably lifelike」と繋げた方が自然とのことです。

これらの修正後の文章「This ventriloquist can speak without moving his lips at all, and his masterful manipulation of the dummy makes it appear remarkably lifelike.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに同時にチェックしてもらったところ、今度は、5つ中5つが自然と答えたので、これを問題文としました。

Q2. After her grandchild tripped and scraped his knee, the grandmother cleaned the wound with water and applied some salve to it.

(1)retinue [rétənjùː]
【名】(王や高官などの)随員、付き人の一行
語源は、古期フランス語の(retenir:引き留める + -ue:されたもの)
王が自分のそばに「retain:引き留めておく」人々を指したのが由来です。
「a royal retinue:王室の随員の一行」
「accompanied by a large retinue:大勢の随員を従えて」
フランス語の「retenue:自制、引き止め」と同語源。

(2)salve [sǽ(l)v]
【名】軟膏、気休め、慰め
語源は、古英語の(sealf:軟膏)
「apply a soothing salve:痛みを和らげる軟膏を塗る」
「a salve for wounded pride:傷ついた自尊心への気休め」

塗り薬には他にも、以下のようなものがあります。
「ointment:軟膏」最も一般的なのがこれです!
「balm:植物性軟膏」ハーブの香りで、痛みや乾燥を和らげるため
「unction:聖油」(宗教的な儀式で塗る)聖油
「embrocation:液体薬(ローション)」スポーツの後などの、筋肉痛対策

(3)billow [bílou]
【名】大波、渦巻く煙
語源は、古ノルド語の(bylgja:波)
「billows of black smoke:立ち込める黒煙」

(4)steppe [stép]
【名】(樹木のない)大草原、ステップ
語源は、ロシア語の(степь:stepʹ:大草原)
「the Eurasian steppe:ユーラシアの大草原」
「steppe vegetation:ステップ地帯の植生」

◎ なぜ正解?

孫が転んで怪我して、祖母がその膝に塗ったのは?
「salve:軟膏」が正解です。

¶ 編集記 

最初は「A child tripped and fell and scraped his knee, and his mother cleansed the wound with water and put some salve on it.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、一つの文の中に「and」が多用されていること、「cleansed」は「清める」というようなニュアンスがあり、傷口を綺麗にするなら「cleaned」が自然、「salve:軟膏」を塗る場合は、「applied」を使うのが最も自然ですとのことでした。

また「salve」は今は古風で、現代では「ointment」の方が自然とのことで、文を「母と息子」から「祖母と孫」にし、おばあちゃんが孫に塗るとして、古風な「salve」でも不自然ではない文にしてみました。

これらを修正した「After her grandchild tripped and scraped his knee, the grandmother cleaned the wound with water and applied some salve to it.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに同時にチェックしてもらったところ、今度は、5つ中5つが自然と答えたので、これを問題文としました。

Q3. The incitement and monetization of fear are atrocities of modern capitalism. I find such practices totally reprehensible.

(1)trite [tráit]
【形】(表現などが)ありふれた、陳腐な
語源は、ラテン語の(tritus:擦り切れた)
「a trite expression:陳腐な表現」
「trite Hollywood endings:ありふれたハリウッド映画の結び方」

(2)erudite [érjudàit]
【形】博識な、学問的な
語源は、ラテン語の(e-:外へ + rudis:未開の、粗削りな)
「未開の外へ連れ出す = 教育」というイメージです。
「an erudite scholar:博識な学者」
「an erudite discussion:学術的な議論」

(3)reprehensible [rèprihénsəbl]
【形】非難されるべき、不埒な
語源は、ラテン語の(re-:後ろへ + prehendere:掴む + -ible:できる)
「後ろからガシッと掴まえて引き止めるべき」というイメージです。
「morally reprehensible behavior:道徳的に非難されるべき行為」
「find his actions reprehensible:彼の行動は非難に値すると思う」

(4)solipsistic [sòulipsístik]
【形】独我論的な、自己中心的な
語源は、ラテン語の(solus:ただ一人の + ipse:自分自身 + -istic:のような)
「存在するのは自分ただ一人」という哲学的な態度を指します。
「solipsistic world view:独我論的な世界観」
「solipsistic arrogance:自己中心的な傲慢さ」

◎ なぜ正解?

不安を煽って金儲けは資本主義の暴挙、そんな行いは?
「reprehensible:非難されるべき」が正解です。

¶ 編集記 

最初は「Incitation and monetization of fear are atrocity of capitalism. I find it totally reprehensible.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、主語が2つの要素であるため、補語は複数形にする必要がありますとのことで、これは私も書きながら、英語は確かそうだったなと思って、変だなあと感じながら書いていました。

また「恐怖の扇動」は、通常「Incitement of fear」と綴るのが一般的で、2文目の「it」が「capitalism」を指すのか「atrocity」を指すのか曖昧で、文脈的には「行為」を指すべきなので、単数・複数の整合性を取る必要がありますとのことで、その辺りも修正しました。

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