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小2で南フランスへ。フランスの公立小学校に通いはじめて1ヶ月が経ちました

娘は小2の春に日本から南フランスに移住し、現地の公立小学校(CE1)に通い始めました。海外移住に興味がある友達から、よく聞かれる質問をまとめています。

※2026年6月にその後の様子を追記しました!


質問)娘さんのフランスでの学年はなんですか?

CE1です。

フランスは9月はじまり7月終わりなので、日本でいうと小学校2年生の終わり頃に転校して来た感じです。CE1の学年を2か月ほど経験して、夏休み明けからはCE2に進級しています。

登校して1週間経った頃に、UPE2Aの先生によるレベルチェックがあり、その結果では1学年下がる可能性もあったのですが、そのままの学年で良い。という結果になりました。フランスではその子に応じて、進級も留年も柔軟みたいです。

質問)時間割はどんな感じですか?

時間割りがないため、毎日何をやっているかよくわかりません。

娘曰く、フランス語、数学、歌などをやっているようです。評価レポートには英語の項目もあるのですが「やっているのかな?もしかしてあれかなぁ?」というレベルみたい。

8:30登校〜16:30下校。平日の水曜日は休み。
1週間に1回、UPE2Aというカリキュラムに通っています。

1年間の学校生活を終えて:
時間割は最後までありませんでした。課外活動も学校として決まっているのではなく、担任の先生の裁量によるようです。同じ学年でも、うちのクラスは市民プールへ、隣のクラスはなし。とか。

質問)給食はどんな感じですか?

ランチタイムは11時30分から13時30分で、合計2時間です。

学校の給食を食べてもいいし、家に帰っても良い。というシステム。ただ、家に帰った場合、午後の授業がはじまるまでは学校に戻れません。娘は友達と遊びたいため、ランチは学校で食べています。

ランチは、前菜、メイン、パン、フルーツ、デザートで構成されています。カトラリーで食べるのですが、娘は日本でもナイフ・フォークで食べていたので、違和感なく食べられているようです。美味しいと言っています。

質問)水曜日が休みなのですか?

そうなんです。フランスに来るまで信じられなかったのですが、水曜日は休みです。

地域によっては午前中だけ行くところもあるらしいのですが、住んでいるエクサンプロヴァンスは休みです。

質問)保護者が参加するイベントはありますか?

ちょっとした外出などに、保護者が付き添いとして参加する場合もあるそうです。

が、声がかかったことがないのでわかりません。歌の発表会や学年末のイベントはありました。学校生活もまだ数ヶ月なので、1年を通してだともっと増えるのかもしれませんが、現時点では少なめの印象です。

1年間の学校生活を終えて:
連絡帳やメールで先生から付き添いの募集がありました。2〜3名、課外活動で移動するときの見守り役。運動会や学芸会みたいなイベントはなかったです。

質問)娘さんは言葉がわからない時にどうしていますか?

先生の指示がフランス語でわからないときは、ん?という顔をしていると、先生が英語で伝えてくれるそうです。

クラスのお友達は英語が話せないらしいので、基本はボディランゲージでやりとりしているそうです。

質問)フランス語のサポート授業(UPE2Aクラス)の様子はどうですか?

フランスには、フランス語が母語でない子ども(外国から来たばかりでフランス語が十分にできない子)を対象とした特別クラスがあります。

正式名称:Unité pédagogique pour élèves allophones arrivants

パリなど移民が多い地域では、このサポートクラスも充実しているようです。普通の学級に在籍しながら、1日の一部をUPE2Aでフランス語の補習を受ける形で、娘は週に3時間UPE2Aで学んでいます。

通っている学校では開講されていないので、その日だけは、午前中にいつもの学校に行って、午後はバスに乗って違う小学校に通っています。いくつかの小学校から集まっているはずなのですが、娘のUPE2Aのクラスは合計4人です。日本から来た娘、ベトナムからの兄弟、ベネズエラから1人。

先生はフランス語を第二言語として教える専門の教師なので、当初はもっとサポート授業に通えればいいな、と思っていたのですが、いまとなっては、フランス語がネイティブのクラスメイトに囲まれる方がフランス語の習得も早そうでいいな、と思っています。

1年間の学校生活を終えて:
UPE2Aは後期から週2回になりました。先生から「ブーストをかける時期」と提案がありました。送迎の時間が増えるのですが、発語も増えたので結果良かったです。当初は嫌がっていたのですが、1年後には喜んで通っていました。先生から1年通えば読み書きできるよ、と言われていて、本当にできるようになりました。

質問)友達はできましたか?

これは親としても心配な点だったのですが、娘が通っている小学校は小規模で初日から「転校生だ!」と学年を問わず、ほぼ全生徒なんじゃないか?という人数に囲まれていました。

初日からお友達もできたようで、翌日には友達と手を繋いで一緒に走りながら教室に向かったときには安心しました。

フランス語で会話はできないようですが「かくれんぼ」「オニごっこ」などの単語は覚えてきていて、楽しく過ごせているみたいです。手紙なども貰って帰ってきます。

質問)学校とのやり取りはフランス語ですか?

