見出し画像

🏡同性カップルと「住まい」――ペアローンを考えはじめたあなたへ【後編】

──家を買う前に、ふたりで考えたいこれからの暮らしのこと──

こんにちは🌈プリンセススクゥウアーLGBTQs note担当のぽんちゃんです。いよいよクローゼットからコートを出してきました。

前編のおさらい(制度に守られないからこそのリスク管理)

【前編】では、ふたりの暮らしを守るために、公正証書等の契約書を準備することの大切さをお伝えしました。

ただ、1通では済まない書類の種類に頭を抱えてしまった人も多いのではないでしょうか。
しかし、生活の道しるべを残しておくことは、未来のふたりを守ることにもなります。

家を買うことについて考え始めようかな、それだけでも大丈夫です。

お互いの顔を見合わせて、ふたり暮らしでも、ひとりと一匹でも。
「これからの人生を一緒にどう歩むか」というすり合わせを始めてみましょう。


①「ふたりの将来像」を言葉にしてみる

5年後、10年後、どう生きていたい?どこで暮らしていたい?
都心?それとも郊外?
朝起きて、カーテンを開けたらどんな景色が見えているか、想像するだけでもなんだか楽しいですね。
そして、ふたりの将来像をポストイットに書き出して、壁に貼り付けてもいいですね。

将来像が膨らむ一方で、直面する現実のことも書き出してみましょう。
実家との距離感や、親の介護の問題、自分たちの健康のこと。
年齢を重ねると、そのときごとの不便や課題がどうしても出てきてしまいます。
一度、紙に書き出してみて、何が心配事なのか、どんな対処ができるか、吐き出して整理してしまいましょう。

家を買う目的をすり合わせる:安定?資産形成?ふたりの安心?
そうして書き出してみた将来像や不安を見比べてみて、どうして家を買うのか考えてみましょう。

同性カップルなのに、「友人とルームシェアといったほうがいいよ!」と言われて賃貸の申込をしたけど、関係性をちゃんと言えないのはモヤモヤする…!
なんてこともありますよね。
家を購入することで、そういった大家さんとの関係のモヤモヤも解消されるかもしれません。
または、家という資産があることで、老後や将来に向けた安心感を得たい、という気持ちもあるかもしれませんね。

お互いの価値観を尊重したライフスタイルのために、「どうやって、どこで生きていく?」と聞き合ってみましょう。言葉にすることで、新たな発見があると思います。


②暮らし方のすり合わせ(間取りと日常)

例えば、マンションがよいと一口に言っても、高層階からの見晴らしのよさが魅力だったり、修繕などを管理会社にお願いできる点が魅力と感じたり等、それぞれ異なる視点からメリットを感じている場合がありますよね。

住まいに求める快適さの基準も人によって異なります。
静けさ、明るさ、動線、広さ……。
こちらは、素敵だなと思う物件の情報を見つけたら、間取り図をみて、現地にお出かけしてしまうのがいいと思います。
イメージと少し違うな、どこが違ってたかな。
とふたりの会話を通して、どんどん想像が具体的なものになり、これだ!と出会えるときが、きっと巡ってきます。

譲れないこと・譲れることを整理してみましょう✅
お互いに「ここは譲れない」というポイントがあるはずです。
たとえば、通勤時間、キッチンの動線、仕事部屋の有無、日当たりのよさなど。
内見で確認した内容は、不動産会社の担当者にも共有しておくと、理想の住まいに近づきやすくなります。
一方で、「ここは譲れる」というポイントもあるはずです。
たとえば、「建物の築年数はあまり気にしない」「駅から多少遠くてもOK」など、柔軟に考えられる点も整理しておくと、話し合いがよりスムーズになります。


③対話を重ねることが、一番の「準備」

「話しても大丈夫な関係」をつくることが、一番の備えになります。
考え方や優先順位が違うことがわかっても、それでいいんです。

一見違う形にみえる”思いやり”も、ふたりを支える決意に。
先日、同性カップルがお互いに宛てた手紙を読む機会がありました。
カップル同士でも、全然趣味が違っていたり、お互いに関心を寄せていることが違っていたりと、それぞれ思いやりがあっても、その形は一緒ではないことを実感しました。
それでも「手を取り合って生きていこう」という決意が手紙から伝わり、”対話”は書類や契約と同じくらい、ふたりを支えるものになってくれるのですね。


結びに

安心できる暮らしは、ふたりの対話から生まれます。
日々の散歩のとき、家でくつろいでいるとき……いろんなときに重ねる対話が、ふたりにとって安心できる暮らしに繋がります。

そして、その対話が、ふたりにとっての約束や決意になり、人生を支えてくれるものになるはずです。

今回は同性カップルに注目しましたが、同性カップルだけではなく、さまざまなライフスタイルに”対話”を欠かすことはできません。
自分との対話、自分と友人との対話、自分と1匹の対話……。
きっと、あなたの大切な人との”対話”の先に、それぞれの”安心”が待っていると思います。そう信じています。

LGBTsと住まいについて、LGBTsの生き方について、自分が望む生活について。今後もTwitter、HP、noteなどで情報を発信していきますので、フォローしていただければ嬉しいです!
X(Twitter):https://twitter.com/princesssq_lgbt
HP:https://www.lgbt-mansion.com/
また、住宅購入という選択肢が気になる方、「いますぐ」の購入を考えているわけではなくてももちろん結構です。お問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォーム:https://www.lgbt-mansion.com/request/

いいなと思ったら応援しよう!