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「拒否あり」で終わらせない|本人の反応を決めつけない2つの視点と、次の介助へつなぐ6ステップ

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はじめに|「拒否あり」の、その先を考える


こんにちは。

よりそいさん|介護のすれ違い翻訳室 です。


「拒否あり」

そう記録したあと、

次の介助で、何を変えればよいのだろう?

と迷うことはありませんか。


本人は、本当に介助そのものを拒否していたのでしょうか。


不快だったのかもしれない。

苦しかったのかもしれない。

少し休みたかったのかもしれない。

別の方法を望んでいたのかもしれません。


たとえば、

食べ物を載せたスプーンを近づけたとき、

本人が口を閉じた。

顔を横へ向けた。

舌を出した。

視線を外した。


介助者から見れば、

「食べたくないのかな」

「嫌がっているのかな」

「今日は機嫌が悪いのかな」

と感じる反応です。


けれど、

見えた反応と、その理由は同じではありません。



本人がなぜその動きをしたのか。


そこを確かめないまま、

「拒否」

「本人の気分」

「介助者との相性」

と意味づけてしまえば、

次の介助でも同じすれ違いが繰り返されるかもしれません。


この記事は、

本人の反応を「拒否あり」で終わらせず、

次の介助で使える情報へ変えていきたい

介護職・家族介護者の方へ向けて書きました。


お伝えするのは、

本人の反応を見たときに、

「何が起きたのか」

「なぜそうなった可能性があるのか」

「本人へ何を確かめるのか」

「次の介助へどうつなげるのか」

を整理するための考え方です。


食事介助を中心に、

一口の量、

水分、

食べこぼし、

落ちそうな雫、

沈黙、

いつもと違う身体の動きなど、

実際にすれ違いが起きやすい場面を使って考えていきます。


ここで扱う考え方は、

食事介助だけのものではありません。


排泄、入浴、更衣、移乗、口腔ケアなど、

本人の反応を受け取りながら、

次の介助を考えるさまざまな場面へ応用できます。



介助する側と、される側の両方から見えたこと


私は介護福祉士として15年以上、

生活相談員として6年以上、

支援する側にいました。


その後、ALSを発症し、

現在は、ほぼ全介助の生活を送っています。


介助する側だった頃も、

「本人に合わせることは大切だ」

と考えていました。


けれど、

実際に介助を受ける側になって、

初めて気づいたことがあります。



介助者には小さく見える違いが、

本人には大きな苦痛や安心感につながることがある。

ということです。


お願いしたいことがあっても、

相手が忙しそうだと言い出しにくいことがあります。


言葉で伝えにくくても、

表情や視線、

身体の動きとして反応が表れることもあります。


それでも、

その反応の理由を確認されなければ、

本人の不快や負担が、

「拒否」

「いつもの反応」

「気分の問題」

として終わってしまうことがあります。


反対に、

介助者が小さな変化に気づき、

本人へ確かめ、

関わり方を少し変えただけで、

その後の反応が変わることもあります。


だから私は、

本人の反応を見たときに、

「どういう意味だろう?」と、

一度立ち止まって考えるための型が必要だ

と考えるようになりました。


この記事では、

介助する側とされる側、

両方の経験から見えてきたすれ違いを、

現場で使える判断材料として整理しています。



この記事でできるようになること


この記事では、

「拒否」という一言で終わっていた反応を、

次の介助へつなげるための考え方を整理します。



読み終えたあとには、

見えた反応と解釈を分けられる

本人へ何を確かめるか考えられる

次の介助で何を一つ変えるか決められる

調整後に何を見るか分かる

記録・申し送りへ変えられる


ことを目指します。


本文では、

本人の反応を考えるための**「2つの視点」と、

その気づきを次の介助へつなげる「6ステップ」**を使って

整理していきます。



さらに後半には、

自分の介助場面を整理するための実践ワークと、記入用フォーマット

を収録します。


「読んで分かった」で終わるのではなく、

次に似た場面が起きたとき、

何を見る?

何を確かめる?

何を変える?

何を次の人へ伝える?

と迷ったときに、

戻って使える形にしています。



この教材で扱うこと・扱わないこと


この教材は、

医学的な嚥下評価や栄養評価、

個別の食形態・水分形態、

具体的な介助手順そのものを決めるものではありません。


本人の身体状態、

医師・看護師・言語聴覚士・管理栄養士など専門職の評価、

ケア計画、

所属先の手順を優先してください。


急な状態変化、

強い苦痛、

むせなどが見られる場合は、

食事を進めることよりも、

所属先で定められた対応や、

専門職への相談を優先してください。


この教材で扱うのは、

本人の反応に気づき、理由を決めつけず、

次の介助と記録へつなげるための考え方です。


もし、

「拒否だと思ったけれど、本当は別の理由があるのではないか」

「本人が何かを訴えている気がするけれど、意味が分からない」

「気づいたことを、どう記録すれば次の人へ伝わるのか分からない」

「担当者によって介助の仕方が変わり、本人の負担が

 繰り返されている気がする」


そんな場面に心当たりがあるなら、

ここから先をお読みください。


“何となく合わない”を、

次の介助で使える情報へ変えていきます。



ここから先は

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。これからも、介護のすれ違いを言葉にして届けていきます🕊️応援、よろしくお願いします🌸