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“その人はその人”という見方┃LGBTQ+の友人たちの話⑴

私が「デミロマンティック」って言葉に出会ったのは、大人になってからのこと。
恋愛感情がよくわからない。でも、人を大切に思う気持ちはちゃんとある。
そんな自分の感覚に、ようやく名前がついて、「あ、これだったんだ」ってホッとしたのを覚えてる。

私自身のことについては、また別のnoteにまとめてあるので、よかったらそちらも見てみてください。

■自己紹介

■私自身が抱えていた、「恋バナ」への違和感

■別れる選択ができず、共倒れした経験

そして今回から数回にわたって、私の身近なマイノリティ当事者たちのエピソードを紹介していこうと思います。

当たり前に、すぐそばにいた


振り返ってみると、私は昔から「その人はその人」っていう感覚で、人と関わってきたなぁと思う。
年齢も性別も関係なく、自然と関係性を築いてきたし、地域のイベントで子どもたちと関わったり、介護の現場でおじいちゃんおばあちゃんと過ごしたり。
発達障害のある人も、身体に障害がある人も、私にとっては“そこにいる人”。それが“普通”だった。

もちろん、配慮や理解は必要。
でも「〇〇だからこうだよね」って決めつけることはしたくなかった。

年齢も立場も関係なく仲良くなれたのは、たぶんそういう“先入観を持たないまなざし”をずっと大事にしてきたからかもしれない。

■レズビアンの友達が側にいた中学生時代

私の周りには、レズビアンの友達が当たり前にいました。
でも当時は、「レズビアン」という言葉すら知らなかった。

SNSがちょうど流行り始めた時代。
その子は1つ下の女の子と付き合っていて、別に隠すこともなく、当たり前のように話していたんです。
休み時間には、同性愛の作品の話で盛り上がったり、当たり前のようにスキンシップもとったり。

“女の子同士で手をつなぐ”スキンシップは、当時の私たちにとってはよくあることだったし、主張するわけでもなく、ただ「そこにいる」感じ。

私もそれを見て、違和感も嫌悪感も、一切持ちませんでした。
そののちに、高校生になってからレズビアンというカミングアウトを受けたけれど、何も驚かなかった。

💔「そんなセンシティブな話、当たり前のように話されたら反応に困るよ」

そう言われたことがあります。パートナーから。

ちょっとショックだったし、めちゃくちゃ戸惑った。

私は、
家庭環境の複雑さ、発達障害や精神疾患、性の多様性――
そういう話題が「日常」だった。
福祉系出身でもあり、周囲にそういった当事者が多くいたことも影響していたと思います。

でも、世の中にはそうじゃない人もいる。
目を背けてきたというより、「知る必要がない世界」として歩んできた人もいるんだと、やっと気づくことができた。

「人を何かにくくるのが嫌いなんだ」

この言葉も、パートナーに言われたもの。
最初は、少し寂しくなった。でも、すごく大切な感覚だとも思いました。

私自身も、人に対して「名前をつけすぎたくない」と思っている。
でも同時に、「名前があることで救われる」経験もしてきた。

  • 名前がつくことで、自分の感覚に納得できる

  • 仲間を見つけられる

  • 「知らない」を「知ってもらえる」に変えられる

だから、私たちはこう結論づけた。

「くくることが悪いんじゃなくて、くくられた名前で“先入観”を持って関わってしまうのが嫌なんだ」

「そういう人もいるんだね」で、いいじゃん。

私の周りには、家庭崩壊、毒親、精神障害、性犯罪・・・――
人生に苦労を抱えてきた人がたくさんいる。

だからなのか、あまりにも自分自身がいろんな背景を見てきたからか、
誰に対しても「そうなんだね。そういう人なんだね」と受け止めるのが自然になっていた。

「レズビアンだからどう」
「発達障害だからどう」
ではなくて「その人が、どんなふうに生きているか」を見るようにしてきた。

それは、私自身が「デミロマンティック」というあり方をしてきたからかもしれない。

性別や恋愛ありきで人を見ない。
関係性の中で、信頼や安心を育てていく。
だから、どんな人とも境界をつくらずに関わることができたんだと思う。

あの頃の彼女たちは、“自分を恥じない”という選択をしていた

中学生という多感な時期に、自分の恋愛対象を素直に認めて、
それを“隠さずにいる”って、本当にかっこよかった。

もちろん、「みんなもカミングアウトしようよ」なんて言うつもりはないよ。

伝えるタイミングも、言える相手も、言いたくない理由も、人それぞれ。
無理をする必要なんて、まったくない。

でも、「こんなふうに生きてる子が、私のそばにいたよ」って話を知ってもらえたら、
誰かの視野がちょっと広がったり、ホッとできたりすることもあるかもしれない。
そんな気持ちで、今日は書いてみました。


✍️次回は…

“恋愛感情はあるけど、身体には触れたくない”
そんな悩みを抱えていた友人の話を書いてみようと思います。

🌱今後、noteでこんなことも書いていく予定です


• 人間関係を築くときの不安や悩みと対処法
• 恋愛が苦手な人のための「自分軸の作り方」
• 多様なセクシュアリティとの向き合い方、伝え方
• 「自分らしく生きるために、言葉を味方につける方法」

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