【今日の1問】ロウソクと立候補者【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
She has _____ blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, suggesting that her eye color is a recessive trait.
(1)limpid (2)bucolic (3)incandescent (4)senescent
◇ 単語の意味と解説
She has limpid blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, suggesting that her eye color is a recessive trait.
(1)limpid [límpid]
【形】(水・空気・瞳などが)澄んだ、透明な、(文章などが)明快な
語源は、ラテン語の(limpidus:澄んでいる)
「limpid blue eyes:澄んだ青い瞳」
(2)bucolic [bjuːkɑ́lik]
【形】牧歌的な、田舎風の、のどかな
語源は、ギリシャ語の(boukolos:牛飼い)
似た言葉に「idyllic」がありますが、より「牧畜・農業」のニュアンスが強い言葉です。
「a bucolic scene:牧歌的な光景」
(3)incandescent [ìnkændésnt]
【形】白熱光を発する、まぶしい 、(感情が)激した、白熱した
語源は、ラテン語の(candere:白く光る)
「incandescent with rage:怒りで真っ白になる = 激怒する」
このラテン語の「candere:白く光る」派生の言葉は色々あり、「candle:ろうそく」は想像がつきますが、「candidate:候補者」も同語源です!
何でも、古代ローマで公職に立候補する人々は、「toga candida:輝くほど白いトーガ」を着用する伝統があったことからきているそうで、ご存じでしたか?
私は知りませんでした!(又はどこかで聞いたことがあるのにすっかり忘れていた?笑)
語源を調べていると、こうして意外な単語と単語が語源で結びついて本当に楽しい!たまらんです!
ほかにも以下のようなものがあります。
「candid:率直な」
「chandelier:シャンデリア」
「incendiary:扇動的な」(cendere:火をつける)から派生。
「incense:お香」
などなどと同語源です。
(4)senescent [sinésnt]
【形】老化の(生物学的なプロセスを指す硬い言葉)、老境に入った
語源は、ラテン語の(senex:老人)
「senior」や「senate:元老院」と同語源です。
「senescent cells:老化細胞」
◎ なぜ正解?
〜な青い目、両親の目の色との対比、そしてそれが「a recessive trait:潜性形質」という文脈から、「limpid:澄んだ」が正解となります。
¶ 編集記
最初は「She has limpid blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, which means that hers are atavistic.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、このままでも自然だが、「which means that hers are atavistic」の部分を「suggesting that her eye color is atavistic」とすると、より学術的で洗練された響きになりますとのことで、ここを修正しました。
【※ 追記 2026年5月29日】
最初は「atavistic:先祖返りの、隔世遺伝の」と書いていましたが、これは、何百万年もの間失われていた進化上の「原始的な形質」が突然現れる現象(例:クジラに後ろ脚が生えるなど)を指す際に使われる言葉で、青い瞳の色(起源自体は、約6,000年〜10,000年前だそうです)に使うのは科学的な誤りでした。
そこで、より正確に「recessively inherited:潜性遺伝(旧称:劣性遺伝)による」に修正しました。
訂正いたします。
【※ 追記 2026年6月19日】
後日、再々チェックで、ブラウザの5つのタブで開いたGeminiで問題文「She has limpid blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, suggesting that her eye color is recessively inherited.」の自然さをチェックしてもらったところ、5つ中4つは自然と答えましたが、5つ中1つが、「recessively inherited」という形で使われることはあまりないと答えました。
しかし、Google全文一致検索をかけるとたくさんヒットし、書籍検索の方でもヒットします。
不自然と言ったAIの過剰修正なのか、AIが正しいのか、確かに、ヒットするのは名詞を修飾する形で、補語としては「which is recessively inherited」という記述を確認しましたが、かなり専門的な文脈に限られるようです。
She has limpid blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, suggesting that her eye color is recessively inherited.
She has limpid blue eyes; interestingly, both of her parents have dark eyes, suggesting that her eye color is a recessive trait.
そこで、「recessively inherited」から「 a recessive trait」に変更し、再度この二つをどちらが自然ですかと、6つ目のタブで新しく開いたGeminiに聞いたところ、2番目の方が自然と答えたため、そして、念の為、先ほど自然と言った4つのタブに再度、下の例文を自然かと聞いたところ、4つ中4つがこれも自然と答えたので、これを問題文としました。
最初の例文も、間違いではないものの、若干専門的すぎるとのことでした。
◇ 正解
(1)
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本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
