「時を超える絆」第2章: 秘密の力

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翔太と涼は、自分たちが手にしたこの異様な力の正体を知るために、日々試行錯誤を続けていた。学校の屋上や放課後の教室で、彼らはさまざまな実験を行った。

ある日、放課後の教室でのことだった。翔太が持つ時間を止める力には、いくつかの条件があることが分かってきた。例えば、翔太が集中している間だけ時間を止められることや、翔太が他人に触れるとその人も時間の停止を免れることなどだ。

「ねえ、翔太。こんな力、他にも誰か持ってるのかな?」

涼がふとした疑問を口にした。

「分からない。でも、もし他にもこんな力を持つ人がいるなら、その人たちに会ってみたいな。」

その時、教室のドアが静かに開いた。そこに立っていたのは、翔太と涼のクラスメートである神崎 美咲(かんざき みさき)だった。彼女は二人が何をしているのか興味深そうに見つめていた。

「何か面白いことでもしてるの?」

美咲が近づいてきた。翔太は少し戸惑ったが、涼が先に口を開いた。

「実は、翔太がちょっと変わった力を持ってるみたいなんだ。」

美咲は目を輝かせた。

「どんな力?見せてくれる?」

翔太は一瞬躊躇したが、結局は美咲に打ち明けることにした。彼は美咲の手をそっと握り、集中して時間を止めた。すると、教室内の他の生徒たちが一瞬で静止した。

「すごい…本当に時間が止まってる…」

美咲は信じられない様子で周りを見渡した。翔太は時間を戻し、美咲に説明した。

「この力が何のためにあるのか、まだよく分からないんだけど…」

「でも、この力を使って何かできるんじゃない?例えば、人助けとか…」

美咲の言葉に、翔太と涼は新たな可能性を感じた。

「確かに。この力を使って、困っている人を助けられるかもしれない。」

涼も賛成した。

その日から、翔太、涼、美咲の三人はチームを組み、この力を使って何ができるのかを探ることにした。まずは学校内での小さな困りごとを解決することから始めた。紛失物を見つけたり、トラブルを未然に防いだりと、彼らの活動は次第に学校中の生徒たちに知られるようになった。

しかし、ある日、三人は学校の裏庭で不思議な人物に出会った。その人物は黒いローブをまとい、顔を覆っていた。彼は三人に近づき、低い声で言った。

「君たちがその力を持っているのは知っている。だが、その力には代償があることを忘れてはならない。」

翔太たちは驚きと共に、その人物の言葉に耳を傾けた。

「代償…?」

「その力を使うたびに、君たちの時間も削られているのだ。君たちがどれだけの時間を持っているのか、慎重に考えなければならない。」

その言葉を残し、人物は去っていった。三人は彼の言葉の意味を理解しようと試みたが、すぐには答えが出なかった。

「どういうことだろう…」

美咲が不安そうに呟いた。翔太と涼も同様に困惑していたが、彼らは力を使い続けることでその答えを見つけるしかないと決意した。

新たな疑問と不安を胸に抱えながら、翔太たちは次の行動を決めるためにさらに深く考え、調査を始めることにした。彼らの冒険はまだ始まったばかりだった。


↓第3章

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