Dur:長調=硬い, Moll:短調=柔らかい【英検1級とその先へ:単語クイズ!】
【今日の1問】南国の写真とwikiwikiと一部重複する解説も含まれています。
◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。
Q1. The bonfire had already been extinguished; however, a few _____ still smoldered in the ashes.
(1)paupers (2)profanities (3)embers (4)entourages
Q2. The employees have been on strike; they claim that the company’s compensation structure is unacceptably _____.
(1)goofy (2)inequitable (3)dour (4)salubrious
Q3. With international trade so unstable and the price of oil soaring, many companies are on the verge of _____.
(1)roving (2)waddling (3)salivating (4)foundering
Q4. This novel is so _____ that it is difficult to comprehend; in fact, it contains numerous technical terms and ambiguous euphemisms.
(1)abstruse (2)pensive (3)resplendent (4)mendicant
Q5. The agitators _____ discontent among a populace dissatisfied with the government’s measures.
(1)doused (2)tarnished (3)irked (4)fomented
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本コンテンツは一個人である著者独自の制作物であり、各種検定試験から公式に承認を受けたものではありません。特定の試験の合格を保証するものでもありませんが、学習の補助教材として本気で内容を磨き上げています。
※ 出題範囲について
特定の試験の頻出順ではありません。英検1級レベルと思われるものを中心としていますが、さらにニッチ・マニアックな単語、また、英語の小説を楽しむのに役立つ語彙などなど、幅広く選定しています。
※ 問題文について
問題文は、かつて私が作った英単語リストを眺めながら「この単語はこういう文で使えそうだな」と自分で思いつくままに書いた英文を、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)にネイティブチェックしてもらい、吟味し微調整をしてから、最終的に記事に仕上げています。
※ 選択肢について
選択肢の中には、注意が必要な単語が含まれている場合もあります。ただ、文学作品等の理解のため、自分で間違って使ってしまわないためにも、そういった単語もしっかり知っておくことが大切だと考えているため、このシリーズでは敢えて要注意な単語も扱っています。
※ 内容と語義について
内容は、英語学習を目的としたものであり、特定の思想を広めたり、特定の個人・団体を批評したりする意図は一切ありません。解説に記載している意味は、問題文の文脈に合わせた代表的なものなどが中心ですが、文芸作品等の理解のため、現代では古風になっている語義や意訳に近いものをあえて載せている場合もあります。多義語や細かいニュアンスや語法については、辞書を参照してください。
※ 語源に関して
語源は、諸説ある場合や定説が覆る可能性もあります。辞書や専門家の間でも意見が分かれることがありますので、このシリーズではそういった厳密な語源学ではなく、あくまで「一つの説」として、直接の語源ではなく、そのコアイメージとなるようなものを、広義での「語源」として紹介させていただいている場合があります。これは、英単語を効率よく覚えるための「記憶の一助」にすることを目的としているためで、元を辿って行った時に一つの言葉に行き着く場合には「同語源です」という言葉で説明させていただいております。
※ 正確性について
全例文・全選択肢、AI(ブラウザ版GoogleのAIモードGemini)による校閲を経ていますが、AIの精度も完璧ではありません。AIの助言、Google検索、Wiktionary、そして私の学習・読書経験(2009年英検1級合格、英語の小説を中心に約20年で約300冊読了)を照らし合わせ、精査・修正していますが、内容の正確性を絶対的に保証するものではありませんので、本コンテンツの利用によって生じた、いかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。あくまで、学習の参考としてご活用ください。
【主な参照リファレンス】
Google検索(フレーズ一致確認)
Google Gemini(英文校閲・語源確認)
Wiktionary(https://en.wiktionary.org)
アルク『標準語彙水準SVL12000』Vol.3 / Vol.4(語彙レベルの指標として)
私自身の読書(英語約300冊)における語彙リスト(小説に出てきた、私が気になった単語たち)
◇ 単語の意味と解説
Q1. The bonfire had already been extinguished; however, a few embers still smoldered in the ashes.
