【今日の1問】上達の早い生徒の特徴?【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Receptive students often learn more quickly than unreceptive ones, not because they are _____ to teachers but because they willingly receive feedback and improve themselves.
(1)luscious (2)askew (3)tractable (4)frigid
◇ 単語の意味と解説
Receptive students often learn more quickly than unreceptive ones, not because they are tractable to teachers but because they willingly receive feedback and improve themselves.
(1)luscious [lʌ́ʃəs]
【形】(食べ物や果物が)甘くて美味しい、みずみずしい、(性的に)非常に魅力的な
語源は、中英語の(lucius:贅沢な、美味しい)
「delicious」の古い短縮形、または「lush:青々としてみずみずしい」が由来という説があります。
「果汁が溢れるほど熟していて、五感を満たすような濃厚な美味しさ」というニュアンスがあります。
「luscious peaches:みずみずしくて美味しい桃」
「luscious gardens:緑豊かな美しい庭園」
(2)askew [əskjúː]
【形】斜めに、ゆがんで
語源は、古ノルド語の(á ská:斜めに)説や、英語の(a-:〜の状態に + skew:傾く)説があります。
「a + skew」説に基づくと、古期フランス語の(eschever:避ける)が由来説があり、「eschew:~を避ける」と同語源ということになります。
「skew」は統計学の「skewness:歪度」でも使われます。
「本来まっすぐであるべきなのに、物理的にだらしなく傾いている」というニュアンスがあります。
「be slightly askew:少し曲がっている」
以下のように副詞として使われることも多いです。
「hang askew:斜めに掛かっている」
「Everything goes askew.:すべてが計画通りにいかない」
(3)tractable [trǽktəbəl]
【形】扱いやすい、従順な、素直な
語源は、ラテン語の(tractare:引っ張る、手で扱う + -able:~できる)
「引っ張れる」→「素直でコントロールしやすい、扱いやすい」というイメージです。
「a tractable child:素直で扱いやすい子供」
「a tractable problem:処理しやすい問題」
(4)frigid [frídʒɪd]
【形】極寒の、冷淡な、よそよそしい
語源は、ラテン語の(frigidus:冷たい)
「frigid air:極寒の空気」
「a frigid welcome:冷淡な出迎え」
◎ なぜ正解?
指導を素直に受け入れる学生の方が学習が早いが、それは教師に対して~だからではなく、フィードバックを自発的に取り入れて己を改善するからだ、という文脈から、「tractable:扱いやすい、従順な」が正解です。
¶ 編集記
最初は「Obedient students often learn quicker than disobedient ones, not because they are tractable to teachers but because they willingly receive feedbacks and improve themselves.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「feedback:フィードバック、意見、評価」は、不可算名詞でした。(不可算名詞か可算名詞か、非ネイティブには難しすぎます苦笑)
また口語では「learn quicker」も頻繁に使われますが、文章全体の「フォーマル感の統一」としては、副詞の正式な比較級である「learn more quickly than」を使うのがコーパス上も圧倒的な王道ルールですとのことでした。
さらに、「obedient」は、犬のしつけや、幼い子供が親の言うことを絶対的に聞くような「盲目的な従順さ」を強く連想させ、「自発的にフィードバックを受け入れて自己改善する」という知的な学生の描写に対しては、不整合が生じ、「receptive:受容力のある」などの単語を使う必要がありますとのことです。
これらを修正したのが問題文です。
◇ 正解
(3)
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※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
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内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
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全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
