痛い!怖い!をいくつも乗り越え「お産に至る」②
一旦家に帰らせてくれ!
陣痛促進剤投与から4時間で子宮口4cm。
今日の促進剤の投与は終了で一先ずホッとしましたが、子宮口の開き具合によっては明日促進剤を再開するかも知れないとのこと涙!!
是非①からご覧ください。
「一旦、家に帰らせてくれ!」
産院から家まで徒歩5分ほどの距離。
家で心身ともに仕切り直したいと本気で思いました。いつものように夫の横で寝たいと…。
破水しているのでもちろん帰れないのですが、本番のお産に向かうモチベーションなんてこれっぽっちも残っていないギリギリのメンタルでした。
陣痛中も食い意地発揮
陣痛促進剤をストップしても変わらず陣痛の波はやってきます。いよいよ麻酔を投与していくことに。
「麻酔は使いすぎず効果的な使い方をしたい」と伝えていたので、ギリギリまで痛みに耐えてこのタイミングがベストとのこと。
食事をすると麻酔が投与できなくなるので、麻酔前に夕食を食べるか聞かれました。
お昼過ぎから痛みに耐え続けてヘロヘロ。
正直食欲はなかったのですが、普段は食道楽なわたし。食い意地だけで「食べます!」と答えてしまいました笑!
ただ、食後1時間は麻酔が出来ないので、夕食時間+1時間はこの痛みに耐えなければなりません。それを覚悟の上で!
腰をさすってもらいながら夕食の酢豚を陣痛と陣痛の合間に口へ運び、モグモグしながら痛みに耐え、そこまでして食べている自分に呆れました笑。
大後悔の地獄のシャワー
出産当日はシャワーが浴びられないため助産師の美怜さんからシャワーを浴びることを勧められました。
汗をかいていなかったので気が乗らなかったのですが、「助産師さんの言うことには従ったほうがいいに違いない!」と思いシャワーを浴びることに…。
痛みと痛みの合間にシャワー室へ歩いて向かい、脱衣所で早速痛みの波がやってきて耐えられずその場でしゃがみ込みました。
シャワーを出しっぱなしにして、しゃがんで泣きながら痛みが引いたら洗うを繰り返しました。
そこまでしてシャワーを浴びている自分がなんだか滑稽…涙。
大後悔の地獄のシャワーでした。
心がポキっと折れた・・
シャワーで瀕死の重症をおったわたしは、ついに心がポキっとおれてしまいました。
「明日も痛みに耐えられるモチベーションがありません!」と、美怜さんに泣き言を言うと、
「ここが頑張りどころです!!」
美怜さんのその一言で我に帰りました。
気づけば今日一日、痛みに集中してしまいお腹の赤ちゃんに寄り添い話しかける余裕がありませんでした。わたしだけじゃなく赤ちゃんだって頑張っているのに!
「赤ちゃん、もう出てきたいんだよね!
ママ頑張るから赤ちゃんも頑張って出てきてね!」と伝えました。
夕食から一時間後、待ってました硬膜外麻酔!怖さはあったけれど、打った瞬間ほとんど痛みは感じませんでした。
それより陣痛の痛み逃しに必死で!
体の一切の痛みを感じないので、うっとりするくらい気持ちよく、心地よい眠りにつけました。
子宮口全開大!
夜中1時間ごとに子宮口の開き具合を見にお股チェックをされるので、その度に起きてしまいます。産後からまとまった睡眠が取れなくなるというけれど、すでに細切れ睡眠が始まっていました。
朝5時、美怜さんがお股チェックにきたと思ったら、その後さらに上司のような方がわたしのお股を見にこられました。
そして、「子宮口が全開大になりましたので、分娩室へ移動します。ご主人にも連絡いたしますね。」と!
麻酔が効いていて痛みがなく自覚症状がないので、ぽかーん。
どうやら夜中の間に自然な陣痛が起きて、子宮口がスムーズに開いたとか。
その頃隣の分娩室からは「オギャー!」という声。わたしが陣痛室に移動してから4人目くらいでしょうか。
同じ部屋で叫んでいた戦友のような妊婦さんたちが次々と分娩室へ運ばれ出産する度、祝福の気持ちでいっぱいでした!
入院して1日半、ようやく回ってきたわたしの番。陣痛を感じないのでピンとこないけれど、
赤ちゃんにもうすぐ会える喜びは込み上げてきました!
分娩台で朝食を…
朝6時、夫が分娩室に到着して1日半ぶりの再会。昨日麻酔を打ったあとに1通メッセージを送っただけだったので、だいぶ心配をかけてしまいました。
ウィーダーインゼリーを胃に流し込み、
「さぁ、産むぞ〜!」
痛みがないので強気です。
がしかし、分娩室の雰囲気がゆったり?
