第23回「ガンダムマーカーでの塗装日記⑨ HGサザビー」
◆サザビーという機体について
前回の「シナンジュ祭り」につづいて
今回から、2回に渡って
「サザビー祭り」をお送りする。
そして「サザビー祭り」第一弾は、
HGサザビーの紹介だ。
サザビーと言えば、あなたが真っ先に
思い浮かべるプラモデルは何だろうか。
多くの人にとっては、
MGやRGあたりが定番かもしれない。
中には、あえて旧キットを
推したいという人もいるだろう。
今回は、その中でも
「HGサザビー」の魅力について、
書いていきたい。
サザビーは、言わずと知れた
シャアが最後に搭乗した機体だ。
ゼータでは、百式という
金色のモビルスーツを愛機として
活躍していたが、映画「逆襲のシャア」において、
久々の赤の機体への搭乗となった。
また、ジオン系モビルスーツとして、
その大きさ、姿形、性能の高さ、
ファンネルも装備され、
間違いなくシャア専用の
機体の中で最強クラスとなる。
人気ゆえにキット化にも恵まれている。
MG、RGでは、それぞれ独自のギミックもあり、
ガンダムベースでは、MGサザビーの
スペシャルコーティングは人気商品だ。
プラモ画像を送りあっていた友人からも
RGサザビーの完成写真が送られてきた。
それらと比べると、どうしてもHGサザビーが
過小評価されているように思えてならない。
おもちゃ売り場でも、売れ残っている率が
高いように思う。(個人的見解)
そこで、まずはHGサザビーの良いところを
3つ紹介していきたいと思う。
◆HGサザビーの良いところ
1つ目が、アニメ映画版のサザビーに
一番造形が近いという点だ。
MG、RGも、ものすごくカッコ良いと
思うのだが、人によってはアレンジが
効きすぎていると感じるのではないか。
特に映画を見て育ってきた
ファンからしてみれば、HGサザビーこそが、
自分の知っているサザビーの形だと
思うのではないだろうか。
ガンダムマークⅡや百式の
HGリバイブ版に対する論争があったように、
アニメという原点にこだわる人は
意外に多いように思える。
アニメ版に近い造形は、
HGサザビーの大きな魅力だと思う。
2つ目は、作りやすさと色分けの優秀さだ。
サザビー自体が、大きめの機体でもあり、
MG、RGは、パーツが細かい上に量も多い。
塗装するにも、かなりの労力を必要とする。
それに比べると、そこまでディティールは
細かくはないが、1つ1つの外装パーツは
大きめで組み立てやすい。また、ある程度の
色分けもされているため、素組みでも、
十分カッコ良いし、少し部分塗装するだけでも、
見栄えが全然違ってくる。プラモを作るうえで、作りやすさも、大切な魅力だと思う。
最後に3つ目は、なんと言っても価格帯だ。
当たり前の話に聞こえるだろうが、
MG、RGに比べるとお値段がお手頃なのである。
これは、ガンプラを作りたい欲求と経済的事情の
葛藤を抱えた人にとって、とてもありがたい
ことなのである。ガンプラ作りを
趣味としている人にとって、
お手頃なお値段というのは、魅力的である。
そんなHGサザビーにも、もちろん弱点はある。
もっとも大きいのは、MGやRGと比べたときの
「情報量の少なさ」だろう。
モールドや細かいディテールが控えめなぶん、
どうしても迫力で見劣りしてしまう。
そこで、この物足りなさを
ガンダムマーカーの
「ロイヤルメタレッド」で
どこまでカバーできるのか試してみたい、
というのが今回の制作動機だ。
目指すのは、RGサザビーと並べても
存在感で負けないHGサザビー。
その過程を、この記事で追っていきたい。
◆HGサザビー制作開始 弱点を補う工夫
まず、先程、弱点だと言った
ディテールの少なさだが、
ロイヤルメタレッドを
キレイに塗装できれば
逆に、その赤の輝きが映える。
そう考えて、ガンダムマーカーを
めいっぱい振って、いらない紙に
インクを出して確認した後、直塗りをする。
この時は、なめらかに1回で塗り切る
必要があるので、パーツごとに
振っては紙にインクを出して
ペンの状態を確認した。
また膝のところのパーツや
ダクト部分をガンダムゴールドで塗装した。
赤と金の組み合わせは、キレイに仕上がる。
今回は、ロイヤルメタレッドの輝きを
強調したいため、比較的、輝きを
抑えたガンダムゴールドで塗装してみた。
最後の仕上げはデカールである。
これもHGサザビーの弱点を補う工夫だ。
しかも、今回はRGサザビー(クリアカラー)の
リアリスティックデカールを
貼ることにした。
おいおい、HGにRGのデカールを
貼るなんて贅沢だなと思われそうだが。
RGサザビー(クリアカラー)には
市販の水転写式デカールを
あらかじめ買っておいた。
だからHGサザビーを作る時には、
このリアリスティックデカールを
貼ってみて、どんな感じになるのか
試してみたいと思っていた。
貼ってみて、やはりピッタリとは
いかなかった(当たり前)
それでも、HGサザビーの弱点を
補強するという点では十分役割を
果たしてくれたと思う。
そして完成だ。
今回使ったマーカーはこちら。
【ガンダムマーカーEX】
· ロイヤルメタレッド
· シャインシルバー
· ホワイトゴールド
· コスモメタブルー
· ヘビーガンメタリック
· ルミナスメタグリーン
【ガンダムマーカー】
· ガンダムゴールド
私としては、満足の出来だ。
ロイヤルメタレッドの深紅の輝き。
ゴールドとのバランスも良い感じだ。
デカールも良いアクセントになったと思う。
是非とも、このHGサザビーをご自分の目で
確かめて頂きたいと思う。

さて、HGサザビー完成の勢いで
RGサザビー(クリアカラー)を
ロイヤルメタレッドを使って
メカニカルコアメッキ風に
制作してみた。
次回は、いよいよ
こちらの完成品を紹介していくので
楽しみにして頂きたい。
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