写真のバックアップを真面目に見直してみた
2025年の写真整理ついでに色々見直したメモです。
※本記事内のリンクはAmazonアフィリエイトプログラムを利用したものとなります。
■ 保存先
NAS
OneDrive
Amazon Photos
この3箇所へバックアップしています。
-> NAS
8TB HDD 2台によるRAID1構成。
後述する写真整理スクリプトを中で動かしており、メディアサーバとしての役割も持たせています。
-> OneDrive
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage
私はMicrosoft 365 Personalを利用しているため、1TB(無料だと5GBまで)の容量が利用できます。いくつか不便な点(後日これも記事にしようかな)はあるものの、1TBというのは腐らせるには勿体ない容量なので運用に組み込みました。
-> Amazon Photos
プライム会員なら(静止画データに限り)無制限&画質劣化無しで写真を保存できるサービスです。
検索については(本記事作成時点では)OneDriveよりも明確に優れている印象があります。
「ラーメン」といったキーワードで検索した際、どちらも概ね「ラーメン」の写真は表示するものの、Amazon Photosの方が無関係な写真が表示される率が低く、「ベストマッチ(一致率)順」「撮影日時順」でソート順序の切り替えができるため、目的に応じた検索もできそうです。(OneDriveの表示優先度は謎、少なくとも撮影日時順ではない)

ただ、基本的に「アーカイブ用途」であり、ファイル名一覧を出して移動したり削除したりして「整理する」という目的にはエクスプローラとの親和性の高いOneDriveに軍配があがります。
あくまで整理が終わったあとの「最終格納先」にしておくのが良さげ。
■ 運用方法
-> 1. 【手動】デジカメやスマホから写真データを取得
物理的にUSBケーブルで接続する必要があるのでここは流石に手動です。
FlashAirが思想としては素晴らしかったのですが、アプリの品質がアレだったためか現在は生産終了してるんですよね…
-> 2. 【手動】位置情報を付加(デジカメの場合)
去年自作したツールを使ってデジカメでEXIFに位置情報を付加しておきます。できれば自動化したいところですが、GoogleタイムラインにはAPI叩いたりして取得する仕組みが用意されていないため現状不可能のようです。
-> 3. 【自動】NASに放り込んで整理スクリプト実行
EXIFに記録された撮影時刻
ファイル名から読み取れる日時
ファイルの作成日時
という優先順位で日付フォルダを作りながら自動分類していきます。
-> 4. 【自動】Synology DriveでWindowsに自動ダウンロード
分類後のフォルダをWindowsとの同期対象にしておき、自動的にダウンロードされるようにしておきます。
-> 5. 【自動】Amazon PhotosとOneDriveと同期
自動ダウンロード先フォルダをクラウドサービスの同期対象フォルダにしておき、PCを起動しているだけでクラウドサービスへのアップロードが完了します。
■ ここに更に追加するなら
現状だとクラウドサービスへの依存度が高いため
物理媒体のアーカイブメディア
…を追加したいところです。これで年1回程度の頻度で「2025年の写真」としてアーカイブできれば万全ではないでしょうか。
-> 【没】SSD / USBメモリ
どちらもNAND型のフラッシュメモリを用いた記憶媒体ですが
性質上、定期的に通電しないとデータが飛ぶ可能性があり、アーカイブ的に使うには少々リスクが高いです。
-> 【没】M-DISC DVD
メディアの信頼性だけで言えば一番採用したいところですが
開発元であるMillenniataが破産している
という無視できない要因があります。
製造自体は引き続きVerbatimやRITECが行っているのですが、
作ってるのはBDだけでDVD生産してねぇ…
在庫切れorプレミア価格になっている時点で「バックアップ先」としての候補からは消えてしまいます。
私個人の心情として、度々仕様変更が繰り返されるBDよりは、良くも悪くも「枯れた技術」であるDVDの方が長生きする未来が見えてるんですよね。
またか、またなのか、MOみたいに私が求める媒体は消えゆく運命なのか
-> 【候補1】HDD
価格容量比は優秀でメモリやストレージの高騰にも(それほど)巻き込まれておらず、アーカイブ用途なら弱点とされる速度も気になりません。
ただ、どうしても物理的な衝撃に弱い精密機械なため、アーカイブ的に運用するには少々不安。NASに入れる分には十分アリなんですけどね。
また、光学メディアと異なり上書きができてしまうため、ランサムウェアの類には本体ごと巻き込まれるというリスクもあります。
-> 【候補2】LTOテープ
磁気テープという旧来の技術でありながら、アーカイブ的な運用をするバックアップなら頂点とも言えるやつ。医療機関や政府などで使用され、企業であればMicrosoftやGoogleも採用しているらしいです。
2000年からずっと生産・改良され続けており、理想っちゃ理想です。ただし、絵に描いたような「個人用途ではオーバースペック」、特にドライブが100万前後と明らかに予算オーバー。ヤフオクで探せばLTO6(2012年発売)あたりのドライブが数万円くらいで見つかりますが、こちらはより早期に「テープがいつまで生産されるか」という問題が出てくるんですよね…(LTOで後方互換性が保証されるのは2世代前までだそうで)
-> 【候補3】M-DISC BD
没にしたDVDに対し、先の短そうなBDならドライブ・メディア共に入手性も良好でここまで挙げた候補の中でもコスパは最も優れています。
M-DISCは米国国防省(DoD)の耐久テストにパスしたと謳われますが、パスしたのはあくまで「Millenniataの製造したM-DISC DVD」であり、Verbatimの製造するM-DISCはデータ記録層の素材が異なるようです。
…という話をしてるとジト目になってきますが、入手性とコスパに優れているのは事実ですし、光学メディアの中で寿命が長いという点は信じたいところ。
■ 結論
そこまで予算かける気もないので、M-DISC BDかなぁ…
