ストームエメラルダ シールド戦で勝ちたい人へ|構築の順番とカード評価S/A/B
シールド戦は開封運が勝敗を左右するフォーマットです。
もちろん強力なカードを引けるかどうかは重要ですが、それだけで勝敗が決まるわけではありません。
同じカードプールでも勝率が高い人がいるのは、「デッキ構築」と「各カードの評価」ができているからです。
シールド戦において重要なこと
一番重要なのは、「最低限回るデッキを作ること」です。
ポケモンカードは、「ポケモンを出す」「エネルギーを付ける」「ワザを使う」この3つを毎ターン続けられることが最も重要です。
構築戦ではサポートやグッズで安定性を高められますが、シールド戦ではカードプールが限られています。
そのため、少ないターンで強い攻撃ができるポケモンほど価値が高くなります。
この記事では、「ストームエメラルダ」のシールド戦を徹底分析し、勝つためのデッキ構築やカード評価のポイントを解説します。シールド戦はリザードンVMAX争奪戦で優勝した経験もあるので、そのときの判断も踏まえて書きます。
「どのカードを採用すべきか分からない」「強いカードを引いたのに勝ち切れない」といった悩みを解決できるよう、実際の対戦経験を踏まえて、シールド戦で少しでも勝率が上がるための考え方を紹介していきます。
M6の主要アタッカーを「必要エネルギー」と「打点」で並べると、この差がはっきり出ます。

1〜2エネで200前後を出せるカードと、3〜4エネ必要なカードに分かれます。この差が、そのまま「何ターン目から殴れるか」の差になります。
(メガゴルーグexが強そうに見えますが手札10枚以上じゃないとワザを打てないので要注意。)
おすすめのデッキ枚数
・ポケモン:15枚前後
・エネルギー:15〜20枚
・残りトレーナーズ
エネルギーは採用する色やワザの重さによって調整しましょう。
デッキ構築の流れとしては、まず採用するポケモンを決めることが重要です。
その後、デッキを安定させるために必要なトレーナーズを採用し、最後に残った枠をエネルギーで調整する形がおすすめです。
ポケモン・トレーナーズ・エネルギーの順番で決めることで、デッキの軸がぶれにくく、最もバランスの良い構築に仕上げやすくなります。
デッキ構築のポイント
トレーナーズは基本的に採用
トレーナーズはデッキの安定性を上げる重要なカードです。
ただし、すべて採用すればいいわけではありません。
例えば、今回のシールド戦でいうと
・基本炎エネルギー、基本雷エネルギーが採用されていないぼうけんのランタン
・1枚しかないスタジアム
などは状況によって採用を見送ることもあります。
exポケモンを中心にデッキを組む
開封した中から排出されたexポケモンが勝ち筋になります。
そのため、採用するポケモン、採用するエネルギーはexポケモンを基準に決めましょう。
サイドが4枚しかないことも理由のひとつです。非ルールのポケモンだけで組むと相手は4回倒す必要がありますが、こちらも4回倒さなければ勝てません。exを軸にすれば、2回で勝ち切れる側に立てます。
ポケパッド・ガイは必ず採用
この2枚はデッキの安定性を大きく高めるため、基本的には必須級です。

参加賞でもらえるこの2枚は、その参加賞をもらったシールド戦のイベントでデッキに入れることができます。パックから出なくても使えるカードなので、最初から計算に入れて構いません。

ポケパッド:グッズ。自分の山札からポケモン(「ルールを持つポケモン」をのぞく)を1枚選び、手札に加える
exはサーチできませんが、シールド戦で最も多い「たねポケモンが引けずに動けない」という負け方を直接減らせます。ルリリやチルタリスといった、仕事をする非ルール枠を確実に持ってこられるのも大きいです。
ガイ:サポート。自分の山札を3枚引く
M6のサポートを見渡すと、MCの盛り上げは条件つき、フウとランの修行はスタジアム前提と、無条件で3枚引けるサポートが1枚もありません。ガイがこの環境で最も安定したドローソースになります。
デッキタイプは2~3色に絞る
1デッキに対してタイプを増やしすぎると、エネルギー事故や攻撃できないターンが増えます。
シールド戦では「デッキが最低限回ること」が最優先なので、色はできるだけ絞るのがおすすめです。
無色で攻撃できるポケモンは評価が高い
ノーマルタイプはもちろん、無色エネルギーでワザを使えるポケモンも非常に優秀です。
どんなデッキにも採用しやすく、事故軽減にもつながります。
ポケモンの評価
評価S (デッキのメインで組む)
・ライコウex
・メガグソクムシャex

