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【今日の1問】前兆:augury, presage, harbinger, forerunner 【英検1級とその先へ:単語クイズ!】

◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。

While owls are regarded as _____ of misfortune in some countries, they are auspicious symbols in other nations.
(1)quandaries (2)bandits (3)portents (4)tallies








◇ 単語の意味と解説

While owls are regarded as portents of misfortune in some countries, they are auspicious symbols in other nations.

(1)quandary [kwɑ́ndəri]
【名】困惑、苦境、板ばさみ
語源は、詳しくは不明ですが、ラテン語の(quando:いつ)という説があります。 
「どのように行動すべきか」と迷う状態のことで、非常にフォーマルな響きがあります。
フランス語の「quand [kɑ̃]:いつ」はラテン語の(quando:いつ)と同語源です。
「be in a quandary about what to do:どうすべきか板挟みになる」

(2)bandit [bǽndɪt]
【名】盗賊、無法者、山賊
語源は、イタリア語の(bandito:追放された人)
「公に禁止(ban)され、追放された人」という意味です。
「BANくらった奴」というイメージですが、「bandit」は少しレトロな言葉の響きがあるようです。
「a masked bandit:覆面をした強盗」

(3)portent [pɔ́ːrtent]
【名】(不吉な)前兆、兆候
語源は、ラテン語の(por-:前へ + tendere:伸ばす) 
「前方に差し出されたもの」→「(不吉な)予兆」というイメージです。
フランス語「tendre」も同語源です。
「portent of disaster:災害の兆候」

このラテン語の「tendere:伸ばす」派生の単語には以下のようなものもあります。

「ostensible [ɑsténsəbl]:表向きの、見せかけの」(ob:前に)「提示する」
「portentous [pɔːrténtəs]:不吉な、重大な」
「contentious [kənténʃəs]:論争好きな、異論の多い」(con:共に)「引っ張り合う」
「distend [disténd]:膨張させる、膨らむ」(dis:四方に)

「tenuous [ténjuəs]:希薄な、薄い、根拠が不確かな」「引き伸ばされたもの」
これは、「tendere:伸ばす」の派生というより、ラテン語の(tenuis:薄い、細い)に由来しますが、遡っていくと共通の言葉に辿り着き、広義で「tendere:伸ばす」と同語源です。

何かの「前兆」と言う意味の名詞は以下のようなものもあります。

omen / augury
吉凶どちらもあり得る、神秘的・運命的な「予兆」
portent / presage
特に不吉、または重大な事態が起こる「前兆」
harbinger / forerunner
次にやってくる大きなものの「先触れ・前触れ」

(4)tally [tǽli]
【名】勘定、計算、記録
語源は、ラテン語の(talea:切り枝、棒) 
フランス語の「taille [tɑj]:切り込み、サイズ」とも同語源です。
昔、棒に切り込みを入れて貸借を記録した「割り符」が原義だそうで、私も今初めて知りました!
「keep a tally of the score:スコアを記録する」

◎ なぜ正解?

フクロウがある国では「不幸の〜」とみなされ、また別の国では「幸運の象徴」とされるという対比から、「前兆・兆し」を意味する「portent」が正解です。

¶ 編集記 

最初は「While owls are considered as portent of misfortune in some countries, they are lucky symbols in other nations.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「portent」は「owls」と同じ複数形が自然で、「considered as」も間違いではありませんが、よりフォーマルで洗練された英語では 「considered misfortune」か、今回のような「前兆」という言葉を導く場合は「regarded as」とする方が一般的かつ格調高い響きになりますとのことで、そこを修正しました。

また、「lucky symbols」は自然ですが、文全体のフォーマル度を一段上げるなら、後半を 「auspicious symbols:縁起の良い象徴」とすると、ハイレベルな語彙問題として非常にバランスが良くなりますとのことで、そこもAIの提案を採用しました。

できた英文は、「portents of misfortune」などが、若干、硬すぎる響きもなくはないが、決して間違いではないとのことで、今回はこの問題文にしました。

◇ 正解

(3)

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特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。

※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。

※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。

※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。

※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。

※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。

【主な参照リファレンス】

Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)

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