建設コンサルの説明会、どこも同じこと言ってね?
建設コンサルの説明会に参加すると、だいたいこんな話をされます。
「社会インフラを支えるやりがいのある仕事です」
「若手の育成に力を入れています」
「ワークライフバランスを推進しています」
どの会社も判を押したように同じことを言います。
でも、本当に知りたいのはそこじゃないですよね。
自分は22社受けたので、説明会にもかなりの数参加しました。
その中で気づいたことがあります。人事が「言わないこと」の方が、企業選びではよっぽど重要だということです。
ちなみに、自分は大手から中小に転職した立場なので「中小に誘導したいんでしょ?」と思われるかもしれません。でも、自分の会社への採用とは一切関係ないですし、大手に戻りたいと思ったこともあります。
どちらが正解かではなく、「選び方を知らないまま決めるのが一番もったいない」という話です。
① 残業時間の「実態」
説明会で「残業はどのくらいですか?」と聞くと、だいたい「月平均20〜30時間です」と返ってきます。
この数字、嘘ではないんです。ただし「平均」です。
閑散期にほぼゼロの月もあれば、年度末に60〜80時間に跳ね上がる月もある。それを12ヶ月で割れば「平均25時間」になります。年度末のリアルは、説明会では絶対に語られません。
しかも、同じ会社でも部署によって残業時間はまったく違います。そしてもっと言えば、どの上司の下につくかで劇的に変わります。ここは人事も答えようがない部分です。
じゃあどうやって実態を知るのか。方法はあります。ただ、ここでは書ききれないので別でまとめています。
② 「転勤」の本当の意味
大手コンサルの説明会では「全国に拠点があります」「希望を考慮します」と言われます。
でも、入ってみると分かります。「希望を考慮する」と「希望通りになる」は全然違います。
そして転勤の問題は、今の自分だけの話じゃないんです。5年後、10年後に結婚して、家を買って、子供が小学校に入って——そのタイミングで転勤を命じられたらどうするか。就活中にそこまで考えている学生はほとんどいません。人事も「将来転勤で苦労するかもしれません」とは絶対に言いません。
「転勤あり」の3文字で片付けていい話ではないです。これは働き方の話ではなく、人生設計の話です。
③ 「大手=安定」の裏側
これは説明会で言わないというより、言えない話です。
大手コンサルは確かに経営は安定しています。でも「会社が安定している」ことと「あなたの生活が安定している」ことはイコールではありません。
なぜ大手は残業が多くなりやすいのか。なぜ若手の離職率が高いのか。これには経営構造に起因する、かなり明確な理由があります。
ここは業界団体の公式データで数字として示せるレベルの話ですが、説明会で語られることはまずありません。
④ ただし、大手には大手の魅力がある
ここまで読むと「大手はやめとけ」と言っているように見えるかもしれませんが、そういう話ではありません。
大手には、大手でしか得られないものがあります。国交省やネクスコの大規模案件に携われること、全国・海外で働ける経験、充実した研修制度、同期の多さ。これは中小では得られません。
大事なのは「大手が良いか悪いか」ではなく、「自分に合っているかどうか」を判断する軸を持つことです。説明会で聞ける情報だけでは、その判断ができない。それがこの記事で一番伝えたかったことです。
じゃあどうすればいいのか
説明会の情報だけで企業を選ぶのは、正直かなりリスクがあります。
じゃあ何を見ればいいのか、どこで調べればいいのか、誰に聞けばいいのか。
自分は22社受ける中で、説明会では絶対に分からない情報を、別のルートで集める方法をいくつか見つけました。
まずはこちらの記事で、大手と中小の「本当の違い」を整理しています。
そして、企業の比較方法、面接の順番と戦略、内々定の判断基準まで含めて、体系的にまとめたガイドはこちらです。
就活は情報戦&方針設計です。説明会で聞ける話は、全員が同じように聞いています。差がつくのは、説明会の「外」で何を掴めるかです。
