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【多言語読書】『霧越邸殺人事件』『薔薇の名前』『窓から逃げた100歳老人』『荒野のおおかみ』など、日・英・仏・独で楽しむ本格読書(翻訳ものあり)

2022年に私が読んだ本たち(日本語・英語・フランス語・ドイツ語)について語っていきます!

この年は、遠藤周作著「王妃 マリー・アントワネット」がとにかく面白かったです!
マリー・アントワネットの生涯を小説化したもので、歴史的事実とされていることとフィクションが混ざっているようですが、上下巻というボリュームですが一気に読んでしまったのを覚えています。

幼き日のある少年との出会い(どうも実話らしいです!)や、ダイヤモンドの首飾り事件、などなど印象的なエピソードがいっぱいで、完全に全てが実話ではないようですが、フランス革命付近の歴史の勉強にもなります。

あと、綾辻行人さんの「霧越邸殺人事件」もめちゃくちゃ面白かったです!
ある劇団が吹雪の中、人里離れた洋館に迷い込む話で、いろいろな事件が起こるのですが、とにかくこの洋館のミステリアスな雰囲気がたまらんです!
人里離れた場所で起こる話ってなんであんなにワクワクするのでしょうか?

この年はあまり洋書を読めなかったのですが、英語では、ウンベルト・エーコの「The Name of the Rose」が特に面白かったです!
原作はイタリア語で「Il Nome della Rosa:薔薇の名前」ですが、英語版で読みました。
ネタバレになってしまうといけないので詳しくは書きませんが、あの迷路のような図書館のシーンが、これまた現実と非現実が交錯するような不思議な世界に迷い込むような感覚を味わえて最高です!

また、「Misery」を読み返したのが記憶に残っています。映画も素晴らしいですが、原作は映画では描ききれなかったところまで細かく描かれていて、惹き込まれます!

フランス語で記憶に残っているのは、 なんといっても「Le vieux qui ne voulait pas fêter son anniversaire」です!
「窓から逃げた100歳老人」のフランス語翻訳版ですが、この小説のおかげで私はフランス語の勉強を続けることができました!
詳しくは、フランス語の勉強をやめずに済んだのは小説のおかげだった話に書いてあります。

ドイツ語の小説は、ヘルマン・ヘッセの「Der Steppenwolf:荒野のおおかみ」のみですが、この本は私の大好きな、そして最も再読率の高い作品です!(日本語で2回、英語で2回、ドイツ語で5回、読んでいます)

私は子供の頃から(今でも最も苦手なことです笑)、世間の「普通」を押し付けられることが辛くてしかたなかったのですが、この本に救われたところがあります。

ヘッセ作品は大体そうですが(少なくとも私にとって)、特に解決策が書いてあるわけでも、読んだからといって問題がなくなるわけでもないのですが、なぜか心が楽になります!
最近読めていないので、書いていたらまた読みたくなってきましたね。


◆ 初読

01月19日 枯木灘 ― 中上健次
01月21日 チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷 ― 塩野七生
01月25日 From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler ― E. L. Konigsburg
02月09日 星降り山荘の殺人 ― 倉知淳
02月22日 収容所から来た遺書 ― 辺見じゅん

03月06日 王妃 マリー・アントワネット 上巻 ― 遠藤周作
03月08日 王妃 マリー・アントワネット 下巻 ― 遠藤周作
03月30日 The Name of the Rose ― Umberto Eco
05月05日 虚無への供物(上) ― 中井英夫
05月20日 虚無への供物(下) ― 中井英夫

05月26日 儚い羊たちの祝宴 ― 米澤穂信
06月08日 塗仏の宴 宴の支度 ― 京極夏彦
06月18日 塗仏の宴 宴の始末 ― 京極夏彦
06月25日 史上最強の内閣 ― 室積光
06月30日 百鬼夜行 陰 ― 京極夏彦

07月14日 Kane and Abel ― Jeffrey Archer
07月17日 ぼっけえ、きょうてえ ― 岩井志麻子
07月26日 占星術殺人事件 ― 島田荘司
08月03日 The Grapes of Wrath ― John Steinbeck
08月06日 蛇行する川のほとり ― 恩田陸

08月08日 英霊の聲 河出文庫 ― 三島由紀夫
08月12日 虹果て村の秘密 ― 有栖川有栖
08月20日 寝ながら学べる構造主義 ― 内田樹
08月23日 性的人間 新潮文庫 ― 大江健三郎
08月25日 なんくるない ― よしもとばなな

08月29日 脱常識の社会学 ― ランドル・コリンズ
09月20日 Le vieux qui ne voulait pas fêter son anniversaire ― Jonas Jonasson
09月27日 八つ墓村 ― 横溝正史
10月03日 犬神家の一族 ― 横溝正史
10月18日 Thérèse Desqueyroux ― François Mauriac

10月25日 幻の女 ― ウイリアム・アイリッシュ
10月30日 ひまつぶしの殺人 ― 赤川次郎
11月13日 百器徒然袋 雨 ― 京極夏彦
11月18日 狗神 ― 坂東眞砂子
11月24日 三つ首塔 ― 横溝正史

12月06日 鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様 ― 朱川湊人
12月15日 十字屋敷のピエロ ― 東野圭吾
12月19日 幻の光 ― 宮本輝
12月23日 霧越邸殺人事件(上) ― 綾辻行人
12月25日 霧越邸殺人事件(下) ― 綾辻行人

◇ 再読

01月02日 眉かくしの霊 ― 泉鏡花
01月26日 高野聖 ― 泉鏡花
01月31日 坊っちゃん ― 夏目漱石
02月20日 Misery ― Stephen King
02月28日 Der Steppenwolf ― Hermann Hesse

03月10日 園芸家12ヵ月 ― カレル・チャペック
03月14日 Walden and Civil Disobedience ― Henry David Thoreau
04月03日 空中ブランコ ― 奥田英朗
08月16日 こころ ― 夏目漱石
12月07日 銀河鉄道の夜 ― 宮沢賢治


◆ 最後に

以上、2022年に読んだ本リストでした。

そういえば、奥田英朗さんの「空中ブランコ」も印象に残っています。
精神科医・伊良部シリーズの二作目ですが、はちゃめちゃな伊良部医師になんだかんだでみんな癒されているのが面白いです!
少なくとも私にとっては、辛い時などに読み返すと、少し心を楽にしてくれる作品です。


また、毎度のことですが、上に詳しく書かなかっただけで、素敵な作品が他にもたくさんありました。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!


各記事のヘッダーは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしています。制作者様へ、素敵な画像ありがとうございます!

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