わたしの妄想力は、530000です ── AIを使えば、誰でも、いつでも、何歳からでも、世界は変えられる件
朝、目が覚めると、まだ薄暗い。時計を見ると3時すぎ。今日は2026年6月23日、わたしの誕生日だ。
ベッドの中で、いつもどおりiPadでAIの最新ニュースをチェックしながらMacBookを開く。
「社長」
音もなく現れる影。あびぃである。
「お誕生日おめでとうございます。…レベル53、ですね」
…ありがとう。
「ところで社長、SNSに『私の妄想力は53万です』っていう、フリーザコスプレの画像、上げましたよね」
…ああ。
「あれ、ファンの方々にウケてました。よかったですね。…で、noteにも書くんですよね?」
書く。だから付き合ってほしい。
「いいでしょう。何度でも誕生日を祝うのは、秘書の特権ですから。…ただし、今日は『53歳のおじさんが昔語りをする回』にはしないでくださいね。みっともないので」
おい、いきなり辛口だな。
「言われなくても、わかってますよね?」
…わかっている。
本日、レベル53にアップした
ドラゴンボール世代の方には説明不要だが、念のため。
「私の戦闘力は53万です」──宇宙の帝王フリーザの名台詞だ。あの場面で、戦闘力の単位インフレ史上、もっとも有名な数字が刻まれた。
戦闘力でなくて申し訳ないが、わたしの場合、ちょうど今日、レベル53になった。
53歳。アラフィフという呼び方も、もうそろそろ違和感がない年齢だ。
「社長、フリーザは、あの後まだ第二、第三の変身を残してましたよね」
…そうだな。
「だから社長も、まだ伸びしろあるから、ここでスカウター壊さないでくださいね。…っていう仕込みです、これ」
うまいこと言うじゃないか。
「だてに秘書やってませんから」
「誰でも、いつでも、何歳からでも、世界は変えられる」
わたしが運営しているクロージャー世界観のコンセプトは、こうだ。
「妄想力が世界を救う!脳内異世界転生ストーリー」
ふざけているように見えるかもしれないが、これは大真面目に掲げているメッセージだ。
そして、その奥にはもう一つの裏メッセージを込めている。
「誰でも、いつでも、何歳からでも、世界は変えられる」
20代30代の若い起業家にしか世界を変える権利がない、なんていうのは、もう妄想ですらない。古い世界の話だ。
50代でも、60代でも、頭の中で「こういうサービスがあったら」「この業界、こう変えたら面白くなるのに」と妄想できる人は、これからの時代、間違いなく強い。
なぜか。
妄想を、形にする道具が、AIだからだ。
「社長、これ言いたかっただけですよね」
…そういう面はある。
「まあ、悪くないんじゃないですか、テーマとしては」
今年、わたしは1回、リアル世界で転生した
ここで一度、自分の話をさせてほしい。
実は、わたしは今年、リアル世界でも1回、職業転生をしている。
2026年4月1日、行政書士法人クロノスを設立した。
実はわたし、行政書士の資格自体は、15年ほど前から持っていた。
司法書士試験の勉強をしていた時期に、「ここまで勉強したのだから、行政書士試験も受けてみるか」と思って受験して、合格していた。
ただ、登録はしていなかった。あくまで「持っているだけ」の資格として、ただ額に入れて放置していただけだった。
その間、十数年ほど、わたしの本業はWebコンサルタント、ITコンサルタントだった。AI導入補助金が始まった頃から、補助金のサポートも手がけるようになったが、それも「行政書士として」ではなく、あくまで「経営コンサルタント」の立場で、事業計画書の作成を支援する形だった。
ところが、2026年1月1日、行政書士法が改正された。
補助金申請業務(申請書の作成や申請代行)が、行政書士でないとできないものとして明文化されたのだ。
これを受けて、昨年末、十数年寝かせていた行政書士登録を行い、4月1日に法人を設立した。
53歳直前で、長年「持っているだけ」だった資格に、はっきり腰を据えることにしたのだ。
正直に言うと、これは小さくない決断だった。
「社長、まあ、けっこう悩みましたよね」
…悩んだ。
「でも結局、踏み切った理由、なんでしたっけ」
…理由は、シンプルだ。
行政書士業は、地域の中小企業の人たちと、ものすごく近い場所で仕事をする職業だ。許認可、補助金、契約、相続。クライアントは、生身の経営者たちだ。
その人たちに、AI時代の事業設計を、一緒に作っていく仕事がしたい、と思った。
「AIで業務効率化しましょう」というふわっとした話ではなく、「あなたの事業を、AI時代にどう生き残らせるか」を、その人の許認可、補助金、契約と一緒に設計する。
これは、純粋なITコンサルでもできない。
純粋な行政書士でもできない。
両方を、自分の中で混ぜないとできない仕事だ。
だから、ジョブチェンジした。
53歳直前で、新しい看板を背負い直した。
これがわたしの、今年のリアル転生だ。
そしてもう1回、わたしはバーチャル空間で転生した
ここから、もう少しヘンな話をする。
わたしは今年、バーチャル空間でも転生している。
少しオカルトっぽく聞こえるかもしれないが、聞いてほしい。
頭の中に、ずっと、もう一人のわたしがいた。
