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【家計の設計】 「無駄な出費」を削り切った人が、次に考えるべきこと— 今こそ自己投資をしよう

家計管理が板につき、節約が自分の中で
「当たり前」の感覚になってきた頃。


自分にとって必要な出費と無駄な浪費の境界線がわかり、家計がスリムになる。


そして、浮いたお金を投資に回す。

この「黄金サイクル」の準備が整った人が、
次に陥りやすい罠があります。


それは、本来必要だったはずの出費すら削ぎ落とし、すべてを投資に回そうとしてしまうことです。

昨今言われる「NISA貧乏」と呼ばれる状態は、
こうした心理から生まれるのかもしれません。


今回は、この罠に陥る過程を振り返り、
そうならないための考え方について
整理していきたいと思います。



なぜ、さらなる切り詰めに走ってしまうのか

前提として、この状態に陥る人は、
家計管理の基礎が完全に身についている
とても優秀な人です。


無駄を省き、余裕資金を生み出す仕組みが完成している。

本来であれば、それで十分なはずなのです。


しかし、そこからさらに生活費を切り詰め、
投資額を増やしたくなる瞬間が訪れます。


その引き金は、大きく分けて二つあると考えています。


一つ目は、投資の利益が大きく出ている時です。

特にここ数年の上昇相場を経験すると、
「あの時もっと投資していれば、今の2倍になっていたかもしれない」という欲が顔を出します。

この「機会損失への後悔」が、
過度な節約へと人を走らせます。


二つ目は、日常生活や仕事に対する不満です。

現状へのモチベーションが低下した時、
最近話題の「FIRE(早期リタイア)」が
魅力的な逃避先に映ります。


「投資額を増やせば早く仕事を辞められる」
「今のまま一生働くなんて嫌だ」


そんな現状への焦りや不満が、
極端な切り詰めを加速させてしまうのです。



削ってはいけない「3つの自己投資」

こうして極端な思考に陥った時、
私たちは何を削ってしまうのでしょうか。

それは、本来自分にかけるべき「自己投資」です。


具体的には、次の3つが挙げられます。

1. 経験への投資

例えば、旅行。

これは単なる娯楽やストレス解消にとどまりません。


日常から離れた土地を訪れ、
新しい文化や刺激に触れることは、
人生を豊かにする貴重な経験です。

「お金がかかるから」という理由だけで、
こうした人生のプラスになる機会を削ってしまうのは非常にもったいないことです。

2. 知識への投資

資格の勉強や、書籍の購入といった自己研鑽も
削られがちです。

確かに図書館を利用すれば無料で済むこともありますが、それだけでは知的好奇心を満たしきれない場面もあるはずです。


自分の世界を広げるための出費を
「無駄」と切り捨ててしまうことは、
長期的に見て自分の可能性を狭めることにつながります。

3. 健康への投資

これが最も深刻な問題です。
食費を極端に削り、健康を脅かしてしまうケースです。

私自身、一人暮らしをしていた頃に経験があります。


野菜は高いからと避け、
「安い鶏胸肉とうどん、あとは卵と納豆があれば、料理も楽で食費もかからないからこれでいい」と考えていました。


一時的には問題なくとも、
長く続ければ確実に栄養バランスは崩れます。


生きていく上で一番の資本は「健康」です。

体を壊せば医療費がかかるだけでなく、
いざという時に本来のパフォーマンスを発揮できません。


自分という「最大の資産」は育っているか

自己投資を怠り、身を削ってまで金融資産を積み上げたとして、果たして将来どうなるのでしょうか。


お金という資産だけが積み上がり、
自分という「大きな資産」が全く育っていない。


そんな状況で、いざお金を使えるようになった時、有意義な使い方ができるのでしょうか。

これこそが、私が投資貧乏に対して抱く一番の危機感です。


投資には、目標が必要です。

そしてそれは、「今の仕事が嫌だから」といったネガティブな逃避ではなく、ポジティブな願いであるべきだと思います。


「老後に家族と豊かに暮らしたい」
「少しでも早く退職して、自分が生きているうちにやりたいと思っていることをやるぞ」


そうした前向きな目的が、投資を健全なものにしてくれます。


もちろん、最初はネガティブな理由から投資を始め、紆余曲折を経て結果的に豊かな人生に行き着くこともあるでしょう。

お金は強力な「手段」ですから、
やりたいことができた時にお金がないからと
諦めるのは虚しいものです。


しかし、明確な目的もないまま
自らを削って最速で資産を増やそうとする行為は、


自分が本当に「お金を使いたい」と思える機会や
感性すらも、自ら削ぎ落としてしまう危険性を
含んでいると思います。


いま、何に自己投資をするべきか

家計をきちんと管理できるようになり、
自分にとって必要なものと不要なものが見分けられるようになった。

次のステップに進む準備ができた「今」だからこそ、


もう一度真剣に「自分に必要な自己投資」について考え、そこにお金を投じるフェーズなのだと思います。

ちなみに、いま私が一番お金を使っている自己投資は「旅行」です。


これは経験としてだけではなく、
夫婦の良好な関係性を築き、
一緒に過ごす時間を大切にするためにも
重要な投資だと考えています。


また、新しい知識を得るための「本」にもお金を使います。
インターネットからいくらでも知識を得られる時代ですが、そうした中でも書籍を読むことは大切だと感じています。


資格書に限らず、少しでも気になったり面白そうだと感じた本には、素直に投資するようにしています。


家計がスリムになり、心に少しの余裕が生まれた今。

みなさんもぜひ、ご自身への「自己投資」について改めて考えてみてはいかがでしょうか。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さんはついつい無理して削り過ぎてしまった経験ありませんか?

今日もあなたが自分だけの設計図を描き始める、ささやかなきっかけになれば幸いです☺️

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