ethic or ethics, work ethic or work ethics【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
【今日の1問】日本市場への進出と一部重複する解説も含まれています。
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Q1. Her work ethic is completely _____ with the company's mission statement.
(1)extant (2)congruent (3)palatable (4)gory
Q2. _____ of the war have been felt in the global economy; the rising price of oil has had a significant impact.
(1)Escapades (2)Gentries (3)Reverberations (4)Pathogens
Q3. Is punishment an effective deterrent to crimes of moral _____ such as fraud and embezzlement?
(1)turpitude (2)heyday (3)dole (4)foray
Q4. This new policy is expected to _____ the country from an economic crisis.
(1)incinerate (2)subjugate (3)dissipate (4)extricate
Q5. He seems outwardly _____ and rarely shows emotion; in reality, he is deeply passionate and devoted to his family.
(1)ingratiating (2)phlegmatic (3)gargantuan (4)culpable
【ご利用にあたっての留意事項】
※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
◇ 単語の意味と解説
Q1. Her work ethic is completely congruent with the company's mission statement.
(1)extant [ékstənt]
【形】(書類や建物などが)現存している、実在する
語源は、ラテン語の(ex-:外に + stare:立つ)
「周囲から飛び出して立っている」→「目に見える形で残っている」というイメージで、古風で格調高い響きのある言葉です。
「the oldest extant manuscript:現存する最古の原稿」
「extant species:現存する種」
(2)congruent [kəŋgrúːənt]
【形】(~と)一致する、適合する、(数学の図形が)合同の
語源は、ラテン語の(con-:共に + gruere:集まる、一致する)と言う説があります。
この説に基づくと、「みんなで一箇所に集まる」というイメージから、「ぴったり息が合う」「一致する」という意味になったようです。
名詞形は心理学で「自己一致:Self-congruence」という形でもよく使われます。
「be congruent with the company's values:会社の価値観と一致している」
「congruent triangles:合同三角形」
(3)palatable [pǽlətəbl]
【形】(食べ物や飲み物が)口に合う、美味しい、(提案や考えが)受け入れやすい
語源は、ラテン語の(palatum:口蓋)
「a palatable solution:受け入れられる解決策」
「find the proposal palatable:その提案を受け入れやすいと感じる」
「make something more palatable:~をより受け入れやすくする」
(4)gory [gɔ́ːri]
【形】血なまぐさい、血みどろの、残酷な
語源は、古英語の(gor:泥、汚物、凝固した血)
元々は血ではなく「泥」や「動物の内臓、汚物」を指す言葉だったのが、戦場などで飛び散った「ドロドロの血」を指すようになり、現代では映画のスプラッターシーンなどを表す言葉として定着しました。
「a gory horror movie:血なまぐさいホラー映画」
「go into gory details:生々しく残酷な詳細まで話す」
◎ なぜ正解?
彼女の労働倫理観はこの会社の理念と完璧に〜、という文脈から「congruent:調和している」が正解です。
¶ 編集記
最初は「Her genial nature is completely congruent with this position of customer service.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「congruent」は理論や事実が一致するという意味で、「人の性格」と「職務」と相性がいいという文脈で使うとかなり不自然とのことで、彼女の労働倫理観がこの会社の理念と一致している、という文に変えました。
#46のQ2でも間違えたのですが、あの時は家具と壁紙などの調和という文脈で使ったので、今度は性質と職業という文脈で使ってみたのですが、これもまた不自然のようです。
ただ「調和する」とだけ覚えていては、読む分にはいいけど、書くとなると不十分である典型的な例ですね。
後日、初稿時に完成していた問題文「Her work ethics are completely congruent with the company's mission statement.」を再チェックすると、「個人の労働倫理」は、通常「work ethic」と単数形が使われるとのことでした。
複数形にしても決して間違いとまでは言えないようですが、個人の労働倫理は「work ethic」が一般的のようです。
ですが、単に「倫理観」であれば「ethics」と複数形の方が一般的のようです。
非ネイティブの私にはムズすぎる「単数・複数の壁」またしても!という感じです笑
もう決まり文句として覚えてしまうのが一番のようですね。
上記の点を修正した「Her work ethic is completely congruent with the company's mission statement.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiにチェックしてもらったところ、5つ中5つが自然と答えたので、これを問題文としました。
Q2. Reverberations of the war have been felt in the global economy; the rising price of oil has had a significant impact
