保育士をやって良かった。#16| ☀︎ 退職届をお守りに。笑えなくなった私が精神科を探していた頃
保育士をして10年目くらいの頃、
何事にも興味がなくなって
心から笑えなくなってしまったことがあり、
精神科を探していたことがありました。
ちょうど、現場の責任者という立場と
保育園の事故のニュースが連日報道されていた時期です。
明日は我が身かもという危機感が、
ずっとずっと頭から離れませんでした。
予期せぬ事故で
自分の子どもが命を落とすことも
人の子どもが命を落とすことも
テレビに報道されることも
刑務所に入ることも
責任をとって一生賠償することも
人からずっと恨まれることも
一応全部、可能性として頭に浮かんでくる日々。
保育士さんなら経験があるかもしれません。
命の重みっていう、7文字では片付けられない、
なんともいえない感覚。
そんな時、
とある精神科医の方のブログを見つけて
心がふっと軽くなり、退職届をお守りに
あと1年頑張ることができました。
(今辞めてしまったら、娘が保育園を
退園することになるので避けたかった)
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一部の限られた
才能あるナチュラルボーン支援者以外は、
支援者の道をひたすら極めるのでなくて、
趣味、家庭、副業、管理職、研究などなど
他のアイデンティティをもっておくことが重要です。
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なるほど!!
私、明らかに
ナチュラルボーン支援者ではないよね。笑
その先生は、
精神科医の患者さんのダントツ1位の職業が
保育士であるという観点から、
(次いで教員、看護師、介護士、理学療法士など)
対人援助の葛藤について、ご自身の言葉で
真剣に書いてくださっていました。
精神科医の先生って、
話をあまり聞いてくれないとか
薬しか出さないとか、
持ち時間が少なすぎるとか書かれてるのを
よく見かけてたので不安だったんです。
(行ったこともないのに、失礼な話...笑)
なので、本当の考え方を知ることができて
安心した自分がいました。
(色々な先生がいると思いますが)
面白いのが、
良い面も悪い面も含めて、色々な角度から
先生自身が【本音】でブログを書いていること。
・ご自身の理想の援助のあり方
・対人援助職の人の現実や葛藤
・精神科医の中でも、世代の違いによる価値観の違いで色々あるということ
・小学校の教育の歴史と変化や、
学校に通うことの価値について
・発達障害の歴史と興味深い研究
・ご自身の興味がある動物行動学の研究
などなど。
考えさせられることばかりで、
いつのまにか全部読んでいました。
(この時点で、興味が持てる力が残っていたので
良かったです)
グレーゾーン児の対応についても、
ずっと頭から離れなかったので、
見方を変えるとすごく視野が広がりました。
今考えると、
気持ちの切り替えが下手だったんですよね。
この先生の理想の援助者のあり方が、
☀︎ 感謝されるのではなく、
黒子のような目立たない存在
☀︎ なんか頼りない先生やったけど、
何とかなって良かったわ、と思ってもらえる存在
...すごく素敵だなと思いました。
少なくとも、そのブログを通して
私は持ち直せたので感謝なんですけどね!
まさに黒子のような存在。
先生も、記事を書くことで
色々アウトプットして
ご自身の心を整えていたんじゃないかな。
保育士である前に、私は一人の人間。
その当たり前の事実を思い返せた時、
ようやく息ができるようになった気がします。
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参考:精神科医の個人ブログより
次のお話はこちら
☀︎ 「責任が取れない」と断ったあの日と、「それぞれが専門家」と捉える勇気
☀︎ 娘と私のエッセイ集
どんなリズムの日常も、面白がって刻みたい。