【ライコウex】
今回のカードプールの中で、間違いなく最強クラスのパワーカードです。
最大の強みは、自身でエネルギー加速ができる点にあります。先攻1ターン目からエネルギーを加速できるため、最速で後攻2ターン目(または先攻2ターン目)には200ダメージを狙うことが可能です。
その圧倒的な性能から、ライコウexを引けるかどうかでデッキ全体のパワーが大きく変わると言っても過言ではありません。
もし開封したカードプールで採用するタイプに迷った場合は、ライコウexの弱点を突ける闘タイプを優先的に採用することをおすすめします。ライコウexは使用率が高くなることが予想されるため、弱点を突けるだけで試合を有利に進められる場面が多くあります。
また、逃げるエネルギーが0なのも非常に優秀です。
【メガグソクムシャex】
ワザに必要なエネルギーが軽く、「とどめをさす」を使いやすいことに加え、高いHPと1進化という扱いやすさを兼ね備えた非常に優秀なカードです。
コソクムシとメガグソクムシャexをそれぞれ1枚以上引けた場合は、積極的に採用することをおすすめします。
特に、1エネルギーで攻撃できるポケモンで相手にダメージを蓄積させた後、メガグソクムシャexの「とどめをさす」で一気にサイドを取り切るプランは非常に強力です。
また、高HPのおかげで一撃で倒される場面はそれほど多くなく、盤面に長く残りやすい点も高評価です。攻撃性能だけでなく、場持ちの良さも兼ね備えた、シールド戦屈指のアタッカーです。
評価A (評価Sには劣るが採用おすすめ)
・メガカラマネロex
・サンド・サンドパン
・チルタリス

【メガカラマネロex】
メガグソクムシャexと同様に高いHPを持ち、場持ちの良さが魅力のポケモンです。
基本的には、マーイーカとメガカラマネロexがパックから揃った場合は採用をおすすめします。
評価Aとしている理由は、ワザを使うために基本的に悪エネルギーを必要とするため、デッキ全体を悪タイプ中心に構築する必要がある点です。
悪エネルギーを優先すると、他の強力なカードやサブアタッカーとのバランス調整が難しくなり、デッキの自由度が下がります。
また、メガグソクムシャexから弱点を突かれてしまう点も評価に影響しています。
決して弱いカードではありませんが、採用する場合は悪タイプを軸にした明確なデッキ構築が求められるカードです。
【サンド・サンドパン】
進化ライン込みで評価した場合、非常に優秀なカードです。
サンドのワザ「かくせい」によって、後攻1ターン目からサンドパンへ進化することができ、早い段階から攻撃を開始できます。
サンドパンは1エネルギーで60ダメージを与えることができるため、低コストで相手にプレッシャーをかけながらサイドを先行できる点が非常に強力です。
また、進化ポケモンでありながら、進化先を探すためのカードを使う必要がなく、自然な流れで進化できる点も高評価。
ライコウexに対して弱点を突ける点も魅力の一つですが、ライコウexは「あなほりクロー」を耐えることができ、返しのターンで200ダメージを与えてサンドパンを倒すことができるので、ライコウexの回答にはならないです。
【チルタリス】
今回のシールド戦では、相手のベンチポケモンを呼び出せるカードはニドクイン・クリムガン・ガーディの3種類です。
ただし、クリムガンとガーディはワザによるベンチとの入れ替え効果のため、相手の盤面を大きく崩すほどの脅威にはなりにくいです。
一方、ニドクインは特性によってベンチポケモンを呼び出せる点が強力ですが、コインが表になった場合のみ効果が発動すること、さらに2進化ポケモンであることから安定して使うことは難しいカードです。
そのため、今回の環境では一度ベンチに下がったポケモンを再度呼び出して倒すことは容易ではありません。
そこで評価が高いのがチルタリスです。
チルタリスは、たねポケモン限定ではあるものの、相手の逃げるエネルギーを使わせずにダメージ管理ができる点が非常に優秀です。
また、ベンチに下がったポケモンは通常であれば逃げるためにエネルギーを消費する必要があります。その分、次のターンに攻撃するためのエネルギー管理が難しくなります。
チルタリスは相手のリソースを削りながら、自分はエネルギーを温存できるため、シールド戦において非常に強力なカードです。
今回の環境では「逃げる」という行動が勝敗に大きく影響するため、チルタリスの価値は非常に高いと言えます。対戦時は相手の逃げエネルギーやベンチ管理を意識してプレイしましょう。
評価B (デッキの組み方次第では採用)
・アリアドス
・メガレックウザex
・クイタラン
・ギラティナ
・ウインディ

