【今日の1問】エンタメ、コンテンツ、大陸、テニス、全部同語源【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Due to his _____ refusal to admit his mistake, the situation has severely deteriorated.
(1)pertinacious (2)devout (3)replete (4)insidious
◇ 単語の意味と解説
Due to his pertinacious refusal to admit his mistake, the situation has severely deteriorated.
(1)pertinacious [pə̀ːrtinéiʃəs]
【形】頑固な、執拗な、粘り強い
語源は、ラテン語の(per-:完全に + tenere:保持する)
「一度つかんだら放さない」という強烈なイメージです。
「不屈の精神」「自分の意見を絶対曲げない」というポジティブ・ネガティブ両面の響きがあります。
「pertinacious critic:執拗な批判者」
このラテン語の「tenere:保持する」由来の単語は多く、以下のようなものがあります。
「entertainment:娯楽」(inter:間に + tenere)「人の心を、その場に(間に)繋ぎ止めておく」こと
「contain」(con-:共に + tenere)「共に保持する」→「含む」
「continent:大陸」ひと塊に繋がっている場所
「maintain」(manu:手で + tenere)「手で持ち続ける」→「維持する」「整備する」
「obtain」(ob-:徹底的に + tenere)(「ob-」は、「〜に向かって」「〜に対して」「強意」などなど諸説あります)「努力して保持しようとする」→「手に入れる、獲得する」
「detain」(de-:離して + tenere)「どこかへ行かないように保持する」→「拘留する」
「sustain」(sub-:下から + tenere)「下から保持する」→「持続させる」
「tenant」「保持している人」→「(不動産などを)借りている人、店借人」
「tenet:教義、信条」(集団が)正しいと持ち続けている考え
ちなみにフランス語の「tenir」も一緒で、テニスも同語源。
「tennis」はフランス語「tenir」の命令形「tenez:受けてみろ!」が由来です。(他説もあるようです)
(2)devout [diváut]
【形】敬虔な、(願望などが)強い、切実な
語源は、ラテン語の(devovere:誓いを捧げる)
「devote:捧げる」も同語源です。
「devout hope:切実な願い」
(3)replete [riplíːt]
【形】豊富な、満ち足りた、完備した
語源は、ラテン語の(re-:再び + plere:満たす)
「complete」「plenty」、フランス語の「plein:いっぱいの」も同語源です。
「be replete with examples:実例が豊富である」
「be abundant in」もほぼ同義ですが、「replete」はパンパンに詰まったイメージです。
(4)insidious [insídiəs]
【形】(病気などが)潜行性の、知らないうちに進行する、狡猾な
語源は、ラテン語の(in-:中に + sedere:座る)
「insidious disease:潜行性の疾患」は頻出です。
◎ なぜ正解
自分のミスを認めない彼の〜な拒否により、状況が深刻に悪化した、という文脈から「pertinacious:頑なな」が正解です。
¶ 編集記
最初は「His long pertinacious efforts finally rewarded him when he won the sport competition; he had practiced at least 6 hours every day for more than 10 years.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「Efforts」を主語にするなら「rewarded」よりも「paid off」が一般的で、また「sport」を形容詞的に使う場合は「sporting」とするのが一般的で、また、陸上などの競技であれば「athletic」がよりフォーマルで適切ですとのことで、これらを修正しました。
私も書きながら、なんか変だなと思いながら、「自分が知らないだけでこういう言い方もするのかもしれないな」と思い、違和感のあるまま、AIにぶつけてみましたが、やはり不自然とのことでした笑
また「for more than 10 years」は少し口語的すぎるので、「for over a decade」とした方が、「pertinacious」という強く硬い言葉とフォーマル感が合うとのことで、ここも修正しました。
【※ 追記 2026年6月6日】
「His long pertinacious efforts finally paid off when he won the sporting competition; he had practiced at least 6 hours every day for over a decade.」という問題文にしていましたが、後日、記事を再チェックし始めたところ、「pertinacious」は、ネガティブなニュアンスが強い言葉で、この文は、不自然とのことでした。
そして、10回目くらいに書き直した、「With his pertinacious refusal to admit his mistake, the situation has deteriorated.」でやっと、前の文章よりかは、はるかに自然だと言われ、「With」を「Due to」に、「deteriorated」の前に「severely」を補えば、「pertinacious」という非常に硬い言葉との整合性がとれるとのことでした。
何度も書き直しては、何度も不自然だと言われ苦笑、この単語はまさに「pertinacious」でした苦笑
◇ 正解
(1)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
