夜鳴き蕎麦屋のお菊さん(16) 第1572幕
【中学生編】
第16話 『中学入学』

お菊が、中学に入学した日のお話。
お菊は、地元の公立中学に入学した。
この中学では、部活動は必須であり、必ずどこかの部に入らなければならなかった。
入学式が終わり、次の日から、先輩たちの各部への勧誘合戦が始まった。
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先輩達:
・・・バスケ部入らない?
・・・ブラスバンド部どう?
・・・漫画興味ない?
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様々な部に勧誘されたが、お菊には入りたいと心に決めていた部があった。
そして、その部室の前に立つ。
そこは、陸上部・・・
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お菊:
すみません。
失礼します。
入部希望の五十嵐お菊です。
よろしく、お願いします。
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陸上部のキャプテン:
ああ、入部希望者かい。
俺は、3年でキャプテンの上条だ。
よろしく。
1週間は、仮入部期間だから。
色々な部を見学するといい。
どうだい、走ってみるかい?
体操服着てるよね。
じゃあ、トラックに行こうか?
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お菊は、上条先輩に連れられて、トラックまで追いていく。
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上条先輩:
はい、みんな集合。
仮入部希望者は、こちらに並んで。
今日は3名だね。
じゃあ、自己紹介してもらおうか?
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近藤(新入生):
近藤真美です。西小出身です。
長距離が得意です。
よろしくお願いします。
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金子(新入生):
金子陽子です。北小出身です。
幅跳びが得意です。
よろしくお願いします。
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お菊:
五十嵐お菊です。東小出身です。
短距離が得意です。
よろしくお願いします。
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上条先輩:
3年の上条だ。キャプテンをしている。
よろしく。
じゃあ、軽くストレッチをしたら、校庭を3周ほど走って体を温めてくれ。
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新入生達は、軽めのメニューをこなした後、先輩達の練習を見学して、1日目は終了した。
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1週間は、あっという間に過ぎていった。
仮入部期間が過ぎ、お菊は正式に陸上部の顧問の先生に入部届を提出する。
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お菊:
さあ、今日から陸上部員だわ。
先輩達の足を引っ張らないように、頑張らなきゃ。
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上条先輩:
じゃあ、今日から1年は正式部員となった。
よろしく。
1年は、基礎体力をつけてもらう。
まずは、ストレッチの後は、校庭を5周走り、腕立て伏せ100回、腹筋100回、スクワット100回、ダッシュ10本、バランスボールでの体幹強化、その後は、マシンを使って自然なフォームを身につけてもらう。
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1週間が過ぎ、だいぶ慣れてきたお菊ではあったが、筋肉痛で弱音を吐く。
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お菊(心の中に呟く):
花ちゃん、さすが、中学の部活は厳しいわね。
体中、筋肉痛だよ。
やっていけるかな?・・・😢
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花(心の声):
大丈夫だよ。
まだ始まったばかりでしょ。
これからこれから。
早く、ご飯食べて、お風呂に入って・・・
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お菊:
母さん、ごは〜ん大盛りでちょうだい。
お腹ペコペコなんだから。
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母:
はいはい。
さあ、召し上がれ。
さすが、育ち盛りね。
これじゃあ、ご飯、明日から一升炊かなきゃ足りなくなっちゃうわ。
お父さん、きっちり稼いできてよね。
うちのエンゲル係数、爆上がりになりそうなんだから。😢
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お菊:
美味しい。
いくらでも食べられるわ。
運動した後の、ご飯って最高ね。
ご馳走様でした。
ああ、食った食った。
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母:
お菊、食ったなんて言わないの。食べたって言いなさい。
お嫁に行けなくなっちゃうわよ。
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お菊:
ええっ、だって〜
美味しかったんだもん。
でも、お嫁さんになれないのは嫌・・・
じゃあ、お風呂入ってくるね〜
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お菊:
おお〜
お湯に浸かると癒される〜
極楽極楽・・・
このままで、極楽に行けるわ・・・
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花(心の声):
お姉ちゃん、それじゃあオッサンだよ。
幽霊の私だってまだ極楽行けてないのに。
お姉ちゃんだけズルい・・・
うらめしや〜 🤣
