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保育士をやって良かった。#18| ☀︎ 「奇跡の保育園」みたいにできない。スレていた頃の私

24時間テレビを見ていた時のこと。

97歳の現役保育士さんが経営する、
【奇跡の保育園】の特集が目に留まりました。
画面越しに伝わってくる温かな光景に
すごく心が惹かれたのを覚えています。

かつて現場の代表として、
上司と部下の板挟みに遭い、
組織の論理に疲弊してしまった私。

一度は封印したはずの保育への想いが、
その97歳の先生の笑顔を見た瞬間、
静かに、また動き出しました。



奇跡の保育園では...
☀︎ 1週間の活動内容を、子ども達で決める
☀︎ 自分でやりたい遊びを自由にする
☀︎ 食事は、食べたい量だけ自分でよそう

小さな頃から、自分で選べる環境を作り、
しっかり自立できる子どもになる。


うん、すごくすごく理想です!!
(この保育園に通わせるために、
県外から移住してくる親御さんもいるそう)


現在97歳の園長先生は、戦争を経験し、
子どもの頃から自分で決めるという
選択肢を持てなかったそうです。

「子どもが考えて選ぶ自由を大切にしたい」
ご自身の経験から、一貫して
この思いを語られる姿が印象的でした。



園長先生は、本も書いておられます。
数年前、
保育士だった頃に読んで衝撃を受け、
こんな保育やってみたいと思いました。
(同時に、現実とのギャップに撃沈)


なんていうかね...

ドラマを見た時のように、
(理想だけど、どうせ無理やわ)と
と大きなモヤモヤが同時に来ました。
この時は、完全にスレてたなぁ。笑


だって、保育園のやり方は決まってるから。
ホームページに、1日の流れは記載されてる。
(それを見て、保護者は園決めるよね?)


「このように月案や週案、日案立てなさい」
って決まってる。
(散歩コースも、ねらいもこっちが決める)


食事は、調理員がして、手袋必須で
子どもは調理室に入ってはいけない。
(衛生面上、しかたないんだけどね)


怪我がないように、トラブルがないように
みんな毎日必死で。
(顔は笑ってるんやけどね、私だけ?)


園の代表になったって
諸々の決定権はないし、
上司や会社側の言うことを
結局聞かなあかんことになるのに..!!
(これはこれで問題ですね)


...そんなこんな
保育士さんたちの現実があるからこそ、
【奇跡の保育園】と呼ばれるのは納得でした。




この人、荒んでんなぁ..と思った方。笑
(怒らないから大丈夫)

これは、保育士だった頃の話で。
奇跡の保育園の話を久しぶりに聞いて、
今はすごく前向きに捉えています。


例えば
☀︎ 学校から帰ってきてからの過ごし方
基本自由に好きなことしてもらってる。
(何時間も学校頑張ったからね)


☀︎ 朝の洋服の選び方
トップスは選んでもらうようにした。
(トータルバランスは、一応チェック)

☀︎ 宿題のやる気が出ない時
順番変えたり、好きな音楽聴きながらだったり、
とりあえず軽めのを1個したり。
(自分も家事の時、そんな感じだしね)


次は、ご飯も自分でよそってもらおう!
「これ食べたくなかった」とか言い出したら
イライラしちゃうから。笑



こんな感じで、
自分に余裕ができたからこそ、
荒んだ自分から少し解放されました。


理想を全部取り入れようとするんじゃなくて、
無理なことの方が多いからこそ、
今できることを、少しずつ。

そもそも、私も自分のやり方で
進めたいタイプなわけだし。
子どもだって大人と同じですよね。



理想は遠くにあってもいい。
そこを目指して走るのをやめて、
隣にいる娘のペースに合わせたら、
ようやく自由が見えてきた気がします。


「子どもが、自分で考えて選ぶ」
これからも大事にしていきたいですね。

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参考:
・『92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て』(大川繁子著、実務教育出版)

・『24時間テレビ48』(日本テレビ系列 / 2025年8月31日放送回、番組内の発言を参考に構成)


次のお話はこちら
☀︎ 子どもの姿に自分を重ねてみたら、「あの頃の本音」が湧き上がった

☀︎ 娘と私のエッセイ集
どんなリズムの日常も、面白がって刻みたい。

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