(1)pauper [pɔ́ːpər]
【名】(公的扶助を受けるような)極貧者、貧困者
語源は、ラテン語の(pauper:貧しい、乏しい)
「poor」も同語源。
フランス語「pauvre:貧しい」も同語源です。
「pauper's grave:無縁墓」
「a pauper's funeral:公費による葬儀」
※ 現代では侮辱的・差別的な響きになる場合もあり、使用は避けるべきで、ここではあくまで文学作品等の理解のための認識語彙という意味でのピックアップになります。上の二つのフレーズは現在でも使われているようです。
(2)profanity [prəfǽnəti]
【名】冒涜(ぼうとく)的な言葉、不敬、罰当たりな行為
語源は、ラテン語の(pro:~の前で + fanum:神殿 )
「神殿の外 = 俗世」なものに貶める行為を指し、現代では「F-word」などの「expletive:罵り言葉」の意味で使われるのが一般的です。
「scream profanities:罵り言葉を叫ぶ」
「spew profanity:汚い言葉を吐き散らす」
(3)ember [émbər]
【名】(燃え尽きそうな火の)燃えさし、残り火
語源は、古英語の(æmerge:火の粉、残り火)
通常、複数形の「embers」の形で用いられます。
「glowing embers:赤々と燃える残り火」
「dying embers:消えかかった燃えさし」
(4)entourage [ɑ̀nturɑ́ːʒ]
【名】(重要人物の)側近、随行員、周囲、取り巻き
語源は、フランス語の(entourer:囲む)
フランス語「entourage:周囲の人々、側近」がそのまま英語になりました。
「the president's entourage:大統領の随行員」
「travel with a large entourage:大勢の側近を連れて移動する」
◎ なぜ正解?
「bonfire:焚き火」「still smoldered:まだくすぶっていた」となると「ember:もえさし」が正解です。
¶ 編集記
最初は「The bonfire was already extinguished; however, there were still embers of woods.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、自分でも書いていて変だなと思ったのですが「woods:複数形にすると森全体を指す」ではなく「wood:木材」ですね。
さらに、「ember」自体が木材なので、「of wood」としてもやや冗長とのこと。
他にも、「焚き火が消えたのを過去完了、燃えさしが残っているのを過去形」にするなど、AIが提案してくれたブラッシュアップ案を採用しました。
Q2. The employees have been on strike; they claim that the company’s compensation structure is unacceptably inequitable.
(1)goofy [ɡúːfi]
【形】ひょうきんな、おどけた
語源は、アメリカ英語の(goof:愚か者)
「goofy smile:締まりのない笑顔」
「goofy look:おどけた表情」
(2)inequitable [inékwitəbl]
【形】不公平な、不公正な
語源は、ラテン語の(in-:不 + aequus:等しい)
「equity :公平・公正」と同語源です。
「inequitable distribution of wealth:富の不公平な分配」
「inequitable system:不公正な制度」
(3)dour [dáuər]
【形】(人が)笑顔を見せず無愛想な、深刻そうで気難しい、(場所が)陰気で楽しみのない
語源は、ラテン語の(durus:硬い)
「durable:耐久性のある」「endure:耐える」などと同語源です。
「a dour expression:無愛想な表情」
「dour prognosis:暗い見通し、厳しい予後」
フランス語の「dur:硬い、厳しい」も同語源です。
また、ドイツ語の「Dur:長調」とも同語源で、もともと「硬い響き」という意味だそうです。私も語源を調べていて今初めて知りました!
対照的な「Moll:短調」は、ラテン語の「mollis:柔らかい」に由来。
中世の音楽理論(ヘキサコード)において、B(シ)の音には「柔らかい(丸い)B」と「硬い(角ばった)B」の2種類あったことからきているそうです。
私は音楽理論はさっぱりわからないのですが、なんとなく、長調の方が柔らかい気がするのは私だけでしょうか?
