子どものころ、近所に自衛隊機が墜落した
母と一緒にいると昔のことが思い出されます。
私は母(93歳)を連れて、昔住んでいた場所に行ってみることにしました。
いつも遊んでいた公園はそのまま残っています。
古墳のある公園なので、きれいに整備されて、古墳ミュージアムなるものまで建っています。
60年ほど前のことです。
その日父と母は私たちきょうだいを家に残し、会合に出ていました。
その会合の最中です。
「飛行機が落ちた!」と誰かが叫んだか、大きい音が聞こえたか、とにかく近くに飛行機が落ちたと知ったそうです。
慌てて外に出ると、両親がいるところから見て自宅の方向にもうもうと煙が上がっていました。
うちに飛行機が落ちた!!
両親はそう思ったそうです。
(そんなわけないのですが)
それで大急ぎで家に向かったのですが、途中で飛行機が墜落したのは会合をしていた場所と自宅の中間くらいの古墳だということが分かりました。
それで両親はどうしたと思います?
普通は子どもたちは無事かと家にとって帰すでしょ。
うちの両親は違いました。
やじ馬に混じって煙の上がる古墳を見ていたそうです。
どうやら自衛隊の飛行機が落ちたとかどうとか。
母なんか新聞社の人に話しかけられたと、あとで自慢されたぐらいです。
詳細を知るのは翌日のことです。
自衛隊の練習機が落ちたそうです。
その古墳はもともとあまり人が入らないところでしたが(立ち入り禁止だったのかもしれない)、その件以降怖くていっそう誰も足を踏み入れなくなりました。
でも、でもですね、私は一度だけ入ったことがあるのですよ。
中学に入ってからかもしれません、怖いもの見たさでしょうか、友だち2人とその古墳に入ってみました。
そして見たのです、十字架が刺さっていたのを。
飛行機が落ちて何年もたっていたのいたものですから、十字架はかなりボロボロになっていましたが、きっとあれ、墜落の関係のものだと思います。
ついおととい、私は母といっしょにその古墳に行ってみました。
出来れば入ってやろうと思ったのです。
でもだめでした。
古墳は立ち入り禁止、しっかり柵に囲まれていました。
おまけに「ヘビがいます」の看板が立っています。
あきらめました。
写真だけ載せておきます。
この古墳、調査とかしないんでしょうかね。
せっかくの歴史の資料が、ほったらかし感満載ですね。
ヘビ、そうとういるんでしょうか。
と、いろいろ考えながら帰ってきました。
それにしても民家に落ちなくてよかったです。
パイロットの生死はわかりません。
墜落する直前にパラシュートで脱出したと聞いたような気がします。
そうであってほしいです。


二子山古墳
1967年(昭和42年)航空自衛隊の練習機が周濠内に墜落し、後円部からくびれ部にかけて機体の破片が散乱した。(ウィキペディア)
