nonplussed, 困惑?平然? candle と一緒に覚える、incandescent, incendiary【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
【今日の1問】ロウソクと立候補者と一部重複する解説も含まれています。
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Q1. I felt as if I were standing on a dangerous _____ when I heard the news.
(1)obfuscation (2)progeny (3)precipice (4)propensity
Q2. He is a _____ man, seemingly unemotional and reserved, but in truth, he is incredibly considerate.
(1)nonplussed (2)obdurate (3)nautical (4)stolid
Q3. The river water is so _____ and pure that you can see right to the bottom.
(1)limpid (2)bucolic (3)incandescent (4)senescent
Q4. Humans and many other animals are _____; they maintain a constant body temperature by generating internal heat.
(1)gentrifications (2)palindromes (3)lesions (4) endotherms
Q5. After starting a new life, he became increasingly _____ from his old circle of friends.
(1)antediluvian (2)prescient (3)devoid (4)estranged
【ご利用にあたっての留意事項】
※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
◇ 単語の意味と解説
Q1. I felt as if I were standing on a dangerous precipice when I heard the news.
(1)obfuscation [ὰbfʌskéiʃən]
【名】(意図的に)分かりにくくすること、曖昧化、難読化
語源は、ラテン語の(ob-:完全に + fuscus:暗い)
「真っ暗にして見えなくする」というイメージです。
政治家などが言葉巧みに真実をぼかす行為や、IT分野のプログラムコードの「難読化」などにも使われます。
「political obfuscation:政治的な煙にまく行為」
(2)progeny [prɑ́dʒəni]
【名】(集合的に)子孫全体、子供たち、(植物・動物の)子・子孫、結果
語源は、ラテン語の(pro-:前に + gignere:生む)
一人の子供だけでなく、その系統の「子孫全体」を指す、少し硬い表現です。
「a person's numerous progeny:その人の数多くの子供たち」
(3)precipice [présəpis]
【名】断崖絶壁、(破滅などの)際、窮地
語源は、ラテン語の(prae:前へ + caput:頭)
「teeter on the edge of a precipice:破滅の淵でよろめく」
フランス語でも「être au bord du précipice」と同じような意味になります。
(4)propensity [prəpénsəti]
【名】(生まれつきの)傾向、性癖
語源は、ラテン語の(pro-:前に + pendere:ぶら下がる)
「前に傾いている」→「傾向」というイメージです。
特に「好ましくないこと」を表すことが多い言葉です。
「a propensity for violence:暴力的な傾向」
◎ なぜ正解?
その知らせを聞いた時、危険な〜に立っているかのような気がした、という文脈から「precipice:絶壁」が正解です。
¶ 編集記
最初は「I felt like I was standing at the precipice of a valley when I heard the news.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「at the precipice of a valley:谷の絶壁に」という表現より「on the precipice of」とする方が一般的で力強い響きになり「valley:谷」よりも「abyss:深淵・奈落」や、単に「disaster:破滅」などを持ってくると、ニュースを聞いた時のショックがより際立つとのことで、上記の例文になりました。
【※ 追記 2026年6月6日】
問題文を「I felt as if I were standing on the precipice of a deep abyss when I heard the news.」としていましたが、再チェックしてもらったところ、「 precipice」「 deep」「abyss」とならべるのは「深い深淵の絶壁の縁」というような冗長な響きがあるとのことで、「on the precipice of a deep abyss」をシンプルに「on a dangerous precipice」と変更しました。
Q2. He is a stolid man, seemingly unemotional and reserved, but in truth, he is incredibly considerate.
(1)nonplussed [nɑnplʌ́st]
【形】途方に暮れた、ひどく当惑した
語源は、ラテン語の(non:ない + plus:それ以上)
「これ以上ムリ」というイメージです。
「be nonplussed by the unexpected question:予期せぬ質問に当惑する」
ちなみに、最近、アメリカ英語ではネイティブでも「平然としている:unperturbed」という正反対の意味で誤用されることが増えているそうです。
ネイティブでも間違えるんですね!
日本語でいう、「煮詰まる(機が熟す)」「姑息な(その場しのぎの)」「だらしない(しだらがない)」みたいなものでしょうか?
と、AIに聞いてみたところ、誤用から定着へ、今ちょうど過渡期といったところのようです。
(2)obdurate [ɑ́bdjərət]
【形】(頑固で)説得に応じない、冷酷な、頑なな
語源は、ラテン語の(ob-:に対して + durus:硬い)
心が硬く閉ざされているイメージです。
「durable:耐久性のある」と同語源です。
「obdurate refusal:頑なな拒絶」
「obdurate defense:頑強な防衛」
「remain obdurate to all pleas:あらゆる懇願に対して頑ななままでいる」
(3)nautical [nɔ́ːtikəl]
【形】航海の、船乗りの、海上の
語源は、ギリシャ語の(nautes:船乗り)
「astronaut:宇宙飛行士 = 宇宙の船乗り」も(-naut)が同語源です。
辞書を引くと船の用語には「nautical」とよく出ていますので、英英辞典をよく引く方にはなじみのある言葉ではないでしょうか?
