野生生物の宝庫マダガスカルを巡る旅 ⑦
2025/Aug./10 SUN.
バオバブ並木道の日の出とキリンディをあきらめ〜
4:15にアラームが鳴ったので起き、身支度を整える。さすがに、この時間に起きると眠い。今日は連泊なので荷物の整理をしなくてよく、散らかしたまま部屋を出る。
何のために早く起きしたかというと、まずはバオバブ並木道でサンライズを見るため。何回バオバブを見に行くのだと、言われそうだが、これが今回の旅の最大の目的なのだから、仕方がない。しかも、これが最後だ。そして、バオバブの並木道で朝日を見た後は、キリンディ森林保護区に行き、野生の動物をたくさん見てきて、午後にこのモロンダバまで戻ってくるというプラン。

ホテルの外へと出ると、もちろん、日の出より随分前なのでまだ外は真っ暗。西の空に満月が輝いている。本来は昨晩、今日の行動の手配をしようとしていたのだが、ATM騒ぎのドタバタで時間無く、結局、Hotel Menabeでしか聞けなかった。それに寄ると、キリンディ森林保護区までに行く4WD車のチャーター代は300,000アリアリと言われたので見送った。つまりは今から見付けねばならない。
大通りに出てみるが、さすがにこの時間ほとんど人はいない。そこに通りかかった1台のトゥクトゥクを止め話し掛けてみる。ただ、英語は通じない。それでも、スマホを使って、グーグル 翻訳や文字を見せて何とかコミュニケーションを図る。こうして、ワアワアやっていると、こんな時間なのにどこからか人が集まってくる。が、誰一人英語が通じない。私が希望している行き先、時間などがなんとか通じて、ようやく料金交渉だが350,000アリアリとか、300,000アリアリとか言われる。こちらの希望額の200,000アリアリではなかなか難しそう。そもそもこの人達が直に交渉をする相手である4WD車のドライバーではないので、コミッション費を上乗せしているのだろうか?
値段交渉が破談すると、また他の人が"キリンディ?"と話しかけてくる。が、すべてマダガスカル語かフランス語でほぼ通じない。そこでスマホを使って同じ事を何回か繰り返す。が、私が無理な行程か値段を言っているのか、なかなか商談がまとまる気配はない。
こんな事を繰り返している間にアッという間に時間は経っており、少し東の空が白んできた。今日の日の出は6:20頃。最初に行きたいバオバブ並木道まで1時間近くかかる事を考えると、これではもう夜明けのバオバブには間に合わない時間帯になってしまった。残念、無理だと諦めることにするか。

となると、キリンディ森林保護区だけなら、公共の交通手段であるタクシー・ブルース(乗り合いミニバン)に乗れば格安でキリンディ村までは行けるはず。そこで、プランを変更して、集まっている人に身振り手振りで聞くと、タクシー・ブルースの乗り場はすぐ傍にあることがわかった。そこは競技場の裏にある土のグランド。その端に粗末な小屋がありチケット売り場になっている。正確に言うとチケットではなく、名前を告げてその運賃15,000アリアリ(約500円)を支払うシステム。そして、いつ発車するのか確認すると、定時はなく、人の集まり次第だと。何人かは待っているが出発はいつになるのだ?
もう東の上空が明るい。その後、徐々にではあるがこの土のグランドに人が集まってきた。7:15になって動きがあり、次々に名前が呼ばれ、私の名前も呼ばれた。この広場にはカミオンとも呼ばれるトラックタイプのタクシー・ブルースも止まっていたが、幸いにもキリンディへはミニバンタイプのタクシー・ブルースで行けるみたい。良かった。これからは屋根へ荷物を積む作業が始まる。今まで見てきたとおり、タクシー・ブルースの特徴は屋根の上に乗った大量の荷物。みんな街で買い出しをして郊外に持ち帰るのであろう、大量の荷物を運ぶので、当然、この作業に時間がかかる。そして、最後に埃よけシートを被せて、完了。