デッキを安定させるサポートポケモン
評価S : ルリリ
評価A : ブルンゲル
評価B : ヘラクロス、エレブー、ブーバー
評価C : ニドラン♀

サポートカード
採用必須
・MCの盛り上げ
・ヒガナの信頼
・フウとランの修行
・ギリー

ギリーに関して
デッキに1枚もスタジアムがない場合でも次のサポートカードに繋がりやすいので、基本的には採用します。
グッズ・ポケモンのどうぐ
採用必須
・おいしいおむすび
・とくちゅうチョッキ
・メガレックウザキャップ

状況次第
ぼうけんのランタン
炎・雷エネルギーを採用するデッキなら優先的に採用したいカードです。
スタジアムの採用に関して
今回発売のスタジアムは、2枚そろって初めて本領を発揮するカードです。
しかしシールド戦では、
・パックから2枚そろう可能性が低い
・対戦中でも2枚を同時に出せる可能性が低い
・相手にも恩恵がある
という理由から、基本的には採用をおすすめしません。
もちろん例外はありますが、迷ったら外して問題ありません。
先攻・後攻はどちらが有利?
採用カードにもよりますが、基本的には先攻有利だと考えています。
理由は、先にサイドを取り始められる展開が多く、そのままテンポを維持して押し切れる試合が多いためです。
過去のシールド戦との違い
逃げエネルギーの重要性が高い
従来は「ポケモンいれかえ」が収録されていることが多く、逃げるコストをあまり気にしなくてもよい場面がありました。
しかし「ストームエメラルダ」では入れ替え札がなく、逃げエネルギーの重さが勝敗に直結します。

M6のポケモン62種のうち、逃げ0はわずか4体(ヒノヤコマ・ファイアローex・ライコウex・ルリリ)です。ライコウexの評価が高い理由は、速さだけでなくここにもあります。
ライコウexをどう対策するか
ライコウexは今回のシールド戦を代表する強力なカードです。
自分が使う場合だけでなく、相手に使われることも想定してデッキを組みましょう。
同じデッキと当たりにくい
今回は予選・決勝トーナメント形式ではないため、同じメインアタッカー同士が連続して当たる可能性は低くなります。
そのため、特定のカードだけを意識したメタゲームよりも、自分のデッキの安定性を重視した構築の方が結果につながりやすいでしょう。
まとめ
シールド戦には、どうしても運の要素があります。
強力なexポケモンを引けるか、必要なトレーナーズを引けるかなど、開封時点で差が生まれることは避けられません。
しかし、シールド戦で勝つために重要なのは、単純に「強いカードを引いたか」ではありません。
今回の「ストームエメラルダ」では、
・サイド4枚制による短い試合展開を理解すること
・打点ではなく「必要エネルギーに対する攻撃効率」でカードを評価すること
・ガイやポケパッドなど、限られた安定札を正しく採用すること
・ポケモンいれかえがない環境で、逃げるエネルギーを意識すること
・メガシンカexのサイド3枚というリスクを理解すること
このような細かい判断の積み重ねが勝敗を分けます。
同じカードプールを使ったとしても、限られた構築時間の中で「何を採用して、何を切るか」を正しく判断できる人ほど勝率は高くなります。
シールド戦は、当たりカードを引いた人が勝つゲームではありません。
引いたカードから、最も強く・安定して戦えるデッキを組めた人が勝つゲームです。
今回の記事が、「ストームエメラルダ」のシールド戦に挑戦する方の少しでも参考になれば幸いです。
なお、メガレックウザexやとくちゅうチョッキが構築戦の環境をどう動かすかは、弾そのものの解説記事で書きました。あわせてどうぞ。
この記事について
本記事は2026年7月31日発売のM6「ストームエメラルダ」の発売前考察であり、実戦データに基づく評価ではありません。
カードのHP・ワザ・特性・逃げエネは、収録カードのデータで確認しています。
シールド戦のルール、および参加賞カードの使用可否は、ポケモンカード公式サイトの記載に基づきます。
ポケミミ:pokemimi.com
ポケミミTools:pokemimi.com/tools/
ポケミミDesign:pokemimi.com/design/
シティリーグキャンセル待ち:discord.gg/GzZTXRkjAg
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