【考察】何故、漫画では心の声が詳細に書かれているのか?
前回、"好き"について考えていた時、
ふっと頭に浮かんだ"漫画"の描写について。
少し話が長くなりそうだったので、
新しく整理してみることにしました。
前提としては、漫画に下記のような1コマがあった場合。
"あ、これ、〇〇に似ている…"
何かお店に陳列されている商品に手を伸ばした瞬間
漫画に出てくる他のキャラクターの仕草を見た瞬間
シチュエーションは様々かと思いますが、とあるキャラクターが思うこと。
私が前回、頭を整理した時には、
"あ、これ、" = "直感"
"〇〇に似ている…" = "何故"
になると考えました。
そうなると、漫画のキャラクターがたった1コマ、正確にはたった1つの台詞の中で"何故"まで言えてしまうことが不思議に感じたのです。
私は、最初"直感"で行動することは出来ても、それが"何故"なのかは悩んだり少し時間を置いた時に出てきたりするからです。
何故、心の声が詳細に書かれているのか?
実際のとある漫画の1コマ、というものを私は頭に描けていないので、もしかしたら思い込みかもしれない…
という気持ちを持ちつつも考察していきます。
(もし、実際にそういうコマを見つけたら教えて下さい!)
ぱっと思い浮かんだのがこの3点。
・漫画のコマ数に限りがあるから?
・実際には考えている時間があるが、その間が表現されていないから?
・重要なことを分かり易く伝える必要があるから?
漫画のコマ数に限りがあるから?
私は漫画家ではないので、あくまで推測ですが、コマ割り等、効果的に使う為、又はページ数の問題で1コマに収めないといけない場合があるのではないでしょうか。
特にアナログ誌では担当するページ数が決められているかと思うので、他の重要なコマを書くとなると、重要度の低いコマで情報を集約する必要があるのかもしれません。
実際には考えている時間があるが、その間が表現されていないから?
実際のストーリー上では、"直感"で何かに気が付き、"何故"そう思ったかというところを自問自答して時間が掛かっているが、"・・・・・。"で表現されていないからかもしれません。
確かに、毎回"・・・・・。"が連発されると、読み辛くなったり、人によってはその"・"の多さで、このキャラクターは考えるのに特別時間が掛かるのかな?なんて意図せぬ印象を与えてしまうかもしれません。
何より、コマを文字が圧迫して絵の面積も狭くなってしまいそうです…
重要なことを分かり易く伝える必要があるから?
私がより強く気になったのはこちらです。
前回、自分の"好き"が一体何であるのか、ということを考えていくうちに、
過去の記憶が、私達を形作っている。
言い換えれば、過去の経験が、私達を作っている。
と考えました。
そうすると、漫画に登場するキャラクターの"直感"は、読者に伝わらないかもしれない。
もし読者がそれまでの漫画のストーリー上で、キャラクターの経験を追体験していれば、"直感"が得られる可能性はあるものの、現実世界と違い、限られた二次元上の情報からとなると、画力、画風も相まって伝わり辛くなるかもしれない。
小説だったら、キャラクターの台詞とは別に心情等を文字で読者に伝えることが出来るが、漫画は文字数が多くなればなるほど、読み進めるのに時間が掛かってしまう。
そうなると、キャラクター本人に言わせ(思わせ)てしまうのが、端的に読者に状況、心情の両方を理解して貰えるのでは?
という結論に至りました。
そして、その後は特定ジャンルでは"お約束"という形で、踏襲されている、という可能性もあるのでは?と考えました。
漫画研究科でも何でもないので…、あ、漫画研究会というのは、こういうことを研究?考察?しているのかしら?
と、突然頭に浮かびました。
今迄何とも思わなかった、又は、何かちょっと引っ掛かっていたけれど、気が付かないふりをして通り過ぎていたことに目を向けることで、知らない世界と繋がることが出来ました。
最後に
こればっかりは実際に描いた漫画家さんに伺うしか確認方法はないのですが、私の中で前回の記事を書いている際に点と点が繋がったような感覚があったので纏めてみました。
実際に描かれた方からすると、見当外れのことを書いているな、と思われるかもしれませんが、中にはこう考えていた方もいらっしゃるかも?
少なくとも私はこう考えた、こう感じた、ということが大事だと思うので、こうしてnoteに1つの記事として残せて"嬉しい"です。
…でも、やはりちょっと気になるので、もし実際に描いたことがある方がいらっしゃったら、是非解説をお願いします!
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