レビューとレポート第4回 リボーンアートフェスティバル(3日目)2019年9月1日
本日はリボーンアートフェスティバル小積エリアと鮎川エリアを見ていく。
鮎川エリア、コバルト荘跡地に来た。これはF6石川竜一の《痕》
「原初的な感覚の再確認。一人一人が感じ考えることを尊重すること」


「いつか穴を掘ってみたいと思っていた。なんの意味もない穴を」という穴。目的なく感覚的に掘りまくっているということか。この穴に意味はない。人が歩ける部分は安全に作ってある。
島袋道浩《白い道》




白い石が敷き詰められて道になっている。歩くのを楽しんでいるといつの間にか目の前に金華山と海が現れる。道を歩いているとじゃりじゃりと小石の音がする。

白い道の最終地点には鳥小屋があり、バードコールが置いてあった。自由に鳴らして鳥と会話をして欲しいとの事だったので10分程度鳴らしてみたが鳥が反応することは無かった。
吉増剛造《room キンカザン》




作家本人が常宿としていたホテルニューさか井の二階の一室。窓からは金華山が展望できる。
吉増剛造《詩人の家》




ライブイベントの記録映像も流れている。
青葉市子《風の部屋》




作家によれば、「鮎川の土地がうたっています」との事である。
貝殻や骨、そして至る所にドローイングがあってとても楽しい。オキアミ先生の生徒になって先生の似顔絵を描いてたくさん学びたい。
島袋道浩《鮎川の土》



少し狭い階段を登ると3階の屋上にたどり着く。現地スタッフの方が丁寧に案内してくれた。白い大皿に鮎川の様々な土地から採取された土が盛ってあり、そこからは雑草が生えてきている。かつてこの会場は一階と二階が保健センター、三階は病院として利用されていたらしい。台に乗って街の方を向くと、その方が「これが今の鮎川の復興の状況です」と言ったのが印象的だった。


震災時のまま放置されている部屋。荒れ具合が生々しい。

写真に上手く収めることは出来なかったが、左上に映っているのは石川竜一の《掘削》の写真。なんの意味もない穴を掘ったという作品の写真だ。震災の爪痕が放置されている空間になんの意味もない穴を掘った写真が混在している。
鹿を活かす施設「フェルメント」鹿の解体処理施設

津田直「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」



東北で三百年以上続いている鹿踊りに同行し、鹿をめぐる物語として写真が展示されていた。鹿の角が木の枝のように映されている。
リボーンアートフェスティバル市街地エリアBアートドラッグセンター。ここではAmmy、守章、有馬かおる、鹿野颯斗、SoftRibが展示をしていた。





Ammy《1/143,701》

Art Drug Centerに入ってすぐ右側の壁に直接書かれていたAmmyの作品。パンフレットに「この街から、逃げたい、離れたい」とあるように、震災の被災地である宮城は作家自身の地元でもある。「震災に向き合うこと、震災と共に暮らしていくことに疲れ果ててしまったのである」の一文は、今回のリボーンアートフェスティバルを表す一言なのかもしれない。
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レビューとレポート第4回、リボーンアートフェスティバルレポート3日目のレポートはこれで終了。これで3日間のレポートも終了する。大急ぎの3日間だった。作品をゆっくり堪能するにはあと2日か3日くらいは必要かもしれない。すべての作品を見ることが出来なかったのが悔やまれる。
レビューとレポート 第4号(2019年9月)
1日目、2日目は以下のリンクからどうぞ↓
レビューとレポート第4回 リボーンアートフェスティバル(1日目)2019年8月30日(https://note.mu/qqwertyupoiu/n/n999a4829b2e6)
レビューとレポート第4回 リボーンアートフェスティバル(2日目)2019年8月31日(https://note.mu/qqwertyupoiu/n/n34475720e36a)
