【今日の1問】形容詞:やんちゃシリーズ【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Many people are surprised that the _____ boy has become a decent and considerate young man; as a child, he was unbelievably noisy and rowdy.
(1)impecunious (2)surreptitious (3)obstreperous (4)nefarious
◇ 単語の意味と解説
Many people are surprised that the obstreperous boy has become a decent and considerate young man; as a child, he was unbelievably noisy and rowdy.
(1)impecunious [ìmpikjúːniəs]
【形】(慢性的に)無一文の、金欠の
語源は、ラテン語の(im-:ない + pecunia:お金)
「pecunia」は「pecus:家畜」に由来し、大昔は家畜が資産だったことから来ています。
「impecunious artist:無一文の芸術家」
(2)surreptitious [sə̀rəptíʃəs]
【形】こそこそした、内密の、不正な
語源は、ラテン語の(sub-:下から + rapere:ひったくる)
「下からひったくる」→「人目を盗んで」の意味になりました。
「cast a surreptitious glance:こっそり盗み見する」
(3)obstreperous [əbstrépərəs]
【形】騒々しく手に負えない、やかましい
語源は、ラテン語の(ob-:~に対して + strepere:音を立てる)
「obstreperous children:騒がしく手に負えない子供たち」
ちなみに、他に、「騒々しさ・生意気さ・厚かましさ」を表す「形容詞:やんちゃシリーズ」は以下のようなものがあります。
「boisterous [bɔ́istərəs]:陽気に騒がしい、荒っぽい」
「rambunctious [ræmbʌ́ŋkʃəs]:やんちゃすぎて収拾がつかない(米口語)」
「impish [ímpíʃ]:小悪魔のような、いたずら好きな」
「audacious [ɔːdéiʃəs]:大胆不敵な、厚かましい」
「temerarious [tèmərέəriəs]:無鉄砲な、向こう見ずな」
(4)nefarious [nifέəriəs]
【形】邪悪な、極悪非道な
語源は、ラテン語の(ne-:ない + fas:神法・正しいこと)
「神の法に背いた」という道徳的に極めて悪質なニュアンス。
「nefarious activities:悪質な活動、不法行為」
ちなみに、「名探偵コナン」の英語版「Case Closed」では、黒の組織の二人が「nefarious men in black」というふうに記述されて紹介されています。
まさに「nefarious」な二人ということで、「黒の組織」を思い浮かべると、この単語が覚えやすいかもしれません。
(出典:VIZ Media版『Case Closed』 著:Gosho Aoyama)
◎ なぜ正解?
その〜な少年が、礼儀正しく思いやりにあふれた青年になったことに多くの人が驚いている。子供の頃は、信じられないほどうるさく乱暴だった、という文脈から「obstreperous:騒々しく手に負えない、やかましい」が正解です。
「surreptitious」は、「コソコソと人目を盗んで」というニュアンスで、この文脈では、この少年は「堂々とやんちゃ」という感じなので、合わず、
「nefarious」は、「神の法に背いた」という道徳的に極めて悪質なニュアンスがあり、ヤンチャな子供を指す言葉としては強すぎて、この文脈には合いません。
¶ 編集記
最初は「 Man people are surprised that the obstreperous boy has become a descent and considerate young man.」と書いていて、AIに添削してもらったところ、スペルミスが二箇所ありました。「Many」が「Man」に、「decent」が「descent」になっていました。ちゃんと打ったつもりだったのですが・・・笑
さらに、「obstreperous」を正解とする必然性を高めるために、「as a child, he was unbelievably noisy and rowdy.」という文を加えました。
◇ 正解
(3)
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※ 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
