【今日の1問】リストを絞り込む【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Although more than one hundred people applied for the job, we have _____ the list down to three candidates.
(1)winnowed (2)tousled (3)assuaged (4)smelted
◇ 単語の意味と解説
Although more than one hundred people applied for the job, we have winnowed the list down to three candidates.
(1)winnow [wínou]
【他】(~を)ふるい分ける、選別する
語源は、古英語の(wind:風)
もともとは「風を当てて籾殻(もみがら)を吹き飛ばし、良い穀物だけを残す」という農業用語だそうです!私も初めて知りました。
そこから、「厳選する」という意味になったようです。
「winnow the truth from falsehood:嘘から真実を見分ける」
「winnow down the list:リストを絞り込む」
「winnow down the candidates:候補者を絞り込む」
(2)tousle [táuzl]
【他】(髪などを)くしゃくしゃにする、乱す
語源は、低地ドイツ語の(tūsen:引っ張る)という説があります。
日常的でユーモラスな響きを持つ語です。
「tousled hair:くしゃくしゃの髪」
(3)assuage [əswéidʒ]
【他】(苦痛・怒り・不安などを)和らげる、なだめる
語源は、ラテン語の(ad:~へ + suavis:甘い、心地よい)
「心地よい状態へ」というイメージで、心に寄り添って「なだめる」ニュアンスが強いです。
英語の「suave:洗練された(時に不誠実なまでに)」は不信感を含むケースがありますが、フランス語の「suave:心地よい、甘い」はポジティブな意味です。
「assuage fears:恐怖を和らげる」
「assuage guilt:罪悪感をなだめる」
「assuage concerns:懸念を和らげる」
assuage:心の中のザワザワ(不安・怒り・渇き)をなだめる。
alleviate:痛みや貧困、渋滞などの「負担」を軽減する。
mitigate:損害やリスクなどの「深刻さ」を和らげる。
(4)smelt [smélt]
【他】(鉱石を)溶かして精錬する
語源は、中世オランダ語の(smelten:溶ける)という説があります。
「smelt iron ore:鉄鉱石を精錬する」
ドイツ語の「schmelzen:溶ける、溶かす」も同語源です。
◎ なぜ正解?
百人以上の応募者がいたが、三人の候補者にまでリストを?
「winnow down:〜を絞り込む」が正解です。
¶ 編集記
最初は「The police officer makes it his rule to meet and talk to as many people as possible in order to winnow out the truth from lies.」と書いていて、AIに添削してもらったところ、「嘘」という抽象概念全般ではなく、「警察が容疑者や関係者から聞いた(具体的な個々の)嘘」という文脈を指すため、最後にある「winnow out the truth from lies」は、「winnow out the truth from the lies」または「winnow the truth from the lies」と、「lies」に定冠詞をつけるのがネイティブにとって最も自然とのことで、そこを修正しました。
後日、初稿時の問題文「The police officer makes it his rule to meet and talk to as many people as possible in order to winnow the truth from the lies.」を再チェックしたところ、「make it one’s rule」より、「makes it a point to」「always tries to」の方が自然ですとのことでした。
そしてなにより、「winnow the truth」は非常に文学的な表現で、この文脈には適さないとのこと。
そこで問題文を「Although more than one hundred people applied for the job, we have winnowed down to three candidates.」に書き換え、AIにチェックしてもらうと、目的語が抜けていることに気づきました。「the list」などを入れるのが自然です。
ここを修正した「Although more than one hundred people applied for the job, we have winnowed the list down to three candidates.」を、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに再チェックしてもらったところ、5つ中5つがこれなら修正の必要なしと答えたので、これを問題文としました。
◇ 正解
(1)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
