【今日の1問】on the + wagon, dot, ball, mend?【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
She is an exceptionally capable professional who remains _____ even in the most difficult situations.
(1)on the wagon (2)on the dot (3)on the ball (4)on the mend
◇ 単語の意味と解説
She is an exceptionally capable professional who remains on the ball even in the most difficult situations.
(1)on the wagon [ɑn ðə wǽɡən]
【句】禁酒して(いる)、酒を断って(いる)
語源は、20世紀初頭のアメリカの禁酒運動で、お酒ではなく、「water wagon:水撒き車」の水を飲むと誓ったことに由来するそうです。
「go on the wagon:禁酒を始める」
対義語は「off the wagon:禁酒に失敗して再び飲み始める」
(2)on the dot [ɑn ðə dɑ́t]
【句】時間通りに、きっかりに
語源は、時計の文字盤にある「dot:点」という説があり、時計の針がその点をピッタリ指していることから、「定刻通り」という意味になった言われています。
「at 7 o'clock on the dot:7時きっかりに」
「arrive on the dot:時間通りに到着する」
ドイツ語の「auf den Punkt:点の上に」も、英語と同じ発想で「ぴったり」を意味することがあります。
(3)on the ball [ɑn ðə bɔ́ːl]
【句】有能な、状況を把握して機敏な、抜かりない
語源は、スポーツで常にボールの動きに集中している様子から「有能だ」という意味になったという説があります。
「be on the ball:抜かりがない」
「stay on the ball:油断なく機敏に動く」
(4)on the mend [ɑn ðə ménd]
【句】(病気や事態が)快方に向かって、回復して
語源は、動詞の(mend:修繕する、直す)
病気だけでなく、経済や人間関係の修復にも使われます。
「be on the mend:快方に向かっている」
◎ なぜ正解?
彼女は非常に優秀なプロで、困難な状況でも〜である、という文脈から「on the ball:状況を把握して抜かりない」が正解です。
¶ 編集記
最初は「She is a very capable player and even in difficult situations, always on the ball.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「and」で繋ぐよりも、関係代名詞でどういう選手かを説明し、また、ビジネスやスポーツの文脈であれば、「stays:~の状態を維持する」を補うことで、「困難な状況でも、常に冴えている」というニュアンスが強調され、ネイティブにとって自然な響きになりますとのことで、これらを修正しました。
ちなみに、「remains」を使うと、この単語は「(静かに・変化なく)~のままでいる」という意味合いが強い動詞なので、「常に状況を把握してアクティブに(機敏に)動いている、頭が冴えている」というニュアンスを持つ「on the ball」と組み合わせると、ネイティブにとっては「静的な動詞(remain)と、動的なイディオム(on the ball)が衝突している」ような、ちぐはぐで不自然な響きに聞こえてしまいます、などと言われましたが、後日、また確認すると、これはAIの間違いとのこと笑
というわけで、実際は「remain」も普通に使われています。
上記のように、基本単語の組み合わせが、実は意外と難しいです。
そして、それはAIも同じなようです!
こういうフレーズは、AIの出力にミスが多くて(今までで一番ミスが多かった)、何度もチェックしては修正したため、大変でした笑
だからこの「編集記」には「とのこと」という言葉で説明させていただいております。
記事を書いた時点で確認し、noteの下書きにする時にまた確認し、投稿する時にさらに確認しておりますが、それでも、私も、AIの嘘に気づけない時もあるかもしれませんので。
【※ 追記 2026年6月19日】
後日、問題文「She is an exceptionally capable player who, even in the most difficult situations, stays on the ball.」をAIと再チェックしたところ、スポーツ選手に使うと、実際にボールを追っているのか、有能なという意味なのか、どちらか分からなくなるので、改善の余地ありとのことです。
そして何より「stay on the ball」は文字通り「ボールをキープし続ける」「ボールから目を離さない」という意味で、「有能な」という意味で使うのは誤用と言われましたが、これもAIの嘘のようです。
上述のように、私は一番最初は「is」にしていたのですが、「stays」を勧められ、「remains」は間違いだと言われ、この後日の再チェックでは「remains」を勧められるという、「どっちやねん!」という状況です笑
そこでいろいろ微調整をし、「She is an exceptionally capable professional who remains on the ball even in the most difficult situations.」として、ブラウザで6つのタブで開いたGeminiにチェックしてもらったところ、6つ中5つは自然と答えたのですが、6つ中1つが、前半が若干フォーマルな響きがあるのに、後半が若干カジュアルな響きなので、間違いとまでは言えないが、若干の落差があると答えました。
この微調整は、何度も繰り返し、何度もAIの出力がばらけるので、こうした口語表現は、少なくともいま現在は、AIにとっても苦手分野なのかもしれませんね。
今回は、ブラウザで6つのタブで開いたGeminiの、6つ中5つが自然と言った「She is an exceptionally capable professional who remains on the ball even in the most difficult situations.」を採用し、問題文としておきます。
まとめると、以下のようになります。
(念の為に、また別に5つの新しいタブでGeminiを開いて以下の内容を確認し、5つ中5つが正確と答えました)
「remain」は、静的な動詞だから、動的な「on the ball」と衝突する
これは完全に間違いで、いわゆるAIハルシネーション
「is on the ball」
辞書にも載っている、一番、無難な表現
「stays on the ball」
「有能」という意味でネイティブでも使う人はいるので完全な間違いではない(これを誤用と言ったのもAIハルシネーション)が、実際に「ボールをキープし続ける」「ボールから目を離さない」という意味に捉えられるので、「球技のスポーツ選手が有能」という意味では避けた方が無難
「remains on the ball」
「有能」という意味で実際に使われているが、応用形で、若干フォーマルな響きを持つ
つまり今回の修正は、間違いではないものの、スポーツ選手が有能という文脈で「stays on the ball」を使うと、文字通りの意味なのか、比喩なのかが分かりにくかったため、「professional」に変更して、比喩であることを、よりはっきりさせた、ということになります。
◇ 正解
(3)
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特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
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※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