(4)salubrious [səlúːbriəs]
【形】(気候・場所が)健康に良い、清々しい、衛生的な
語源は、ラテン語の(salus:健康、安全)
「salute:敬礼」と同語源です。
「I salute you.」というのはもともと「あなたの健康を!」という意味なのですね。
「salubrious climate:健康に良い気候」
「less salubrious area:あまり衛生的でない地域(治安や環境が悪い場所の婉曲表現)」
フランス語「salubre:健康に良い」も同語源で、フランス語の挨拶「Salut!:やあ!/ バイバイ!」も同じです。
◎ なぜ正解?
従業員がストライキを起こした理由と来たら、「inequitable:不公平」だからです。
「dour」「salubrious」だからストライキを起こしたら面白いですけどね笑
「goofy」は日本語の訳だけだと「馬鹿げている」からという意味で入りそうでもありますが、この言葉は口語で、文章のトーンに合いません。
¶ 編集記
最初は「The employees are being on the strike; they claim that the company’s management is unacceptably inequitable.」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「ストライキ中である」という状態を表す場合、進行形は使いませんとのこと。
私は一時的にその状態であることを強調したくてあえてそうしたのですが、間違いのようです。あと「on strike」が正解で「on the strike」とは言わないそうです。
もちろん、試験の場では冒険はしませんが、AIに添削してもらうことを前提としている場合、こうして、あえて何らかの表現を試してみて間違えるほうが、勉強になります!
また、「不公正さ」を想起させるのは、「management」より、「compensation structure:給与体系」「treatment:待遇」のほうが、文章として自然とのことで、その辺り修正しました。
Q3. With international trade so unstable and the price of oil soaring, many companies are on the verge of foundering.
(1)rove [róuv]
【自】(あちこちを)歩き回る、放浪する、目移りする
語源は、中英語の(roven:あちこち射る)
「闇雲に矢を射る」→「当てもなく歩き回る」の意味に転じました。
「rove around the world:世界中を旅して回る」
「her eyes roved around the room:彼女の目が部屋中をきょろきょろと動いた」
(2)waddle [wɑ́dl]
【自】(アヒルや幼児のように)よちよち歩く、体を揺らして歩く
語源は、動詞(wade:歩いて渡る)の反復形
「waddle like a duck:アヒルのようによちよち歩く」
ドイツ語の「watscheln:よちよち歩く」もほぼ同じ意味で、ゲルマン語系の言葉って「w」で始まる単語が多いような気がします。
(3)salivate [sǽləvèit]
【自】唾液を出す、(~を求めて)よだれを垂らす、切望する
語源は、ラテン語の(saliva:つば)
「salivate at the thought of:~のことを考えてよだれを垂らす」
「salivate over the new model:新モデルを激しく切望する」
(4)founder [fáundər]
【自】(計画が)失敗する、座礁する、沈没する、馬が足を踏み外す
語源は、ラテン語の(fundus:底)
「船が底(fundus)まで沈む」が遡ったイメージです。
「the peace talks foundered:和平交渉が決裂した」
「the ship foundered on the rocks:船が岩に乗り上げて沈没した」
フランス語「fond:底」も同語源です。
※「flounder:もがく」は、ネイティブでもよく混同すると言われていますが、「founder」の根底にあるフランス語「fond:底」を覚えていれば区別に役立ちます。
※ 名詞の「founder:創設者」は「homograph:同形異義語」ですので、混同注意!
◎ なぜ正解?
国際貿易が不安定で石油価格が上昇して、「on the verge of::~の寸前で」という文脈から、企業の危機的状況を表す「foundering:沈没・失敗」が正解です。
¶ 編集記
最初は「With the international trades so unstable and the price of oil highly rising, many companies are on the verge of foundering. 」と書いていましたが、AIに添削してもらったところ、「国際貿易」は「international trade」と不可算、また、価格が「高騰している」と言いたい場合、「highly rising」とは言わず、「soaring」「rising sharply」を使いますとのことで、そこを修正しました。
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