【今日の1問】「カプセルに包む」と聞いて思い浮かぶのは?【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
To _____ the essence of the novel, one could describe it as a classic tale of a young protagonist who liberates the realm from a tyrannical ruler.
(1)dethrone (2)wheedle (3)entomb (4)encapsulate
◇ 単語の意味と解説
To encapsulate the essence of the novel, one could describe it as a classic tale of a young protagonist who liberates the realm from a tyrannical ruler.
(1)dethrone [diθróun]
【他】(王などを)退位させる、(王者などを)引きずり下ろす
語源は、ラテン語の(de:離れて + thronus:王座)
「throne:王座」から引き離すイメージです。
「dethrone the king:王を退位させる」
「dethrone the defending champion:ディフェンディングチャンピオンを引きずり下ろす」
フランス語の「détrôner:退位させる」も同語源です。
(2)wheedle [wíːdl]
【他】(甘言で)~を言いくるめる、~を(おだてて)手に入れる
語源は、ドイツ語の(wedeln:尾を振る)という説があります。
犬がしっぽを振って飼い主に媚びるようなイメージです。
語源を調べていると改めて、「w」で始まる単語はゲルマン語系が多いなあと思います。
「wheedle someone into doing:人をおだてて〜させる」
「wheedle information out of someone:人から言葉巧みに情報を聞き出す」
(3) entomb [intúːm]
【他】~を墓に埋葬する、~を中に閉じ込める(埋没させる)
語源は、ラテン語の(in-:中に + tumba:墓)
「tomb:墓」の中に納めるイメージです。
「be entombed in the ruins:廃墟の下敷きになって閉じ込められる」
「entomb the dead:死者を埋葬する」
(4)encapsulate [inkǽpsəlèit]
【他】~を要約する、カプセルに包む
語源は、ラテン語の(en:中に + capsula:小さな箱、カプセル)
「encapsulate the essence of:〜のエッセンスを要約する」
「encapsulate the gist of:〜の要点を凝縮する」
余談ですが、私は「カプセルに包む」と聞いて真っ先に思い浮かべていたのは「タイムカプセル」ですが、最近は、「ナノボットが大量に入ったカプセル」を思い浮かべるようになってきました。
ナノボットが毎日細胞のダメージを修復してくれる未来、早く来て欲しいです!
◎ なぜ正解?
その小説のエッセンスを〜するならば、という文脈から「encapsulate:〜を要約する」が正解です。
¶ 編集記
最初は「To encapsule the gist of the novel, it is a story of a young man who saves the world from an evil king.」と書いていて、AIに添削してもらったところ、「encapsulate」のつもりが「encapsule」になっていること、またこの文では、「物語が要約する」ことになってしまうことに気づきました笑
「懸垂不定詞:Dangling Infinitive」と呼ばれる、避けるべきミスの一つです。
そして、「encapsulate」は、非常に硬い単語なのに対し、他の単語が全部カジュアルすぎるので、「To encapsulate the essence of the novel, one could describe it as a classic tale of a young protagonist who liberates the realm from a tyrannical ruler.」のように、多くをよりフォーマルな単語に修正する必要があるとのことで、これを、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiにチェックしてもらったところ、5つ中5つが自然との答えたので、これを問題文としました。
◇ 正解
(4)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
※ 本コンテンツについて
本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
