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【思考の設計】 本番が怖くて眠れない。私たちはなぜ、こんなにも緊張してしまうのか

野球の試合の前日。この日のためにきつい練習を頑張ってきたのに、なぜか怖くて体が震え、眠れない。


資格試験や、重要なプレゼン、会議の前日。
明日が来るのが不安で、どうしても眠りにつけない。


皆さんも、そんな経験はないでしょうか。


私自身、そういった経験は数え切れないほどあります。

周りからは「全然緊張しているように見えないね」と言われることが多いのですが、
それは昔から野球をやっていて、相手に緊張や自信のなさを悟られないよう、ポーカーフェイスを貫く癖がついているからかなと思います。

実際にはお腹の底から緊張していて、前日はなかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりすることはざらにあります。


しかし、本番当日、その緊張のせいで頭が真っ白になり、大失敗してしまった……という経験は、実はあまりありません。


今日は、人はなぜこんなにも緊張してしまうのか、
そして、その緊張とどう向き合えば本来の力を発揮できるのか。


今日は資産形成から少し離れて、自分自身のコントロールについて、
私のこれまでの経験をもとに、考えてみたいと思います。


なぜ、人は緊張するのか?

そもそも、なぜ私たちは本番前に緊張するのでしょうか。

私は大きく2つの理由があると考えています。


一つ目の大きな理由は、
「それまで一生懸命、努力をしてきたから」です。


学生時代の定期テストを思い出してみてください。


そのテストのために、何日も前からすごく頑張って勉強した時ほど、
「これだけやったのにできなかったらどうしよう」「目標点に届かなかったらどうしよう」
と緊張しませんでしたか?


逆に、「全然勉強してないや。赤点さえ回避できればいいや」と一夜漬けで臨んだ時はどうだったでしょうか。

「わからないものは、やってないんだからしょうがない」と、妙にスッキリ割り切れていたはずです。


心理学的にも、人は「時間や労力をかけたもの」ほど失う(失敗する)ことを恐れると言われているようです。


つまり、明確な目標に向かってしっかりとした努力を積み重ねていればいるほど、緊張が大きくなるのは当然のことなのです。


二つ目の理由は、「ここで結果を出さないと、悪いことが待っている(と想像してしまう)から」です。


テストの点数が悪ければ親に怒られる。

就職活動であれば、落ちたら自分の行きたい会社に行けず、将来どうなるのか不安になる。

野球であれば、自分が打たなかったりエラーをしたりすれば、チームが負けて迷惑をかけてしまう。


そういった「結果や周囲からの評価に対する恐怖」が、自己防衛本能を刺激し、緊張の波を引き起こすのだと思います。


100点はいらない。「合格ライン」だけを見つめる

では、前日の夜、こういった緊張とどう向き合えばいいのでしょうか。


誠に申し訳ありませんが、「前日ぐっすり眠るための魔法の方法」を、私は持ち合わせていません。


しかし、当日しっかりと頭を切り替えて集中するために、私なりに持っている「考え方のコツ」があります。


一つ目は、「自分ができないものは、しょうがない」と割り切ることです。


人間、すべてのことに対して100点を取ることはできません。


お恥ずかしながら、私は自動車の運転免許の筆記試験以外で、人生で満点を取ったことがありません(なぜかあの試験だけ満点が取れて、嬉しくて笑ってしまった記憶があります)。


本番で、自分が今までやってきた範囲外の、
全くわからない問題や質問が飛んできたら、

「私がわからないんだから、周りもわからないだろう。ここで差はつかないな」と潔く諦めることです。

闇雲に100点を目指すのではなく、
「資格試験なら、合格ラインさえ超えればいい」と基準を明確にしておく。


自分がやってきたことさえ出せれば、それで十分なのです。


あえて「ダメだった時」のことを考えてみる

二つ目は、恐怖の対象である「その後に待ち構えていること」への捉え方を変えることです。


まず、テストの点が悪くて親に怒られるというようなケース。


これは勉強しなかった自分が悪いので、甘んじて受け入れてください。


命まで取られるわけではないので、そこは潔く怒られましょう。また次、頑張ればいいだけです。


では、就職活動の面接で落ちてしまったら?
試合で負けてしまったら?


そういう時は、「あえて、ダメだった時のことを事前に考えておくこと」が、実は一番の特効薬になります。


「もし今日ダメでも、この経験は次に繋がる」

「就職の面接で落ちたとしても、それは自分という人間を否定されたわけじゃなく、ただその会社と『ご縁』や『相性』が合わなかっただけだ。今日はその練習だと思おう」

「野球の試合でミスをしたとしても、自分の力を最後まで出し切ることだけに集中しよう」


このように、「失敗した後のセーフティネット」を自分の中で用意しておくことで、
不思議と心はスッと軽くなり、自然とリラックスできるものなのです。

終身雇用が当たり前でなくなった今の時代、
合わない会社に無理に入って苦しむよりも、
「合わなくてよかった」と捉えるくらいの気軽さを持つことも大切です。


緊張は「120%の力」を引き出すためのスパイス

最後に。
本番当日、「緊張しないようにしよう」と無理にスイッチを切り替える必要はありません。

私は、緊張している自分を「当然だ」と受け入れるようにしています。


「朝は必ずこれを食べる」といった自分なりの小さなルーティンをこなしながら、


「自分は今、緊張しているな。それは、今まで自分が真剣に頑張ってきた証拠なんだな」

と、ただ静かに認めるのです。


真面目な人ほど、周りの視線や評価を気にして緊張してしまいます。


しかし、適度な緊張がなければ、自分の100%、あるいは120%の力を出すことは不可能です。


スポーツの世界でも、格下だと思って油断して臨んだ試合よりも、
強い敵に向かって「絶対に勝つんだ」と緊張感を持って挑んだ試合の方が、自然とパフォーマンスは上がります。


緊張しているということは、むしろ今日、自分の120%の力が出せるかもしれないということ。


「始まったからには、なるようになる」


そのくらいの心持ちで、緊張というスパイスを味方につけて、本番を楽しんでみてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さんは緊張するような場面で、どのように対処しますか?ぜひコメントで教えてください☺️

今日もあなたが自分だけの設計図を描き始める、ささやかなきっかけになれば幸いです。

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