そして、乗車する際にも名前が呼ばれる。指定席になっているらしい。私の席は最前列である運転席の後ろの1列目の真ん中。(ベストは更に前の助手席なのだが…)ようやく3時間の立ちっぱなしから解放されて、車内に座れる。ホッとしたところだが、子供を膝に載せた大きなお母さんがこの列に2人も乗っていて、ここに5人座るとギツギツ。このモロンダバから北東へ約60kmに位置するキリンディまでは最低でも3時間近くは乗車するはず。これは厳しいかも。
さて、これから目指すキリンディ森林保護区(Réserve Forestière de Kirindy)は自然の稀少動物の棲み家。昨日までの3日間のツアーでバオバブはたくさん見てきたが、キツネザルはまだ2匹見たのみで見たりない。キリンディ森林保護区にはその広大な森林に、世界最小の霊長類であるピグミーネズミキツネザルやブラウンキツネザル、オブトコビトキツネザル等の8種類のキツネザルを含めマダガスカル固有のほ乳類が生息している。それだけでなくカメレオン、ヘビ、カメを含め24種類もの爬虫類、そして、45種類もの鳥類が棲息し自然の宝庫なのでそれらとも出会えるかもしれない。そこには宿泊施設もあり、泊まればナイトサファリやモーニングサファリも楽しめるらしいのだが、日帰り訪問でも十分に野生生物とのエンカウンターを楽しめるらしい。
実はそのキリンディは昨日近くは通ったのだが、改めてこのモロンダバの街から向かわねばならない。8:15、ようやくキリンディに向けタクシー・ブルースが動き出す。すぐに街中にあるガソリンスタンドに寄ったのだが、前にいたトラックがトラブっていたのか、随分長時間待たされた。そして、次は検問で時間がかかる。さらにはトラブルと行ってまた止まる。この調子だといつ着くのだ??

舗装路を走っているうちは良かったが、北に折れ、昨日も通ったバオバブ並木道を抜けるRN8を辿ると、揺れがハンパない。昨日の4WD車とは明らかに乗り心地が違う。膝が前の鉄の壁にあたり痛い。これは過酷。道はこれからもっと悪くなるし、時間的には少なくともあと2時間はかかるはず。これに耐えられるか??しかも、このタクシー・ブルースはキリンディ村までは行くが、保護区まで行かなく、到着後5km近く歩かねばならない。それを加味すると、答えは必然的に"ノー"だ。これ以上乗るのは無理だ。タクシー・ブルースというアトラクションに1時間半乗ったという事にしよう。"まだ、マダガスカル独自のキツネザルや他の生物を見る機会はあるはず"と自分に言い聞かせ、バオバブ並木道に差し掛かった所でドライバーに声を掛け、私1人ココで降ろしてもらう。
昼間の静かなバオバブ並木道
時刻は9:45。ようやく地獄の乗り物から解放された。結果的には、5時間掛けてたった15,000アリアリで、真っ昼間のバオバブ並木道に辿り着いただけである。
暑い。北からの日差しが厳しくなっている時間帯である。ただ、その分、ビックリするのはこの人の少なさ。昨夕は観光客で大賑わいだったこの場所に、この時間に来ている人は圧倒的に少なく、静かで、これだと写真を撮っても人が写り込むことも少ない。

また、このバオバブ並木道はマダガスカルを代表する観光名所でありながら、地元の人々が日常的に利用する生活道路であり、欠かせない存在。道端では農作業中の人々が挨拶を交わし、ゼブ牛が引く牛車が通り抜けていく。観光客にとっては非日常の風景も、ここではありふれた日常の一部らしい。
そして、昨夕、夕陽を見るために過ごしたバオバブ並木道の東側にある湿地に行ってみるが、こちらこそ誰もいない。しかし、池には朝顔や蓮が咲いている。キレイだ。そして、昨夕がウソのような静けさだ。改めて、ここに来て(ここで下車して)良かったと思う。
バオバブ並木道の横にはちょっと小洒落た観光案内所&カフェみたいな施設がある。しかも、ここにあるトイレは無料でキレイなので、ありがたく使わせてもらう。
そのついでに入口付近にあるカフェを覗く。場所柄かさすがバオバブに関した物が多く、バオバブのジュースにバオバブのアイスクリームなどがあり、前者が7,000アリアリで後者が10,000アリアリと明らかに観光地価格だが、こんな機会じゃないと食べれないだろうから、トライしてみようか。
実は、4日前にHotel Menabeにチェックインした際に、ウェルカムドリンクとして冷えたバオバブジュースを出してくれた。薄い茶色のそれは少し酸味があって自然そのもので健康に良さそうなドリンクだった。このため、今日は違う物をと思いバオバブアイスクリームとやらを注文してみる。

