発達障害の青年期。わが子の自立とは一人で生きることではなかった【青年期シリーズ③】#06
こんにちは。
ADHDの夫と、ADHDと双極性障害を併発した息子を支えて25年
2児の母(๑˃̵ᴗ˂̵) はれこ と申します。
今日も笑顔でいられる様、noteを書きます!
青年期にフォーカスした大事な時期ならではの話、3部作の第3回目を書きたいと思います。
今回は青年期の時期をどう乗り越えるか
「支援を受けながら学ぶ」という選択肢の話を書きたいと思います。
第1部で「つまずき」を
第2部で「自分探し」を
第3部で「支援を受けながら自立する」を
話させていただきます。
前回のnoteでエリクソンは青年期の発達課題を「アイデンティティの確立」と表現しました。
⇩前回のnote(青年期テーマ第2部作目)
発達障害のある若者は、失敗や成功も含めて、「それでも自分は自分だ」と思えるアイデンティティの土台が揺らぎやすいと話をしました。
なぜなら、自分の努力だけでは解決できない困難に何度も直面するからです。
本来、発達障害の特性と人格は別のものですが、青年期には、その区別が難しくなります。
現在、高校や大学ではさまざまな支援制度が整備されつつあります。
もちろん、まだ十分とは言えませんし、
学校によって差もあります。
それでも、青年期の「支援を受けながら学ぶ」という選択肢は、「アイデンティティの確立」が困難な発達障害のある若者の支えになるはずです。
現在高校では、別室受験や試験時間の延長、課題提出への配慮などが行われることがあります。
また、スクールカウンセラーや特別支援教育コーディネーターが相談窓口となり、生徒や保護者を支える学校も増えています。
共通テスト・大学受験において、発達障害に対しても支援を受けられる様になりました。
以下の大学入試センターホームページにて、支援内容が確認できます。
大学ではさらに大きな変化が起きています。
多くの大学に「障害学生支援室」や「学生相談室」が設置されるようになりました。
発達障害や精神疾患のある学生に対して、
履修計画の相談
ノートテイク支援
試験時の合理的配慮
定期的な面談
学内関係者との情報共有
などが行われています。
かつての大学は、「自分で何とかする場所」という考え方が強くありました。
しかし現在は、「必要な支援を受けながら学ぶ場所」へと少しずつ変わり始めています。
特に近年は、発達障害だけでなく、不安障害やうつ病、双極性障害など精神的な困難を抱える学生への支援も広がっています。
それは決して特別扱いではありません。
その人が本来持っている力を発揮するための環境調整です。
発達障害をもつ若者の中には、
「自分が支援を受けてよいのか分からない」
「周囲に知られたくない」
「相談すること自体に抵抗がある」
という学生も少なくありません。
だからこそ大切なのは、制度だけではなく、支援を求めてもよいという文化です。
困ったときに相談できること。
苦手なことを伝えられること。
一人で抱え込まなくてもよいと思えること。
そうした環境が、青年期を支える大きな力になります。
ところで、『大学ランキング2027』で「障害学生支援ランキング」を発表したのをご存知でしょうか?

の200~205ページに、「障害学生支援ランキング」が掲載されています。
「障害学生支援ランキング」のページはこちらから
https://www.nscsd.jp/Activities/DaigakuAnnai/ranking.htm
「障害学生支援ランキング」は全国障害学生支援センターが実施している「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2025」をもとに作成されてます。
もし進学に不安を感じているなら、大学選びの際には偏差値や知名度だけでなく、「どのような支援があるか」にも目を向けてみてください。
それは、大学生活を支える大切な選択肢になるはずです
子どもたちが大学生・専門学生になる頃、多くの家庭で「一人暮らし」という選択肢が話題になります。
発達障害のある若者にとって、一人暮らしは想像以上に高い壁ですよね。
朝起きることはできても、ゴミ出しの日を忘れてしまう。
食事を作ることはできても、栄養バランスまでは考えられない。
授業には出席できても、服薬管理が続かない。
これらは発達障害の若者にとっては体調不良を起こす原因になることです。
近年は、障害のある若者を支える支援としてグループホームへの入所が可能です。
グループホームというと、重い障害のある人が入る施設というイメージを持つ方もいるかもしれませんが実際には、自分の部屋を持ちながら、食事や服薬、生活面のサポートを受けられる場所もあります。
さらに、サテライト型グループホームのように、一人暮らしに近い環境で生活しながら必要な支援だけを受ける形もあります。
これは「一人でできないから入る場所」ではありません。
「自分らしく生活するために利用する支援」です。
グループホームの数や利用するメリットやデメリットは存在するため、まだまだ環境整備には時間がかかると思いますが、選択肢の一つとして考えられるのは大きいと思っております。
⇩以下のページに詳しい内容が書かれてましたので参考までに貼り付けておきます。
発達障害のある若者は青年期に
みんなが当たり前にできてる事が、自分にはできないことがある。
失敗も多い。
だから自分には価値がない。
そんな極端な結論にたどり着いてしまうことがあります。
だからこそ青年期に必要なのは、「できるようになること」だけではありません。
自分の得意なことを知ること。
苦手なことを知ること。
助けを求める方法を知ること。
そして何より、
「完璧ではなくても、自分には価値がある」
と感じられる経験を積むことです。
アイデンティティとは、欠点のない理想の自分を作ることではありません。
自分の弱さや特性も含めて、「これが自分だ」と受け止められることなのだと思います。
青年期の生きづらさは、決して無意味なものではありません。
それは、自分自身を見つけるための長い旅の途中なのだと思います。
社会からの支援は甘えと捉えるのではなく
必要なことと受け止め、
自分らしさを探して欲しいと思います。
息子は今旅の途中です。
学童期から青年期へ
支援の内容を改めて見直し、息子らしい道を歩んでいける様、私も頑張りたいと思います。
「それでも、うまくいかなかったら落ち込む。
一回では上手くいかないと思ってて」
先日息子に言われました。
「少しづつ進んで行けたらいい。」
そうして自立へ
大海原へ羽ばたいていって欲しいと思いました。
今回は3回に分けて同じテーマを語らせて貰いました。もしまだご覧になられてない方がいらっしゃいましたら、第1部から読んで頂けたら嬉しいです。
あとがきと言いますか。3部作を書いた気づきを書いたnoteもよければ読んで頂けたら嬉しいです。
青年期テーマ 第1部⇩「つまずき」
青年期テーマ 第2部⇩「自分探し」
ここまで読んで頂きありがとうございました!
