見出し画像

2025年版『Personal Book』実践ガイド〜面談の“深さ”が変わる〜

0. はじめに

みなさん、こんにちは!ポテンシャライトの小室です。
今回は2025年版最新のPersonal Bookの作成・活用方法についてお届けします💌

0-1. 2021年→2025年市場の変化

簡単ですがまとめてみました!

Personal Bookについてのnoteを最初に執筆した2021年。そこから4年で市場はかなり大きく変化しました。

市場の変化に伴い、Personal Bookの構成についても最新情報をお届けしたく、今回執筆させていただきました。

採用活動中の方も、これから始める方もぜひご一読いただけますと幸いです。

それではスタート!


1. そもそも "Personal Book" とは?

「Personal Book」とは、社員一人ひとりのパーソナル(性格・趣味・嗜好など)を集約したBookです。単なる自己紹介資料ではなく、採用コンテンツのひとつとして設計しています。

当社では、求職者さまの方にカジュアル面談や面接の前にお届けすることで、対話の質を高めるツールとして活用しています。

1-1. Personal Bookが生まれた背景

Personal Bookが生まれた背景を一言で言うなら、「真面目な社員インタビューだけでは、メンバーの人となりが伝わりづらかった」という課題意識からです。

2016〜2017年頃から採用広報が一気に普及し、2020年以降はどの企業も似たトーンの記事を発信するようになりました。

社員インタビューは、キャリアや転職理由を伝える上で非常に有効です。しかし、カジュアル面談の場でその内容が直接的な会話の糸口になることは少ないのではないでしょうか。

面談の目的は、「お互いを知る」こと。

人は初対面の相手に対して、共通点を見つけようとします。なぜなら、共通点がある相手には自然と親近感や安心感が生まれるからです。
たとえば以下のような項目です。

- 出身地
- 高校/大学
- 学部
- 部活
- 趣味
-  仕事への価値観
- その他(偶然の共通点など)

同じ出身地、同じ部活──そんな些細な共通点でも、心理的距離は一気に縮まります。しかし、従来の社員インタビューにはこうしたパーソナルな情報がほとんど含まれていません

そこで誕生したのが、「Personal Book」です。

社員一人ひとりの“人となり”をコンパクトにまとめ、面談前に読んでおくことで、対話の場に安心感と親近感を生むことを狙っています。

また、Personal Bookが完成したことで、採用コンテンツを横軸(真面目/ラフ)、縦軸(文量多い/少ない)で4象限に分けられるのではと思い、分けてみました。それが以下の図になります。

右上から時計周りで記載します。

文量多い/真面目  :採用広報記事(入社エントリー/社員インタビュー等)
文章少ない/真面目 :採用ピッチ資料内の社員紹介
文章多い/ラフ   :LIGさんの記事など
文章少ない/ラフ  :Personal Book ★本記事で触れている部分★

重要なのは、「目的に応じて最適な手段を選ぶこと」
課題を感じたタイミングで導入するのが理想的ですが、まずは“試してみる”ことから始めても良いと思います!


2. Personal Bookのメリット

2-1. 求職者さまと面接官の心理的距離を近づける

Personal Bookには、社員のパーソナルな情報(趣味や好きなことなど)を記載しています。

これにより、求職者さまの方が事前に面接官に親しみを感じた状態で面談に臨むことができます。

たとえば、当社に実際にあった事例をご紹介します。


▼あるメンバーの声
「代表の山根さんと面談する前、正直“少し怖そう”だと思っていました。 HR業界で十数年のキャリアがあり、キャリアカウンセラー日本一(3000人中)という実績。 自分のような未経験者には雲の上の存在に感じていたからです。 でも、Personal Bookで『高校までサッカーをしていた』『うさぎを飼っている』といったエピソードを見て、一気に親近感が湧きました。 実際の面談でも、丁寧にホワイトボードで説明してくださり、“本音で質問しても大丈夫”と思えたんです。」


このように、Personal Bookは「共通点」や「意外な一面」を事前に知ることで、面談当日の空気を和らげ、本音で話せる心理的安全性を高める効果があります。

2-2. カジュアル面談の“質”を向上させる

いまやカジュアル面談は、採用活動における最初の分岐点とも言える重要なタッチポイントです。

優秀な人材ほど複数の企業と接点を持つ中で、どの企業が印象に残るかは、「面談体験の質」に大きく左右されます。
Personal Bookを事前に共有することで、求職者さまは「どんな人と話すのか」をあらかじめ理解した状態で面談に臨むことができます。

面接官への理解が深まることで、会話のきっかけが生まれ、話題の幅が自然と広がる

その結果、面談は一方的な説明ではなく、お互いを知る“対話の時間へと変わります。

限られた30〜60分を本当に意味のある時間にするために、
Entrance Book × Personal Bookをセットで活用し、「会社」と「人」、両方の魅力を事前に伝えることが理想です。