しっかりとしたグラスの容器に載って出てきたそれはボリュームもある。肝心の味はバオバブジュースと同じで、少し酸味があり、爽やか且つナチュラルな味。美味い。誰もいない木陰のソファに座って、バオバブを見ながらこれをいただくのは格別に贅沢な時間。
さぁ、バオバブ並木道も堪能したし、名残惜しいが、ここを後にしてモロンダバの街へと戻ろう。さて、問題なのは帰りの足。ここを通りかかるタクシー・ブルースは1台見掛けたのみで次はいつ来るかわからない。そこで、駐車場の先に行ってみるとプスプスがいる。ここに来ているのは往復で来ている人が多いと思うが、グーグル翻訳を使って聞いてみると、やはり"客を待っている"と言う。ただ、時間はありそうで交渉に乗ってきた。最初、60,000アリアリの提示だったが、すまんが私は相場を知っている。そこで結局、30,000アリアリ(約1000円)で交渉成立。
私は"ムラムラ(ゆっくり)でいい"というが、彼はこの場所まで戻って来ねばならないからと、玉のような汗を掻いて必死に漕ぐ。ただ、プスプスには3人とか乗っている姿も見掛けるので、私1人なのでまだマシか??このプスプスという乗り物は、前と後では地獄と天国。申し訳ないが後部座席には日よけもあり、風があって涼しく、気持ち良くて眠くなってくる。

空港近くでこのプスプスを降り、ここで乗り継ぎだ。ここから西のエリアはトゥクトゥクも使えるはず。ただ生憎、トゥクトゥクはいなかったが、すぐにまた別のプスプスに囲まれた。"Hotel Menabeまで"とお願いするが、どうやら、彼らにもテリトリーがあるようで、行ける人と行けない人がいるみたい。またその金額も100,000アリアリとか言ってくる輩もいるが、申し訳ないがこっちは相場を知っているので10,000アリアリ(約333円)は譲らない。結局、若い輩が受けた。
そのプスプスでダウンタウンまで入ると、ホテルまで行かず銀行前で降ろしてもらう。昨夕の悪夢が頭を過ぎるが、懐が淋しいので、ATMにチャレンジせざるをえない。そこへ行くと1台はOut of servicesになっていたので、昨晩の曰く付きのもう1台を使う。果たして、今日は無事ちゃんと稼働した。良かった。ただ、何故か引き出しの上限が600,000アリアリで、全部10,000札の番号の揃ったピン札が出てきたので、また財布に入り切らない。
とりあえず、バオバブ並木道で朝日を見た後、キリンディ森林保護区に行くという目的は果たせなかったが、昼間のバオバブ並木道には満足できた。今日学んだことは、やりたいことを完遂したいのなら、ケチらず金を払ったほうが良い。
海辺を楽しむべくノシケリー散策
ホテルの部屋に一旦戻り、短パン、サンダルに着替え、虫よけと日焼け止めをしっかりしてから、このホテルからビーチの方に歩いて行ってみる。朝は長袖、長ズボンでも少し寒いくらいだったが、この時間はかなり暑い時間帯。このため、海風に吹かれながら、ゆっくり海沿いを散歩する事にした。こうして、旅先でのんびり過ごすのも良いもんだ。朝、タクシー・ブルースに乗っていたのとは別世界。

目の前のビーチの先に広がるのがモザンビーク海峡。なんでマダガスカル海峡と呼ばないんだろうとは思いつつ、遥か彼方までやって来た事に感慨深い。穏やかな風が吹いており、それを利用して帆掛け船が沖に出ている。歩いているこのビーチはほんと真っ白な砂で、サラサラで歩き辛い。このビーチの一部には、カラフルなパラソルが並んでいるが、海は波が高いからか入っている人はそれほどいない。ほぼ日光浴が目的なのだろう。 そのほとんどはローカルで、外国人の姿は見掛けない。日曜日の今日、家族もしくは友達と共にリラックスをしている様だ。
砂洲となっている海辺のノシケリー(Nosy Kely)の先端まで歩く。すると、ボートの修理をする男達、頭の上に荷を載せて運ぶ女達、そして走り回る子供達がおり、地元の風景だ。一方で、このノシケリー地区には外国人向けのホテルやレストランが立ち並んでいる。