はい、フランス語です。

書類やメールはChatGPTを使えばフランス語にできるのですが、直接先生と話す必要がある時が難しいです。

質問)教材や持ち物はどんな感じですか?

クラスメイトは四角いリュックのようなバック(カルターブル)を背負って登校しています。日本のランドセルのような位置づけですが、リュックでも良いようなので、娘は日本から持ってきたリュックで通っています。次の年度からはカルターブルに変更する予定です。

教科書やノート類、コンパス、クレヨンは学校から支給がありました。指定されて購入したのは、小さなホワイトボード、消せるペンです。あとは日本から持参したものを使っています。筆箱には、のり、ハサミ、色鉛筆、セロテープが入っています。

水筒はサーモスを使っていたのですが、ボタンを押したら開くのが珍しいらしく、学校でクラスメイトが何度も開けるそうです。なので、新学期からはみんなと同じタイプの水筒にして欲しいとリクエストを受けています。

1年間の学校生活を終えて:
新学年の持ち物はなんだろうな、メールも来ないな。と思っていたら、投稿日の2日前に学校の掲示板に張り出されていたそうです。気づかなかったので、買い出しにいきました。どれが正解か分からない中で調べつつの買い物だったので大変でした。

質問)フランスで習い事はしていますか?

習い事はしていないです。

娘がフランス語で会話できるように考えたいと思うのですが、現在は生活に慣れること、精神的に回復する時間を設けることを意識しているので習っていません。

習うとしたら、バレエか乗馬がいいと言われています。週1回のオンライン英語は続けています。

1年間の学校生活を終えて:
習い事は行かず。オンラインの英会話も本人と相談の上、退会しました。週4日学校、3日休み。というスケジュールで、結果良かったなと思っています。学校はフランス語漬けでかなりの負荷なので、休日は読書をしたり、粘土あそびをしたり、好きなことをして回復していました。

質問)日本語や英語との両立はどうやっていますか?

娘はフランスに来るまで、ずっと日本の教育を受けています。

母語も日本語ですし、そのうち日本にも戻るので、日本語の向上と日本の教育に対応できるようにフランスでも家庭学習を行っています。

日本語について現時点では、

日本語向上のため

・家庭での会話は日本語
・週に数回原稿用紙に作文を書く
・日本語の児童書を読む
※数えてみたら移住して約4ヶ月の間に、日本から74冊の本を取り寄せていました。

日本の教育に戻るため
・学年に応じた漢字ドリル、算数ドリルを行う
・戻ったときに少しでも知っているを増やすため、七田の理科社会科ソング、歴史漫画を取り入れています

こんな感じで行っています。

英語に関しては、年少からずっと学習しているので、フランスでも忘れないように週1回、帰国子女アカデミー(KA)のオンラインクラスに参加しています。

KAは年長から通っていて、そのままオンラインクラスに振り替えた形です。ChatGPTいわく、英語を続けると「外国語モード」が維持されるので、フランス語が入ってきやすいそうです。

・学校はフランス語
・家庭学習は日本
・娯楽が英語

という感じです。英語はKAのレッスン、宿題、Netflixで学んでいます。

英語とフランス語の文法構造が似ているからか、英語をベースにフランス語を理解していて、英語の学習時間は少ないですが、フランス語の学習と共に英語力も伸びている気がします。とはいえ、まだ数カ月なので、その相互関係については観察していきます。

1年間の学校生活を終えて:
日本語の教育は難しいです。ドリルや途中からはチャレンジタッチも再開し、頑張ってはいますが、漢字の習得に苦戦しています。読むことは出来るのですが「音読み、訓読み、送り仮名、書き順、止めはらい」が難しい、覚えきれない、と嘆いています。読書は好きなので、日本語の本も100冊ほど取り寄せています。

英語については、フランスに来て3か月。休日にオンラインで2時間勉強するのが限界。というのでKAは退会することにしました。代わりに英語の多読に取り組むことにしました。娯楽として好きにさせていたのですが、だいぶ伸びたと思います。1000時間以上フランス語を浴びたことで、英語の回路も成長したのかな、と思います。

最後に:今後について

うちは教育移住ではないので、南仏ではのびのび楽しく育って欲しいと思っています。

その上でオペラやアートなどの文化芸術が日常になり、フランス語もできるようになればいいなと。

日本への帰国が具体的にいつになるかは分からないのですが、その時には

「フランス語の本が読める=日本でもフランス語力が伸ばせる」

という状態にしたいと思い過ごしています。

阪口ユウキ

1年間の学校生活を終えて:
目標だったフランス語の本が読める状態になりました!