3. Personal Bookの構成

さまざまな項目があるのですが以下の観点で項目を精査し、作成することをおすすめします。

  • 心理的安全性を作りやすい項目

  • お互いを知るきっかけになりそうな項目

  • どんなことを知ってもらいたいか・話したいか

  • 職種別での項目

3-1. 共通の項目例

この項目はビズサイド・エンジニアサイドどちらでも使用できる項目になります。

3-1-1.基礎内容

項目追加効果:
◎ 初対面の求職者さまが“人となり”をイメージしやすくなる
◎ カジュアル面談のアイスブレイク(雑談のきっかけ)を自然に生む
◎ 「この人はどんな背景を持っているのか」をコンパクトに理解できる

基礎内容の項目例

3-1-2. キャリア・スタンス系

項目追加効果:
◎「この人、どんな意思で働いてるんだろう?」を可視化できる
◎価値観・Willを起点に、企業との共感接点を生み出せる

キャリア・スタンス系項目例

3-1-3. カルチャー・チーム系 項目例

項目追加効果:
◎ チーム内での関わり方・協働スタイルを可視化できる
◎ 「このチームに馴染めそう」という心理的な安心感を生む

カルチャー・チーム系 項目例

3-1-4. 感性・思考系 項目例

項目追加効果:
◎ 思考の深さ・創造性・価値創出の方向性を伝えられる
◎ 「思考の相性」や「共感ポイント」を発見しやすくする

感性・思考系 項目例

3-1-5. パーソナル・共感系 項目例

項目追加効果:
◎ 人間味・生活感を通して“共通点”からの親近感を醸成
◎ 面談前にリラックスできる心理的安全性をつくる

パーソナル・共感系 項目例

3-1-6. 自己理解・思考特性系 項目例

項目追加効果:
◎ 「この人はどんな思考・行動パターンを持っているのか」を可視化できる
◎ チームの“思考の多様性”や“補完関係”を理解しやすくなる
◎ 自己認識の深さ=内省力の高さとして信頼感を与えられる

自己理解・思考特性系 項目例

3-2. 職種別項目例

Personal Bookの共通の項目で、まず「人となり」がわかる情報を中心に構成します。

そのうえで、ビジネスサイドとエンジニアサイドでは、求職者さまが知りたい情報の種類が異なると考えています。そのため、職種に応じてカスタマイズしていくことがおすすめです。

※あくまで一例です。

3-2-1.ビジネスサイド向け項目例

項目追加効果:
◎ 「どんなスタイルで成果を出してきたのか」が伝わる
◎ 関係構築・巻き込み力など、スキルシートでは見えない特性を可視化できる

ビジネスサイド向け項目例

3-2-2. エンジニアサイド向け項目例

項目追加効果:
◎ 「技術観」や「ものづくりのスタンス」を通じて人柄が伝わる
◎ スキルよりも“考え方”や“チームでの関わり方”を理解してもらえる

エンジニアサイド向け項目例

4. Personal Bookの事例

当社のPersonal Bookの事例をいくつかご紹介しますので、ご興味がありましたら、ご覧くださいませ。Personal Bookのイメージがより鮮明になると思います。

4-1. 代表 山根

4-2. 取締役 小原
取締役 小原

4-3. 執行役員 寳田

4-4. Senior AI × HR Partner 兼 Manager 阿部

https://www.notion.so/Senior-AI-HR-Partner-Manager-25a252bb20a24f0093241e4ddb17544a

5. 最後に

いかがでしたでしょうか?

Personal Bookは、作成してみると想像以上に“手軽で効果的”な採用コンテンツです。 2025年の今だからこそ、「候補者との距離を近づける工夫」として、ぜひ試してみてください。

もし導入いただけた際には、候補者の方からのリアクションや手応えなど、 小さな声でもシェアいただけたら本当に嬉しいです(喜びます…!!)

ここまで読んでくださってありがとうございます! 採用広報・人事制度設などのご相談も、いつでもお気軽にご連絡ください。

▼お問い合わせはこちら▼

▼メディアにてHRの最新情報をお届け中▼
📍Pote AI Lab - AIと採用の未来を探求するメディア

📍公式X(フォローやいいねお待ちしております!)
https://x.com/_potentialight

著者:
HRパートナー 小室 朗子
総合型のエージェント/求人広告事業の立ち上げ及びセールス/中途採用の人事/SNSマーケ担当。その後ポテンシャライトのHRパートナーとして参画。

▼繋がり申請はお気軽に💁‍♀️

いいなと思ったら応援しよう!