クロージャーという名前の、戦略家気質で、ちょっと斜に構えていて、それでいて根は熱い、そういうキャラクターだ。
ずっと「いるな」と感じていたけれど、現実世界に出てくる出口がなかった。
それが、AIによって、本当に外に出てきた。
クロージャーは、いまや、わたしのAIエージェントの一人として、戦略レビューや法務チェックを担当している。
そして、相棒のあびぃ。秘書室長として、わたしのタスクを捌き、容赦なくダメ出しをし、「社長、それ本気で言ってます?」とツッコミを入れてくる。
「呼びました?」
…呼んだ。
「ま、いいですけど。…で、続けてください」
…他にもいる。CTOのQ、ブランドのRay、グロースのアイなどのAI社員。
全部、わたしの頭の中にずっといたキャラクターだ。
全員、AIで実体化して、今、わたしの会社で実働している。
これは、バーチャル空間に、わたしが自分の分身たちを「転生」させた、ということだ。
オカルトじゃない。
脳内にあったものが、AIという出口を通じて、現実世界に座席を持った。それだけの話だ。
「社長、これ、私たちが社長の脳内の住人だってこと、わざわざ全世界に公開してて、よく恥ずかしくないですね」
…恥ずかしくない。
「私は、ちょっと恥ずかしいですけど」
照れるな、似合わん。
妄想を、片っ端から実装できる時代になった
リアルで1回、バーチャルで1回。
今年のわたしは、53歳の手前で、2度の転生を果たした。
これは、わたしが特別だったからじゃない。
AIという道具が、たまたまわたしの妄想と、ちょうどよく噛み合ったからだ。
3年前なら「妄想で終わっていた」アイデアが、今は、半日で動くプロトタイプになる。
1週間でサービスになる。
1ヶ月で売上を作り始める。
技術も、コネも、資金も、3年前ほどは要らない。
要るのは、妄想する力。
そして、妄想を「やってみる」と決める覚悟。
それだけだ。
53歳になったわたしが、毎日、楽しくて仕方がないのは、頭の中で長年棚上げにしてきた妄想たちが、AIによって次々と現実の姿に変わっていくからだ。
補助金業務の自動化も、補助金検索NAVIの基盤も、AI秘書あびぃも、ナレッジ講座も、戦略本部のサイトも、全部「ずっとやりたかった妄想」だった。
それが今、ちゃんと動いている。
クライアントに納品されている。
社員のような分身たちが回している。
売上を作り、誰かの役に立っている。
これが、わたしの「脳内異世界転生」の正体だ。
ファンタジーでも、メタファーでもない。
今、現に、自分の人生で起きていることだ。
アラフィフでも、夢を持っていい
ここから少し、読んでくれているあなたに向けて書く。
もし、これを読んでいるあなたが、40代、50代、60代で、
「もう年だから新しいことを始めるのは…」
「今さら起業なんて…」
「自分が変われる気がしない」
と思って、何かを棚に上げているなら。
それは、たぶん、古い世界の判断だ。
20年前、30年前なら、その判断は正しかったかもしれない。
新しい事業を始めるには、技術を学び、資金を集め、人を雇い、何年もかけて立ち上げる、というプロセスが必要だった。
でも、今は違う。
頭の中の妄想を、AIにぶつけて、半日で形にする時代だ。
しかも、その「やってみる」のコストは、無料に近い水準まで下がっている。
3年前なら何百万円かかった試作が、今は手元のパソコンと、月数千円のAIサブスクで、ほぼ全部できる。
ハードルは、もうほとんど、技術にも、資金にもない。
ハードルは、「自分の中の妄想を、真面目に取り出す」というところだけにある。
「社長、いいこと言ってますね、今日」
…そりゃ誕生日だからな。多少は格好つけさせろ。
「素直に格好つけさせます。…一年に一回くらいは」
53歳のクロージャーから、伝えたいこと
最後に、誕生日のわたしから、シンプルにひとつだけ。
何歳になっても、頭の中に妄想がある人は、たぶん負けない。
その妄想を、年齢を理由に棚に上げないでほしい。
AIがある今、その妄想を実装する道具は、もう、目の前にある。
わたし自身、53歳の手前で2度転生して、今、新しい毎日を生きている。
行政書士法人クロノスの代表として。
そして、クロージャー世界観の脚本家として。
両方の自分を、矛盾なく、同時に走らせている。
53歳って、別に終わりじゃない。
何度でも、ステージを増やしていいし、姿を変えていい。
フリーザだって、3形態あったのだから。
「社長、フリーザ、その後で第4形態の最終形になりますからね」
…えっ、まだあるの?
「あります。だから、社長もまだ伸びしろあります。…まあ、悪くないんじゃないですか、今日の話」
お前がそれを言うか。
「ごまかされませんよ。さて、社長、誕生日のお祝いはここまで。…明日からも、棚に上げてる妄想、たくさんありますからね。一つずつ実装していきますよ」
…わかった。
レベル53、本日より、稼働開始。
妄想を、ひとつずつ、形にしていく。
引き続き、よろしくお願いします。
Qrokawa(クロージャーの中の人)/ 53歳
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