文章の書き方を学んでも、文章自体が魅力的になるわけではない。
昨日、池辰彦さんの「努力は『する』では『続ける』」という記事を拝読しました。
宇宙スタートアップ企業「ispace」と、Gacktさんの考え方に触れられていて、比較的短い記事ながら、内容の濃いものでした。
現在、note、talesでは、創作大賞の応募期間で、数々の作品が毎日、投稿されています。
そこで、「書くことを続ける」とはどういうことなのかについて、自分なりの考え方をまとめておこうと思います。
去年から今年にかけて、「文章の書き方」に関する本を読んできました。どの本にも特色はありますが、本質的な内容には大きな差異はありません。
まとめるとだいたい以下のようになります。
①1つの文はなるべく短く書くこと。
②論理展開がわかりやすくなるように、適切な接続詞を使うこと。
③主語と述語(動詞)の対応がクリアであること。
④「ですます調」「である調」を統一すること。
その他には、リズムがよいこと、句読点の打ち方などが挙げられています。
どれも至極まっとうなことが書かれています。自分で文章を書き終わったとき、チェックしてみるとよいでしょう。
けれども、このようなことを頭に叩き込んだとしても、「文章の質」はさほど変わらないだろうと思います。無駄だとは言いません。このような決まりを守れば「正しい文章」にはなるでしょうが、「面白い文章」「魅力的な文章」になるかどうかは別の話です。マナーが良い人でも、その人に魅力を感じるかどうかは別なのと同じことです。
「文章の書き方」というのは、その人の外見上の清潔感のようなものだと私は思っています。
身だしなみは大切です。けれども、身だしなみがいくら良くても、肝心の中身に魅力を感じなければ、再びその人の文章を読んでみよう!、という気持ちにはなれないでしょう。
見かけは大事。けれども、それ以上に中身が大切です。
では、うまい文章を書くために、具体的には何をすればよいでしょうか?
最低限の身だしなみを整えるためには、「文章の書き方」という本を読むことも必要かもしれません。しかし、noteを書いている人の中で、支離滅裂な書き方をしている人はほとんど見かけたことはありません。
noterにとって大切なのは、ノウハウ本を読むことではなく、良書をたくさん読んでみることでしょうね。もちろん、人によって好みの違いはありますが、古典的な名著をたくさん読むことが、良い文章を書くための出発点だと私は思います。
たくさん「良書を読む」ということがなければ、そもそも「うまい文章」と「うまくない文章」との違いがどこにあるのかわかりません。
心をひかれる作家がいるならば、その作家のすべての著作を読んでみるといいでしょう。
また、作品の幅を広げたいならば、他のジャンルの作品を読んでみることも有効です。
たとえば、あなたが詩を書くことを創作の中心にすえるならば、詩だけでなく、ときには散文も読んでみる。書いてみる。
ファンタジー小説を書くことを創作の中心にすえるなら、たまには、学術的な論文を読んでみる。書いてみる。
そのようなプロセスをたどることで、確実にあなたの詩も、ファンタジー小説にも、「深み」や「幅」が生まれてくることでしょう。文章というのは、やみくもに書いていても、うまくなるとは限りません。むしろ、なにも読まずに自己流に書いてばかりいると、変なクセがついてしまい、それを矯正するのに何倍もの時間がかかってしまいます。
もちろん、実際に書いてみないことには、文章はうまくなりませんが、「読む」と「書く」のバランスを保ちながら、読み書きを両立させることが、文章上達の近道だと私は信じています。
近道と言っても、文章はそう簡単には上達しません。粘り強く努力し続けること。平坦な道はない、と思っていたほうが良いでしょう。
noteに記事・作品を書いている人は、みんな書くことが好きなはずです。だから、努力を努力だと感じることなく、努力し続けることができると思います。
安易に「これ本さえ読めば文章がうまくなる」とは思うことなく、さまざまな名著を読みつつ、日々、書き続けていくことが大事ですね。
人のことは言えませんけどね😊。
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします