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【家計の設計】 セットでお得の罠。それ、本当に必要ですか?

先日、妻とスーパーへ買い物に行った時のことです。


ふと買い物カゴを見ると、
いつもより多くのお菓子が入っていました。


「こんなに買ってどうしたの?」
と何気なく尋ねると、
妻は笑顔でこう答えました。


「このお菓子、3つセットで割引になってたから
ラッキーと思って!」

これは、どこの家庭でもよく見られる
日常のワンシーンかもしれません。

家計を管理し、
少しでも節約しようと工夫している人ほど、
割引シールや「セットでお得」という言葉に
敏感になるものです。


普段なら「ちょっと高いな」と見送るものや、
1つだけにしておこうと思うものも、
「セットなら安いから」と、
ついついカゴに入れてしまう。


そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。


しかし、ここで一度立ち止まって考えてみたいのです。

それは「本当にお得」だったのでしょうか。


今回は、日常に潜む「割引の罠」について、
いくつかの場合に分けて考えてみたいと思います。



罠その1:そのお菓子、本当に3つも必要ですか?

通常200円のお菓子が、3つセットで500円。


スーパーではお馴染みの光景です。

1つあたりの単価が安くなるため、
一見すると賢い買い物に思えます。


しかし、そのお菓子は本当に必要だったでしょうか。

お菓子は基本的に嗜好品であり、
生きていく上で絶対に必要なものではありません。

仕事の合間の糖分補給や、
小腹を満たすための癒しとしては機能しますが、家に「必要以上」のストックがあると、
私たちは無意識のうちに食べ過ぎてしまいます。

「まだもう1つあるし、いっか」という安心感が、お菓子に伸びる手を、さらに軽くし、
消費のペースを不必要に早めてしまうのです。


本来、1週間に1袋(200円)で満足できたはずなのに、3袋買ったがゆえにすべて消費してしまったとしましょう。

単価は下がっても、
出費は200円から500円へと膨らんでいます。

これは「100円の得」ではなく、
「300円の損」と捉えることもできます。

お得に買ったつもりが、知らず知らずのうちに
消費量を増やしてしまう罠と言えるでしょう。


罠その2:半額だからと買いすぎて、腐らせていませんか?

お肉や野菜の「半額シール」。
フードロス削減の観点からも素晴らしい仕組みですが、買ったものをすべて使い切れているでしょうか。


特に、1週間に1回などまとめて買い出しをする
習慣がある場合は要注意です。


半額シールが貼られている生鮮食品は、
基本的に「その日のうちに消費しないといけないもの」がほとんどです。

大量に買い込んだ日、
とりあえず冷凍庫に押し込んでおけばいい、
というのは量が少ない時しか成り立ちません。


そのまま冷凍するわけにはいかず、
お肉を1回の適量に小分けにしたり、
野菜を冷凍に向くように下処理したりと、
冷凍庫に収納するための作業自体が大きな手間になります。


大量に買い込むと時間が足りなかったり、
疲れて面倒になってしまったりで、
「後で処理しよう」と冷蔵庫に入れたままにしてしまう。


そして数日後に冷蔵庫をみて、
「これ、もう使えないね……」
となってしまっては本末転倒です。


安く仕入れたはずが、
消費できずに捨ててしまうことになれば、
それは「お得」だったのではなく、
買った金額分まるまる損をしているのと同じです。



罠その3:割引額の大きさに目を奪われていませんか?

これもよくある心理的な罠です。


例えば、本来買おうとしていた500円の豚肉が
半額で250円になっているとします。

その横に、1000円の少し良い牛肉が半額の500円で並んでいたら、どうでしょうか。


「1000円のものが半額なんて、すごくお得だ!」

と、つい牛肉に手を伸ばしてしまうことはありませんか?


もともと「今日は美味しい牛肉を食べよう」
と決めていたなら、素晴らしい買い物です。


しかし、そうではない場合、
本来の出費予定(250円)よりも高い500円を
支払っていることになります。


節約を意識しているはずなのに、
出費が減らない原因は、
お得感についつい目が入ってしまい、
こうした「割引額の錯覚」に引っかかっているからかもしれません。


罠に引っかからないための「静かな」マイルール

では、こうした罠を避け、
本当の意味で家計を豊かにするためにはどうすればよいのでしょうか。

私が実践している3つの考え方をご紹介します。


1. 「消費量が一定のもの」だけをまとめ買いする

お菓子のように、
自分の意志で消費量をコントロールしにくいものは、セット割を避けて「最低限の量」だけを買うのが一番の節約になります。

一方で、ティッシュ、トイレットペーパー、洗剤などの日用品は、家にたくさんあるからといって1回の使用量が急激に増えることはありません。


こうした「消費量が固定されているもの」こそ、
収納スペースが許す範囲で、
まとめ買いの割引やポイントバックを利用するのが論理的です。

2. 冷蔵庫の「余白」と「献立」を想像する

見切り品を買うときは、
「それをいつ、どうやって使い切るか」
を具体的にイメージします。


特にかさばる野菜は、冷蔵庫のスペースを圧迫し、使い忘れの原因になりがちです。

安いからとカゴに入れる前に、
「今日明日の献立にどう組み込むか」
「冷凍庫に小分けにしてしまう余裕と手間をかけられるか」

をワンクッション置いて考えるだけで、
無駄買いは劇的に減ります。

3. 贅沢な見切り品は「1回の買い物につき1つ」まで

我が家では、週1回の買い物の際、
普段は買わないようなちょっと良いお肉やスイーツが安くなっていた場合、

「カゴに入れていいのは1つまで」

というルールを設けています。


予期せぬ「お得」に飛びつくのは、
もともとの想定にない出費です。


あれもこれもと買ってしまうと予算をオーバーしますが、1つだけなら、日々の生活のちょっとしたスパイスとして楽しむことができます。

もちろん、当初から買う予定だったものが安くなっている場合は、ただのラッキーなのでこのルールは適用しません。


おわりに

家計を意識するからこそ、
私たちは「割引」や「ポイントバック」という言葉に敏感になってしまいます。

しかし、「今日安いから」という理由だけで
必要以上に買ってしまうのは、
完全に割引の罠に引っかかっている状態です。

大切なのは、「必要なものを、必要な分だけ買う」というシンプルな原則です。


この軸をしっかりと持った上で、
お得な割引を「利用する」側に回ることができれば、家計は一気に豊かになるのではないかと思っています。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さんは買い物に行く時のマイルールはありますか?ぜひコメントで教えてください!

今日もあなたが自分だけの設計図を描き始める、ささやかなきっかけになれば幸いです☺️

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