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教義と医師の共通点

先日の記事にこんな事を書きました。


では医療関係者が正しく理解していればいいだけの話かというと、実際にこういうこと(原因と結果の取り違い)がちゃんとわかって「悪玉」などと言うコレステロールはないと理解している人は、terrain theory的な考えが多少でもわかっている人しかいなくて、逆に学校と教科書と現場でみっちり似非科学pseudoscienceを覚えこんでしまった方々にとって、ほぼ無理な話なんだろうとも想像します。

コレステロール600から

この記事に限りませんが、こう言う類の事を医療関係者がもし目にしたら、おそらくムッとするだろうと思いつつも書いています。一般人が何言ってんだってね。でもね、別に私独自の考えじゃないんですよね。色々と気づいてしまった多くの医療関係者自身が仰っているわけで、その方々から学んだことを私の記事で色々と紹介させてもらっているのですが、本日は私の記事を過去に読んだことがおありの方にはお馴染みの、アメリカ人医師、Andrew Kaufman, M.D. のFB/Instagramの投稿から短いメッセージ部分をご紹介。

From Andrew Kaufman, M.D.'s post on Facebook

健康や医療に関して私たちが信じ込まされている嘘偽り。その責めは医師だけにあるのではありません。

医師たちは、教科書によって吹き込まれた教義を鸚鵡返しで言っているに過ぎないのです。腐敗した制度によって受け継がれてきた間違った説明を、同じ様に繰り返し使ってきた、と言うことなのです。

QPのワンポイント英単語

indoctrinate
〈人〉に〔…を〕〈無批判に〉教え込む、吹き込む
in-中に+ doctrine教義 + -ate動詞を作る接尾辞

doctrine
(宗教上の)教義、教理
ラテン語doctrinaから doctor-教える + -ine(…すること)

Kaufman先生の投稿中にあるindoctrinationと言う単語は、動詞indoctrinateに名詞をつくる語尾-ationがついたものですが、分解していくとdoctorと言う単語が見えてきますね。doctorと言う単語は、ラテン語で教えるdoceōが語源で、教える人すなわちteacherの意味を持つ語でした。

なぜ教える人が医師の意味になったのでしょう? 元々は、大学教育を受けた優秀な人が、専門家として教える事を許されてDoctorの称号を与えられたわけですが、教育分野としては、神学、法学が主でした。医学もあった様ですが学問として低く見られていたところ、ルネサンス期あたりに正式な学問分野とし確立され、その後医学を修めた者(=Doctor of Medicineと言う学位を得た者)とdoctorと言う単語の結びつきが強くなったため、doctorと言えば医師(physician)の意味が生まれた様です。

indoctrinationの中にdoctorと言う単語がある。実は、医師は「教義」を教える人であって、科学(真理)を教えたり、科学に基づいて実践する人ではないと言うことがよくわかる含蓄のある言葉ですね。

医学が学問として確立される前は、医療職はhealerとかherbalistと呼ばれていたそうで、その頃の医療職の方々は、今ほど「害をなす」人じゃなかったでしょうね。healerすなわち治す・癒す人だし、herbalistすなわち薬草を使う人。ちなみにhealthはhealの名詞形ですから、healerなら健康に導いてくれそうですよね。

そういえば、日本語で医師のことを先生とも言いますね。「先生」と「doctor」の共通点は「専門家」。日英、発想は一緒っぽいですね。

と言うことで、Kaufman先生(Medical Doctor)の投稿から indoctrinationとdoctor、教義と医師の関係についてでした。

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トップ画像:image by 200degrees


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