全身「急速冷凍」との戦い。受傷から8ヶ月、私の体は高難易度クエストの連続だ!
頸髄を損傷してから、約8ヶ月が経ちました。
「一生車椅子かもしれない」と宣告されたあの日から思えば、今の私は、急性期の主治医が「えっ、立ってるの?」と二度見するほどの地点まで、しぶとく這い上がってきました。
現在の私の下半身を一言で表すなら、**「ポンコツなクラシックカー」**です。とにかく動き出すまでが長く、そして一度止まると……固まる。
家の中ではなんとか杖なしで移動できるようになりました。外出時は杖を使いますが、あれは歩行補助というより、もはや「これさえあれば無敵」と思わせてくれる魔法のステッキ、あるいは最強のお守りに近い存在です。調子が良ければ30分ほど街を闊歩できるようになりました。
ただ、最大の敵は「静」から「動」への切り替えです。
一度立ち止まると、全身が瞬時に「急速冷凍」されたようにガチガチに固まります。私の朝は、爽やかな目覚めとは無縁。ベッドの上で「解凍作業(入念なウォーミングアップ)」を終えない限り、一日が始まらない仕様になっています。
上半身もまた、なかなか個性的(わがまま)です。
腕はようやく頭の後ろに届くようになりましたが、冬場のコートとの戦いは、さながら格闘技。特に左腕の突っ張り(痙性)が「俺は袖なんか通らないぞ」と頑固に主張するため、外出の準備だけで一仕事です。
さらに最近の深刻な悩みは「首の可動域」。
背後から声をかけられると、首だけでシュッと振り向くことができません。体ごとノッソリ向き直るか、眼球だけで必死に相手を追うことになります。結果、元々「コワモテ」な私の目つきが、獲物を狙うスナイパーのように鋭くなってしまい、悪気はないのに相手をビビらせてしまうのが玉にキズです。
「当たり前」だった動作の一つひとつが、今はすべて独自の「攻略法」を要する高難易度クエスト。
もどかしさは山ほどありますが、この不自由な体をどう「チューニング」して乗りこなしてやるか。その試行錯誤もまた、私の人生の新しいゲームなのかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
人それぞれとは言いますが、自分と同じ感覚を持った方の少しでもお役に立てれば幸いです。
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