14:00過ぎており、少し遅いがその一つのレストランでランチを摂るべく、こぢんまりとした南国チックなレストラン"Claire de Lune"に入る。さすがにこの時間だからか客は誰もいない。メニューを見せてもらうと私の好物であるカラマリがある。スターターメニューだが、量は少なく無いというので、それを1皿注文する。料理出てくるまで20分くらい掛かったが、出来たて熱々が出てきた。これをタルタルソースに絡ませて食べると完ペキ。やっぱり、海沿いのシーフードは最高にうまい。そして、トマトの付け合わせもありがたい。ドリンクはカプリセのオレンジ味を頼み、合計で14,500アリアリ(約483円)。これはお得。このレストランの女性スタッフは英語堪能だし、サービスはかなり丁寧で非常に心地良いレストランだった。
素朴な暮らしを営むベタニア漁村
再び散策を続けて、ホテル・バオバブカフェの前までやって来た。この近くに、桟橋があるはずなのだが、見当たらないので、スマホの画面に"Je veux aller à Betania (ベタニアに行きたい)"と書き、そこらにいた人にその文字を見せると、そこまで連れてってくれたので、幾ばくかのチップを手渡す。

その場所は桟橋とは思えぬ、運河に面した泥の坂だった。そして、ここから渡し舟に乗船することが可能らしいので、ここにいる船頭と直接交渉してその船賃は40,000アリアリ(約1333円)で手を打つ。
これから向かうは、ヴェゾ族が暮らす"ベタニア漁村(Fokontany Betania)"で、そこでは地元漁師の生活を垣間見ることができるらしい。それにはピローグと呼ばれるアウトリガーカヌーで行く必要があり、その交渉をしていた訳だ。カヌーの片脇に浮子となる棒状の物を取り付けている船をアウトリガーカヌーというが、マダガスカルではフランス語で"ピローグ"と呼ばれている。そのピローグ(と言えばカッコよく聞こえるが、実際には丸木舟)に乗り込むと、私一人に対してこの細長く狭い船の前後に筋肉隆々の男性が2人も乗り込んで、2人で漕ぎを始める。

まずは緑鮮やかなマングローブが横に立ち並ぶ水路を掻き分けて進む。水を漕ぐ音のみが聞こえ静か。やがて私を乗せたピローグは水路を抜け大きな河の河口に出ると、対岸の島に村が見えてきた。あれがベタニア漁村みたいだ。
2人の漕ぎ手は頑張ってこの河口を渡り、その島にどんどん近付いて行くが、この時間、潮が満ちているものの、場所によってはかなり浅い所があって手でボートを押し進む所もある。そして、ついに船は砂浜に打ち上げたので、ここで船を降り上陸する。 島の子供達がたくさん出迎えてくれるが、その中にローカルガイドと称して勝手にガイドを始める輩がいる。
ここは漁村というより広い砂地で出来た島で、砂浜と木々の間に、藁と木でできた小屋が並んでいるが、これがこの島の現役の家らしい。この村には電気やガス、水道は来ていない。(ただ、電気用のソーラーパネルはあり、水用の井戸もある。)しかし、粗末ながらもお店、病院、学校兼教会もある。興味深いので、それらの建物や家の中とかを見たいと思ったが、それはできない様である。

また、まともな道もないので車やバイクなども全く走っていない。ここの人々はこの近くの海や川で漁った魚を食料にする他、街に行ってはその魚を売り、代わりに日用品などを買って戻る。このため、漁業で使う道具は大事で、網を作ったり、修善したりしている。そして最も大事な物は船でピローグ(丸木舟)を手作業で掘って作ったり、木を組み合わせてかなり大きめの船まで造船している。
こうしてこのベタニア漁村では、自然の恵みに感謝しながら、素朴でささやかな生活を営んでいる。ただ、村の子供達はとても元気。しかし、驚く事にここの住民はほぼ皆裸足で過ごしている。
そして、(この漁村だけではないが)女性は顔面にタマリンドという植物の果実から作られるタバキと呼ばれる物を塗っている人も多い。それには肌の保湿効果があり、日焼け防止にもなるそうだ。数年前に訪れたミャンマーでもタナカと呼ばれる物があったが、それに非常に似ている。

