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クララの映画考察⑥ 「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」 【ラストシーン考察】

若い子のこういう姿を見てるとおばちゃん心配になっちゃうよ〜。大人が心配をするのはさ、きっとその若い子特有の「知らんもんに手を出してみたくなる気持ち」がわかるからでもあると思う。そういう意味で、誰しも人生一度はアホになる時期がある!きっとわたし自身も親たちを心配させてきたってわけ。でもほどほどにしてよ〜、もう。


さて早速ラストシーンについてなんですけども
確認だけどこれさ、ミアって、ジェイドに突き飛ばされて死んだとわたしは思ったんだけど、違う?
人によっては
「ミアは自殺した」
「ミアはライリーの身代わりになって死んだ」
「ミアは何かの拍子で道路に落ちてしまった」

と意見いろいろあるみたいで驚きました。

わたしは
「ミアはジェイドに突き飛ばされた」
と受け取ってました。そうするとまた別の意味で作品に怖さが出ていいと思うんですけどどうでしょう?
この証拠に、ミアは自分が死んだことに気づいていなかった。犠牲になって自ら飛び込んだとしたら、あのラストのミアの腑に落ちない感じや状況が分かってない様子はまずありえない。


ミアって、最後車椅子にライリー乗せて道路まで出ますよね?で、悪霊に乗っ取られたライリーを、今にも突き落とそうとする。あの時点でミアは、「ライリーの魂を救うためには殺すしかない」って思ってるからの行動。

ところがよく見ると、ミアはギリギリで思いとどまってるのが分かる。背後にいる母霊の「後はわたしが守る。彼は永遠にわたしのもの」という言葉を聞いて、車椅子から手を離すんです。ライリーを道に連れ出したものの、すんでのところで思いとどまった。もしかすると、自分に向かってささやきかけているのは本物の母の霊ではないって最後の最後にちょっと気づいたのかもしれない。

そこにジェイドがやってくる。ミアがはねられる直前に、土手の上から走り降りてきたジェイドが、通行する車のフロントガラス越しにチラッと映っている。しかし突き飛ばすところまでは映らない。だから突き落としたかは定かではない!
ただ映画の終盤、ミアはライリーを救うべく(=殺すべく)二人きりになるチャンスを伺っていましたよね。そのことに気づいたジェイドやスーにとって、ミア=危険人物なわけです。だからジェイドは「ライリーを守るために」ミアを突き落としたという解釈でかなりしっくりくる。


ミアが逆に呼び出される立場になって終わるあのラストシーンが彼女の暗い死を物語っていると思う。
ちなみにあの「降霊式」で出てくる霊っていうのはさ、だいたいろくな霊じゃないっていうことが大前提だと思うんですけどどう?みんなこの世になんかしらの未練を持った「浮かばれない霊たち」ですよね。
だってさ、寿命を全うして大往生〜みたいなプリティなおばあちゃんとか、頭に天使の輪っかが乗っかってそうなかわいい子供とか出てこんやん。明らかに水死でゴボゴボ言ってたり、ビッチの霊みたいなのとかさ笑 とにかく、納得してない霊達ばかりなんだわさ。

ミアもそっち側(浮かばれない霊)の仲間になっちまったというラストシーンはとてもブラックだと思う。それは単に死んでしまったというだけではなく、ミアの納得できない死に方(=突き飛ばされた)を暗に説明しているから。

母親を亡くしたミアは、精神的に弱っていた。そこに悪霊がつけ込んだんだよね。ミアはずっと操られてたわけさ。母親だと思っていたのは母のフリした悪霊だったとわたしは思うわけ。
「あ、わたし、ジェイド(親友)に押されて死んだんだわ」
って後からミアが気づいた時怖いよね。
これが映画でよかった!


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