「nautical mile:海里」
ちなみに、「nausea:吐き気」、フランス語では「nausée」も同語源です。
もともとは「船酔い(船乗りの病気)」を指す言葉でした。
これを書いていて、ずいぶん前に読んだ(読書歴をみると2016年05月05日読了となっていて、10年前でした!)、サルトルの「La Nausée:嘔吐」がまた読みたくなってきました。
どうでもいいことですみません笑
(4)stolid [stɑ́lid]
【形】(感情を表に出さず)鈍感な、無感動な、冷静な
語源は、ラテン語の(stolidus:鈍い、愚かな、動かない)
もともとは「鈍い、無関心、冷酷な」というネガティブなニュアンスがありますが、「動じない」「感情に流されない」というポジティブなニュアンスでも現代では多く使われます。
「stolid face:無表情な顔」
「stolid character:寡黙で実直な性格」
◎ なぜ正解?
「unemotional and reserved」な人をどう形容するかというと「stolid」です。
一見「obdurate」も入りそうではありますが、この単語は強い否定的なニュアンスがあり、例文の人物は実際は「incredibly considerate」なので、やはり「悪い意味での鈍感さ」にも「良い意味での感情に流されない」の意味にもなる「stolid」の方が適切です。
¶ 編集記
最初は「He is a stolid man who is not so demonstrative but actually very considering.」と書いていたのですが、AIに添削してもらって基本的なミスに気づきました笑 「considering」ではなく「considerate」ですね。こんな初歩的なミスをしてしまうとは苦笑
「considering:〜を考慮すると」という前置詞・接続詞と、「considerate:思いやりのある」という形容詞と、私のように混同しないようにお気をつけくださいませ。
また「demonstrative」も良いですが「stolid:感情を表に出さない」という言葉と並べるなら、「unemotional」や「reserved」などを使うと、より「一見ぶっきらぼうだが実は……」というニュアンスが強調されるとのことで、上記の例文になりました。
Q3. The river water is so limpid and pure that you can see right to the bottom.
(1)limpid [límpid]
【形】(水・空気・瞳などが)澄んだ、透明な、(文章などが)明快な
語源は、ラテン語の(limpidus:澄んでいる)
「limpid blue eyes:澄んだ青い瞳」
(2)bucolic [bjuːkɑ́lik]
【形】牧歌的な、田舎風の、のどかな
語源は、ギリシャ語の(boukolos:牛飼い)
似た言葉に「idyllic」がありますが、より「牧畜・農業」のニュアンスが強い言葉です。
「a bucolic scene:牧歌的な光景」
(3)incandescent [ìnkændésnt]
【形】白熱光を発する、まぶしい 、(感情が)激した、白熱した
語源は、ラテン語の(candere:白く光る)
「incandescent with rage:怒りで真っ白になる = 激怒する」
このラテン語の「candere:白く光る」派生の言葉は色々あり、「candle:ろうそく」は想像がつきますが、「candidate:候補者」も同語源です!
何でも、古代ローマで公職に立候補する人々は、「toga candida:輝くほど白いトーガ」を着用する伝統があったことからきているそうで、ご存じでしたか?
私は知りませんでした!(又はどこかで聞いたことがあるのにすっかり忘れていた?笑)
語源を調べていると、こうして意外な単語と単語が語源で結びついて本当に楽しい!たまらんです!
ほかにも以下のようなものがあります。
「candid:率直な」
「chandelier:シャンデリア」
「incendiary:扇動的な」(cendere:火をつける)から派生。
「incense:お香」
などなどと同語源です。
(4)senescent [sinésnt]
【形】老化の(生物学的なプロセスを指す硬い言葉)、老境に入った
語源は、ラテン語の(senex:老人)
「senior」や「senate:元老院」と同語源です。
「senescent cells:老化細胞」
◎ なぜ正解?
川の水が底まで見通せるのなら「limpid:澄んでいる」しかありません。
¶ 編集記
最初は「The water of the river is so limpid and clean that you can actually drink it.」と書いていましたが、AIに自然な英文かと聞くと、「limpid」自体に「不純物がない」という意味が含まれるため、「crystal clear」や「pure」といった語と組み合わせるか、文構造を少し整理するとより洗練され、「飲める」という実用的な話も良いですが、「limpid」は視覚的な「透明度」を強調する語なので、「see right to the bottom:底まで見える」という描写にする方が、単語の持ち味が最大限に引き出されるとのことで、上記の例文になりました。
ここから先は

英検1級とその先へ:単語クイズ!(非公式)
私(非公式・個人)が思いついたままに書いた例文をすべてAI(Google Gemini)にネイティブチェックしてもらい推敲を重ねた、1記事…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
