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【思考の設計】 「明日やろうは馬鹿野郎」と、どう付き合うか。―真面目な人ほど知ってほしい、持続可能な仕事論。

「明日やろうは、馬鹿野郎だ」


この言葉を座右の銘のようにして、
日々を頑張っている方も多いのではないでしょうか。


かつての私もそうでした。

今できることは、絶対に先延ばしにしない。
なんなら、明日の分まで今日やってやる!


くらいの意気込みで、とにかく目の前のことに
全力でぶつかってきました。

しかし、働いていく中で、
ふと「これは本当に、自分にとっても仕事にとっても良いことなのだろうか」と考えるようになりました。


「今日やる」ことのメリットと、その代償

もちろん、この言葉が持つ側面は正論です。


仕事を先延ばしにしても溜まる一方ですし、
チームで動く仕事であれば、
自分の手元から早く離すことで、
他のメンバーの業務がスムーズに進むという
メリットもあります。


何より、すべてを出し切って「終わった!」という晴れやかな気持ちで家に帰るのは格別です。


しかし、真面目な人ほど、
この「今日やらなければ」という思いが強迫観念のようになってしまうことがあります。


その結果、自分の体や心を少しずつ削ってしまっていることに、気づかないまま頑張りすぎてしまうのです。


脳のリセットが生み出す、仕事の質

私自身、職業柄、議事録を作成したり、
複雑な検討が必要な資料を作成したりすることが多いのですが、
疲れが溜まってくると、どうしても思考がまとまらなくなってきます。


そんな状態で、「明日やろうは馬鹿野郎」という
根性だけでデスクにしがみついても、
納得のいくクオリティのものは生まれません。


以前は無理をしてでも仕上げていましたが、
最近は「これ以上は効率が落ちる」と感じたら、
思い切って翌日に回すようにしています。


面白いもので、緊張状態ではいくら考えても
浮かばなかった良いアイデアが、
帰宅してお風呂に入っている時など、
ふとリラックスした瞬間に降りてくることがあります。


単純作業ならその日のうちにこなしてしまった方が良いかもしれません。

しかし、頭を使う仕事こそ、
無理に続けるよりも一度リセットして、
翌朝のすっきりした状態で向き合った方が、
圧倒的に効率が良く、質の高い案が出ることも
多いのです。


「明日」を計画的に組み立てる

では、なぜ「明日やろうは馬鹿野郎」という言葉があるのでしょうか。


それは、単に面倒だから、やりたくないから、
という理由でズルズルと先延ばしにしてしまう「癖」を戒めるためだと私は解釈しています。


「いつかやる」の「いつか」は、意識しないと
永遠にやってきません。

何か新しいことにチャレンジしようとする時、
不安から一歩踏み出せない自分を奮い立たせるためには、この言葉はとても有効です。

つまり、すべての物事を「今日中に」と抱え込むのではなく、言葉の使い所を見極めることが大切です。


私は、「明日やってもいい」と判断したタスクは、ただ先延ばしにするのではなく、


「明日、具体的にいつやるか」をセットで考えるようにしています。


明日のスケジュールにそのタスクを組み込み、
必要な資料を整理してから帰る。


そうして、「明日の自分」が迷わず、
かつベストな状態で取り掛かれるように準備をしておくのです。


おわりに

毎日すべての物事に対して「馬鹿野郎」と全力疾走していては、いつか疲弊してしまいます。


大切なのは、物事を整理し、うまく息を抜きながら、持続可能なペースを見つけること。


今の自分を適度に許し、しっかりと準備をした上で、明日の自分にバトンを託す。

そんな少しの余裕を持つことが、
結果として良い仕事に、
そして自分自身を大切にすることに繋がるのではないでしょうか。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今日もあなたが自分だけの設計図を描き始める、ささやかなきっかけになれば幸いです☺️

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