(1)escapade [éskəpèid]
【名】(羽目を外した)いたずら、無軌道な行動、とっぴな行動
語源は、スペイン語の(escapar:逃げる)
ラテン語の(ex-:外へ + cappa:マント)が由来とされています。
「(規則や日常から)逃げ出すこと」というイメージです。
「his youthful escapades:彼の若気の至りのいたずら」
「one’s latest escapade:〜の(また始まったお騒がせな)最近の奇行」
(2)gentry [dʒéntri]
【名】紳士階級、上流階級、(集合的に)特定の人々
語源は、古フランス語の(gentil:高貴な、生まれの良い)
中世ヨーロッパで貴族のすぐ下の階層(地主階級)を指す言葉でした。
「gentleman」と同語源です。
社会学などの分野で、「gentrification(ジェントリフィケーション):上流階級が流れ込み、地方が高級化して、特に元々住んでいた人たちが追い出される現象」としても頻出です。
「the landed gentry:地方の地主階級」
「the local gentry:地元の名士たち」
(3)reverberation [rivə̀ːrbəréiʃən]
【名】(事件などの)深刻な影響、余波、(音の)反響、残響
語源は、ラテン語の(re-:後ろに、再び + verberare:叩く)
「鞭などで打ったものが激しく跳ね返る」というイメージです。
「reverberations of the scandal:スキャンダルの余波」
「feel the reverberations:その余波を受ける」
(4)pathogen [pǽθədʒən]
【名】病原体
語源は、ギリシャ語の(pathos:苦痛、病気 + -gen:生み出すもの)
「病気を生み出すもの」という意味です。
「a deadly pathogen:致命的な病原体」
「spread of pathogens:病原体の拡散」
◎ なぜ正解?
戦争の〜が世界経済で感じられた?
「reverberation:余波、深刻な影響」が正解です。
¶ 編集記
最初は「Reverberations of global warming have inflicted serious problems on the future of the world.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「reverberation」と「inflict」は一緒には使わず、また「reverberation」自体に深刻な影響という意味があるので、「serious problems」と続けると、トートロジー気味で冗長とのことで、「Reverberations of the war have been felt in the global economy; the rising price of oil has a significant impact.」と言う例文に変更しました。
後日、初稿時に完成していた問題文「Reverberations of the war have been felt in the global economy; the rising price of oil has a significant impact.」を再チェックすると、前半が現在完了形なのに後半が現在形なのは、すわりの悪さがあるとのことでした
ここを修正した「Reverberations of the war have been felt in the global economy; the rising price of oil has had a significant impact.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiにチェックしてもらったところ、5つ中5つが自然と答えたので、これを問題文としました。
Q3. Is punishment an effective deterrent to crimes of moral turpitude such as fraud and embezzlement?
(1)turpitude [tə́ːrpətjùːd]
【名】(道徳的)卑劣、背徳、下劣な行為
語源は、ラテン語の(turpis:醜い、恥ずべき + -tude:性質、状態)
「道徳的に醜いこと」というイメージです。
「moral turpitude:道徳的背徳行為」
「the turpitude of his character:彼の性格の下劣さ」
(2)heyday [héidèi]
【名】全盛期、全盛、華やかな時代
語源は、中世英語の(heyda:喜びの叫び、驚き)
「やったぜー!な叫び」というイメージです。
「in one's heyday:~の全盛期に」
「the heyday of the Roman Empire:ローマ帝国の全盛期」
(3)dole [dóul]
【名】(政府からの)失業手当、救済金、施し
語源は、古英語の(dal:分け前、部分)
「分配された自分の取り分」という意味から、現代では特にイギリスで、失業手当を指すスラングに近い言葉としてよく使われます。
「be on the dole:失業手当をもらっている」(主に、英・豪)
(4)foray [fɔ́ːrei]
【名】(他分野への)進出、短期間の試み、急襲、略奪
語源は、古フランス語の(forrer:餌を探し回る)
「馬の餌(fodder)を求めて敵陣を荒らし回る」という意味でしたが、現代では「新しい分野にちょっと足を踏み入れてみる(進出する)」という前向きなニュアンスで使われます。
「make a foray into politics:政治の世界に進出する」
「a successful foray into the Asian market:アジア市場への進出の成功」
◎ なぜ正解?
処罰は〜に対する効果的な抑止力になるだろうか?という文脈から、「〜」に入るのは「turpitude:背徳」が正解です。
¶ 編集記
最初は「Is punishment an effective deterrent to moral turpitude such as adultery and prodigality?」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「moral turpitude」は明確に犯罪行為を指す場合が多く、多くの国では民法上の問題である「adultery:姦通、不倫」や「prodigality:浪費」は該当せずとのことです。
これは私も書いていて、「moral turpitude」って何を指すんだろう、と思いながら、純潔・清貧を善とするキリスト教のイメージから、その反対のことを書いてみたのですが、「moral turpitude」という言葉には当てはまらないようです。
そこで、問題文のように修正しました。
ここから先は

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