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40代の「仕事の能力不足」の正体は、たぶんコミュニケーションコストだと思う

お疲れ様です、ぽんずです。

先日、仕事のメールを読んでいて、ふと思ったことがあります。

「んで、結論は?」

誤字脱字交じりの意味不明な文章。直接聞いても、質問の答えになっていない。聞いたことと違うことが返ってくる。こういうやり取り、40代の会社員なら一度は経験があるんじゃないでしょうか。

で、ワイはこれを見るたびに思うんです。「仕事ができない」の正体って、スキル不足じゃなくて、コミュニケーションコストなんじゃないかと。

今日は、その話を書いてみようと思います。


40代で「能力不足」と感じる瞬間は、だいたいコミュニケーションで起きている

ワイはPM(プロジェクトマネージャー)として、日々いろんな人とやり取りをしています。メール、チャット、会議、電話。仕事の大半は「人との調整」です。

その中で感じるのは、「この人、仕事できないな」と思う瞬間って、だいたいコミュニケーションで問題が起きているということです。

たとえば、こんな場面。

「Aの件、進捗どうですか?」と聞いたのに、返ってきたメールにはBの話が書いてある。しかも結論がどこにもない。だから、次に何をすればいいか予測が立てられない。結局、直接聞くハメになる。でも、回答も意味不明。

これ、スキルの問題じゃないんです。Excelが使えないとか、専門知識が足りないとか、そういう話じゃない。「聞かれたことに答える」という、もっと手前の部分でつまずいている。

以前、AI時代に必要なのは「プロンプト」じゃなくて「言語化力」だという記事を書きました。

あの記事で書いた「言語化力」の話と、今回の話は根っこが同じだと思っています。自分の考えを相手に伝わる形にする力。これが弱いと、仕事のあらゆる場面で「能力不足」に見えてしまう。

コミュニケーションコストが高い人に共通する2つの特徴

いろんな人と仕事をしてきて、「この人とのやり取り、やたら時間かかるな」と感じる人には、共通点があると思っています。

自分のアウトプットを確認しない

メールを送る前に読み返さない。資料を出す前に見直さない。だから誤字脱字がそのまま残るし、文章の意味が通っていないことにも気づかない。本人は「伝えたつもり」でも、受け取る側は「何これ?」となる。

自分が周りからどう見られているかに気が回らない

「このメールを受け取った相手がどう感じるか」「この報告で上司は次に何を判断するか」。そこまで想像が及ばない。だから、自分の言いたいことだけを一方的に書いてしまう。

この2つって、どちらも「相手の視点に立つ」という話なんです。自分のアウトプットを確認するのも、結局は「これで相手に伝わるか?」を考えること。それができないと、やり取りのたびに確認や聞き直しが発生する。つまり、コミュニケーションコストが高くなる。

人への伝え方が雑な人は、AIへの指示も下手になる

ここからはワイの完全な予想なんですが、コミュニケーションコストが高い人って、たぶんAIを使っても上手くいかないと思うんです。

理由はシンプルで、AIへの指示も「相手に伝わるように書く」が基本だから。

たとえば、くろ(Claude)に「あの件まとめて」と投げても、まともな回答は返ってきません。「あの件って何?」「誰向け?」「どのレベルでまとめる?」という情報が全部抜けているからです。

これ、さっきのメールと同じ構造なんですよね。自分の頭の中にある前提を共有せずに、いきなり結論だけ求める。人間相手なら「すみません、どの件ですか?」と聞き返してくれます。でもAIは、聞き返さずにそれっぽい回答を返してくる。だから本人は気づかないまま、微妙なアウトプットを量産することになる。

AIに丸投げしたら「自分の言葉」が消えた、という話を以前noteに書きました。

あの記事の問題も、根っこは同じだと思っています。AIに伝えるべきことを伝えていないから、自分の意図とズレたものが出てくる。人に伝えるのが苦手な人は、AIにも伝えられない。これはたぶん、セットなんです。

AIで90点を出して、残りを自分で仕上げるパターン

ここからは「じゃあどうすればいいの?」という話です。ワイは、AIの使い方には2つのパターンがあると思っています。

まず1つ目は、AIに90点のたたき台を作ってもらって、残りの10点を自分で仕上げるパターン。

たとえば、報告書や提案資料の構成をくろに考えてもらう。情報を整理して、流れを作ってもらう。ここまではAIが得意な領域です。でも、最後に「自分の言葉」に置き換える作業は、人間がやる必要がある。

このパターンは、ゼロから作るのが苦手な人に向いています。白紙の画面を前にして固まってしまうタイプ。まずAIに叩きを出してもらえば、「ここは違うな」「この順番の方がいいな」と修正していける。ゼロからイチを作るんじゃなくて、60点を90点に引き上げる作業に集中できるわけです。

自分で90点を出して、残りをAIに補ってもらうパターン

2つ目は、自分でアウトプットを作って、最後の仕上げをAIに任せるパターン。実はワイ自身は、こっちのタイプです。

正直に言うと、ワイはケアレスミスが多い人間です。文章の内容や構成には自信がある。でも、最後の詰めが甘い。誤字脱字が残っていたり、表現が微妙に統一されていなかったり。90点までは自力で行けるけど、残りの10点で毎回つまずく。

だから今は、メールや資料を書いた後にくろに「おかしいところない?」と聞くようにしています。これだけで、ケアレスミスはほぼゼロになりました。

自分の弱点を知っていれば、そこだけAIに補ってもらえばいい。全部をAIに任せる必要はないし、全部を自分でやる必要もない。

得意なExcelを封印してAIに挑戦した時のことは、以前この記事にまとめています。

でも逆に、自分が得意な部分は自分でやって、苦手な部分だけAIに頼る。この使い分けができると、アウトプットの質は確実に上がると思います。

「仕事ができない」と感じたら、まずメール1通をAIに見せてみる

もし今、「自分は仕事ができないかも」と感じている40代の方がいたら、1つだけ試してみてほしいことがあります。

自分が書いたメールを、送る前にAIに見せてみてください。

「この文章、相手に伝わりますか?」と聞くだけでいいです。ClaudeでもChatGPTでもGeminiでも、何でもかまいません。

そうすると、AIは「ここが曖昧です」「結論を先に書いた方がいいです」と教えてくれます。それを直してから送る。これだけで、相手のリアクションが変わるはずです。

大事なのは、いきなり全部をAIに書かせないこと。まず自分で書いて、AIにレビューしてもらう。さっきの「90点を自分で出して、残りをAIに補ってもらう」パターンです。

コミュニケーションコストが高いことに気づけたなら、それだけで十分スタートラインに立てています。あとは、AIという相棒に「ちょっと見てくれない?」と頼むだけです。

「40代の能力不足」のまとめ

40代で感じる「能力不足」の正体は、スキルじゃなくてコミュニケーションコストであることが多いと思います。

自分のアウトプットを確認する。相手の視点に立って書く。この2つを意識するだけで、周囲からの評価は変わるはずです。

そして、AIはその「最後の仕上げ」を手伝ってくれる相棒になります。ゼロから作ってもらうもよし、自分の90点をチェックしてもらうもよし。自分に合ったパターンで使えばいいと思います。

まずはメール1通から。それだけで、明日の仕事がちょっとだけ変わるかもしれません。

それでは、お先に失礼します。


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