助産師さんたちは分娩台にまたがっているわたしを置いて他の業務をしたり「おはようございます!」なんて挨拶を交わし合っています。
美怜さんが「朝食食べますか?」と、ヤル気になっているわたしに聞いてきました。
「え!?分娩台で食べられるんですか?」
「まだいい陣痛が来ていなくてお産が進まないので食べられますよ!」と美怜さん。
「だったら食べます!体力つけたいので!」
まさかの「分娩台で朝食を」ができるなんて!
体力つけたいなんてウソ。ここでも食い意地発揮しました。
食パンは半分、スープは完食。ヨーグルトは残して、残りは夫へ。
びよよよ〜んと出てきた我が子
朝食後はイキむ練習。麻酔が効いていてもかすかに感じる陣痛にイキんでみますが、手応えなし。
担当医が様子を見にきてくれました。
わたしは計画分娩の予定でしたが、破水してしまったため成り行き分娩となり、担当医に取り上げてもらえないのです涙。
担当医から、「全然イキめてないね〜陣痛促進剤を追加しよう」
ウソでしょ〜〜!!
美怜さんに、「昨日の痛みになるのが怖いです!!」と泣きつくと・・
「たとえ昨日ほどの痛みになったとしても、もうすぐ赤ちゃんに会える痛みなので昨日の痛みとは全然違います!」と美怜さん。
この助産師さん、やっぱり好き。
ここで美怜さんは交代でお別れ涙!
お産本番を一緒に頑張る助産師の莉奈さんが登場!すごい美人!赤ちゃんの名前、莉奈もいいな〜笑。
陣痛促進剤を追加しても恐れていたほど痛みは感じませんでした。ということはイキむタイミングもつかみにくく、やっぱり上手くイキめない。朝6時に入った分娩室でしたが、すでに9時を回っていました。
ところが、師長と呼ばれる助産師さんが急に入ってきて指揮を取り始めました。
鮮やかな青のネクタイをしめた当直の先生らしき男性も奥の方に見えます。少し胡散臭い雰囲気です。
師長さん指揮のもと、深呼吸2回目に排便をするようにイキむ!イキむ!イキむ!
相変わらずイキむ感覚がつかめず1番力が入っているのはお股ではなく顔なんじゃないかと思っていたところ・・
「赤ちゃんの髪の毛見えてますよ〜髪フサフサ!」と莉奈さん。
ここからが早かったのです。
青いネクタイの先生と、小柄な助産師さんが分娩室に入ってきてわたしを囲み何度かイキみましたが、赤ちゃんは出て来られない様子。
そこで「赤ちゃんが苦しそうなので、吸引分娩になります。」と、説明を受け、会陰をプチ!プチ!と音を立てて切開され吸引器を見せられました。
内心、「吸引になっちゃった」と少しガッカリしたのですが、赤ちゃんに会える目前なんだと気持ちが高ぶりました。
お腹の上に小柄な助産師さんが乗り、お腹を押す準備をしたら、
先生が「次でお産にするよ!せいの!」
「こっち見て!!」
「びよよよ〜〜〜ん」
と脇腹を先生に抱えられて飛び出てきた赤ザルのような我が子!
「産まれたあぁぁぁあぁぁぁ!!」
と大泣きのわたし笑!
わたしが大泣きしているせいで遠慮したのか?娘はすぐには泣かず、小児科医の診察を受けているときに控えめに泣いていました。
痛い!怖い!を乗り越えお産に至る
分娩室の奥で診察をしている真っ赤な赤ザルちゃんは、わたしの小さい頃の顔によく似ていました。まだ可愛いとか愛おしいというより「わたしのお腹から赤ちゃんが出てきた」ということが信じられないのが本音。
「ママ身長が低いんだよね?お腹に隙間がなくて、赤ちゃん向きが悪いまま出ようとしたから出られなかったのかもね。でも胎盤は立派!」
と、青いネクタイの先生からお産の総評がありました。
取り上げてもらったのに、まだ胡散臭いと思ってしまう・・。
かかった時間は17時間。痛い!怖い!をいくつも乗り越えお産に至りました。
17時間とは本陣痛からお産までの時間をカウントするのだそうですが、痛かったのは麻酔を打つ前の5時間ほどでした。
カクレモモジリ似の我が子
生後2ヶ月の今はこんな顔をしています。

結局、名前は美怜にも莉奈にもしませんでした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫がフルリモートなので、毎日カフェ時間か銭湯時間をもらっている、遥です。

ガトーショコラが美味しい!
産後2ヶ月朝から夜までのワンオペは、夫が出勤した日のたった1日だけと、超恵まれています。
ただ、思うんです。
恵まれているママこそ、弱音が吐けなかったり、助けを求められないんじゃないかって。
産後うつは決してワンオペママだけがなるものではないと、わたしは思います。
産後8割のママが経験するメンタルの不調『マタニティブルーズ』の症状。
わたしも産後すぐに涙が止まらなくなったり、自己嫌悪が強くなったりしましたが、今のところ産後うつまで悪化していません。
さぁ、今日はどこのカフェに行こうかな!
それではまた。
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