ローカルガイドの他に太鼓のような楽器を持って一緒に付いて回る男がいる。"音楽のサービスはどうだ"と言われたが、それを断ると、"ココナッツを飲まないか?俺がこの木に登って採ってきてやる"と言う。それほど喉が渇いている訳でもないが、この高い椰子の木を登る姿を見たくて、お願いする。すると、スルスルスルスル、あっという間に10mを軽く超す高い椰子の木を登り、1つを落としてくれた。そして、ローカルガイドが斧でその上部を切り落とし、ストローを刺して渡してくれる。冷えてないがオイシイ。これにチップ込みで7000アリアリ(約233円)を支払う。
1人だけ飲み物を飲んでいるのもアレなので、ついて回って来ているたくさんの子供達にキャンディーをあげることにした。実はこういう所でキャンディーをあげると歯磨きの習慣のない子供たちは歯が悪くなるので良くないとも聞いたので、なるべく勉強に役立つよう様にペンをあげていたのだが、ここでは数が多いので、持ってきているキャンディーをあげよう。するとみんなで、お礼のダンスを披露してくれた。何かを貰うと、いつもこうして観光客の相手をしているのであろう。

トータル1時間程でこのベタニア漁村をぐるっと1周したが、海の民と呼ばれるヴェゾ族の人達の素朴で長閑な暮らしぶりを見ることができたのは貴重な体験だった。一方で、なんか子供達も含めて、ビジネス化されているのが気になった。最後に、ローカルガイドと漕ぎ手2人にチップを渡す。そして、この漁村の浜辺からピローグに乗り込み、15分程かけてノシ・ケリーの桟橋へと戻る。
すると、もう日の入りまであと1時間。このままノシ・ケリーのビーチに出て夕日を楽しもう。ビーチの南の方には人が少なかったが、真ん中の方に行くに連れ、日曜だからか人が多くなってきた。ビーチサッカーを取り囲んで観ている人々もいれば、ステージを組んで何かのイベントをやっているので、人が集まっている場所もある。そこで流れている音楽も、ダンスしている姿もやはりアフリカのノリだ。

海に目をやると、こちらは静か。でも無く、波が結構ある。はるか沖合を帆掛け船がゆく。そして、真っ赤な夕日はその高度をどんどん落としていき、17:50、モザンビーク海峡の水平線の彼方に沈んでいった。日が沈むと海風が少し寒く感じるほど。一旦、ホテルに戻ろう。
モロンダバ最後の夜はまたシーフード
ホテルで少しだけ休憩した後は、夕食はシーフードの豪華ディナーと洒落こもう。特にこの辺りは海が近い事もあってかエビやイカ、ロブスターなどのシーフードは何処で食べても美味しいはず。そこでロンリープラネットにも推薦マークが載っている、海沿いのレストラン"BLEU SOLEIL"に食べに行く。いわゆる観光客向けのレストランなのでお客はほぼ外国人観光客。ちょうど開放的な海側の最前列が空いたばかりなので、そこに座らせてもらう。もう真っ暗で海は見えないが、波音が心地良い。ただ、海風は少し寒いと思う程。

まず、最初にドリンクとしてカプリセを頼んだら、ジュースなのにつまみのピーナッツも出てきた。そして、黒板に描かれたメニューで頼んだのはシーフードのミックス串。ポテトかパスタかライスが選べるので、ポテトをもらうことにした。するとすごい大きな串が2本出てきて、トマト、ピーマン、タマネギなどの野菜に加えて、エビ、イカ、魚などが刺さっている。それに掛かったソースが少しピリ辛でうまい。お支払いは合計で33,500アリアリ(約1,117円)で、マダガスカルにしては高かったけど、おいしくて大満足。お腹を擦りながら、暗い夜道を歩いてホテルに戻る。
そして、ホテルの支払いだが、明日のチェックアウト時で良いのだが、朝はドタバタしそうなので、今晩の内に払っておく。ここの宿代は1泊€14と非常にリーズナブルなのだが、前回現地通貨のアリアリで払ったのだが、計算しているレートが悪かったので、今回は2泊分を€30札で払うと10,000アリアリのお釣りが戻ってきた。
さて、部屋に戻ったらとっとシャワーを浴びてしまおう。が、ここはまた真水との戦い。夜になると結構、涼しいので少し辛い。ただ、今日も砂埃を沢山浴びているので、浴びないという手はない。冷たいが頑張って浴びる。そう言えば、CDGのラウンジ依頼、まともなシャワーを浴びてないな。けど、とにかくサッパリは出来た。
そして、ベッドでスマホを弄り、明日の予定を確認するが、とにかく眠い。今朝は早かったからだ。22:00過ぎだが、とっとと寝よう。
今朝はなかなか思い通り進まず苦労したが、途中でタクシー・ブルースを降りる決断をしてからは非常に良い充実した1日だった。
