大手と中小、研修ってここまで違う
就活のとき、「研修制度」ってなんとなく見ていませんでした。
研修が充実している、若手育成に力を入れている。
どの会社も似たようなことを言います。
でも実際に働いてみると、ここも会社によってかなり違います。
大手の研修は技術より別のものを教えている
自分も大手で研修を受けてきました。
新入社員研修は2週間ほどで、ホテルに泊まり込みでした。
名刺交換や電話対応といった基本的なことから、各部署の仕事内容まで、かなり幅広く教えられます。
会社までの移動は毎日タクシーで、食事も用意されていて、高級旅館に泊まる機会もありました。
正直、かなりお金をかけているなという印象でした。
2年目研修や5年目研修もあり、だいたい2泊3日くらいで実施されます。
コロナの時期はWEB開催でした。
内容は技術的なものはほとんどなく、
・どういう技術者になりたいか
・どういう会社にしていきたいか
・後輩をどのように育てるか
といったテーマで、グループワークを行うような形式でした。
当時は実務をいくつも抱えていたので、正直しんどいと感じることもありました。
ただ、久しぶりに同期と会って話す時間は、良いリフレッシュにもなっていました。
なぜ大手はこういう研修をするのか
最初はもっと技術を教えてほしいと思っていました。
でも今振り返ると、会社としての狙いは別のところにあるように感じています。
1つは、全体のマネジメントレベルを揃えることです。
拠点や部署が違っても、一定の考え方や進め方で仕事ができるようにする。
これは大手のような大きな組織ではかなり重要だと思います。
また、そもそも技術を集合研修で教えるのが難しいという事情もあると思っています。
建設コンサルは分野ごとに使う技術やソフトが全く違うので、全員に同じ内容を教えても実務に直結しにくい。
そのため、技術は現場で覚える前提で、会社としては共通部分にあたる考え方や進め方に時間を使っているのではないかと感じています。
もう1つは、離職を防ぐ意図もあるのではないかと感じています。
定期的に同期と顔を合わせる機会を作ることで、横のつながりを維持する。
実際に研修に参加していても、その意図を感じる場面がありました。
中小はほぼOJT
一方で中小になると、研修はほとんどありません。
基本はOJTです。
先輩や上司と一緒に仕事をしながら覚えていくスタイルです。
ただ、全く研修がないわけではありません。
希望すれば、自分で外部の研修を選んで受けることができます。
例えば、
・土木学会
・建設コンサルタンツ協会
などが開催している、専門分野に特化した研修があります。
費用は5,000円から1万円程度のものが多く、上司の許可をもらえば会社負担で受けることができます。
大手のように会社主導で一斉に研修を受けるわけではなく、自分で選んで受けるスタイルになります。
中小の研修の特徴
この違いをまとめると、
・大手は会社が用意する研修
・中小は自分で取りに行く研修
というイメージです。
その分、
何を学ぶかは自分次第
動かないと何も変わらない
という側面もあります。
どちらが良いという話ではない
大手は組織としての安定やリスク回避に重きを置いた研修。
中小は現場で戦える力をつけることを重視した育成。
どちらも合理的です。
就活でどう見るか
正直、研修内容だけで判断するのは難しいと思います。
ただ、
会社として考え方を揃えることを重視しているのか
それとも人によって育て方が変わる前提なのか
この違いを見ると、その会社の雰囲気は少し見えてきます。
最後に
研修があるかどうかよりも、どういう環境で育つのかの方が重要だと思っています。
このあたりの会社の見方や判断基準については、別でまとめています。
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