第2話 ピアノからの再出発
学校に行くのがつらい日々。でも、心の支えとなる小さな時間があれば、少しずつ前に進めます。
前回は、ピアノをやめて塾に通い始めたAさん。でも思うように成績は伸びず、学校に行くのもつらくなってしまいました。
占いの視点で見ると、今は心が揺れやすく、不安定な時期。焦らず、自分の気持ちに寄り添うことが大切なタイミングでした。
⏬️第1話はコチラです。
〜安心できる時間が、学校復帰の第一歩〜
不登校の子にとって、学校に戻る一歩はとても小さく、慎重です。
でも、安心できる時間を取り戻すことが、復帰への大きな原動力になります。
今回は、ピアノがAさんにとってどんな意味を持ち、どのように再出発につながったのかをお伝えします。
兄との共通点が支えに
Aさんと兄のTくんは、七彩占いで見るとエレメントと数秘が同じ。
つまり、心と思考の傾向が似ているのです。
困ったとき、まずTくんに「あなただったらどう思う?」と聞くようにアドバイスしました。
すると、Tくんは「好きなことは続けたい」と答えました。
両親の「勉強が先」という考えとは逆です。
Aさんにとって、ピアノがあるからこそ勉強も頑張れる。
好きなことを奪ったことで、心の支えを失ってしまったのです。
ピアノが笑顔を取り戻す
母親は塾をやめてピアノ教室に戻すことを考えましたが、Tくんの「やめたところに戻るの?」という顔を見て、ふと思いとどまります。
「通う場所ではなく、Aさんが弾きたいかどうかが大切」と気づいたのです。
Aさんに聞くと答えは明確でした。
「ピアノ教室ではなく、ピアノが弾きたい」
母親は、自由に好きな曲を弾ける環境を整えました。
「好きなアイドルの曲を弾いてみたい」
と控えめに口にしたAさんの表情はパッと明るくなり、母親も涙ぐむほど安心しました。
安心できる時間が第一歩
ピアノの時間は、ただの趣味ではありません。
Aさんの心を守り、学校復帰の準備になる大切な時間です。
小さな成功体験が、Aさんに自信と安心感をもたらすのです。
再登校は簡単ではあませんが、
・心が落ち着くこと
・好きなことがあること
・信頼できる人がそばにいること
――この3つがあれば、少しずつ前に進めます。
お子さんが学校に行けない時、無理に「行かせる」より、安心できる居場所や好きなことを取り戻すことが何より大切です。
小さな一歩を認め、支えるだけで、復帰への大きな力になります。
次回(10/10・金)第3話「少しずつ戻る、学校への一歩」
行けなくても「行こうとした自分」を認めることで、前に進む勇気が育つ――Aさんの揺れ動く気持ちと、そのサポートの方法をお伝えします。
