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小学生と学ぶ英語史#210 “go”

『英語語源ハンドブック』の見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第210回は "go” 「行く」です。

古英語期から見られる英語本来語です。
古英語では gān の綴りで、「歩く、行く、進む」を表しました。印欧祖語の *ghē- (放つ、行かせる、行く)に基づいています。(/gh/ → /g/ の音の変化は「グリムの法則」で説明できます)

そして go と言えば…
堀田隆一先生の『英語史で解く英文法の謎〜なぜ「3単現のs」をつけるのか』でも大きく取り上げられている疑問「なぜ go の過去形は went になるのか」ですね!
第2章3節にて詳しく述べられています✨

現在、go の活用は go - went - gone となりますが、なぜか過去形のみ、形がまったく別物です。
これは中英語期に go と似たような意味を持つ動詞 wend(向かう)の過去形 went が go の過去形に入り込んでしまったのです!やがて、wend はあまり使われなくなりましたが、現在でも wend - wended - wended の規則動詞(?)として、かろうじて残っているようです。

では、古英語ではどうだったのでしょう?
gān は過去形、過去分詞形が ēode, ġegān でした。あれ⁇💦やはり古英語でも過去形だけが異なっていました!ēode はどこから来たんだい?
…これは残念ながらわかっておりません。でもなぜいつも過去形だけが違う形なのかナゾですね🤔

印欧祖語の *ghē- (放つ、行かせる、行く)に基づく他の語には英語本来語で ago (…前に)、forego(先に行く)、forgo(…なしで済ませる)、ラテン語由来で heir(相続人)、inherit(相続する)、heritage(遺産)などがあります。

↑元祖 ari さんによる「英子さんたんげん」シリーズ

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