【薬屋のひとりごと】相関図は「後宮・花街・外廷」の3つに分けると崩れない

薬屋のひとりごとは、人物の名前が漢字二文字で似ていて、しかも妃・宦官・下女・武官と立場が入り組んでいます。一度に全員を覚えようとすると、たいてい妃のあたりで崩れます。わたしも二期を見ている途中で「この人どっち側の人だっけ」となって、一度アニメを止めて整理し直しました。

この記事では、猫猫(マオマオ)がいる/いた「場所」で人物を3つに分けて並べます。 場所で切ると、誰と誰が同じ輪の中にいるのかが先に決まるので、名前を覚える前に関係のほうが頭に入ります。

書いたのは、公式サイトのキャラクター紹介と相関図で確認できたことだけです。公式が伏せている部分には踏み込んでいないので、途中まで見ている人が読んでも先は割れません。

この記事でわかること

  • 主要人物が「後宮・花街・外廷」のどこに属しているか

  • 四夫人(貴妃・賢妃・徳妃・淑妃)が誰で、猫猫とどうつながっているか

  • 読みにくい名前の公式表記の読み方

  • 公式が明かしている関係と、伏せたままにしている関係の境目

  • 小説・漫画2種で「今どこまで出ているか」(2026-08時点)


結論:猫猫を真ん中に置いて、3つの場所に振り分ける

薬屋のひとりごとの登場人物は、ほぼ全員が次の3つのどれかに属しています。

  • 後宮:猫猫がいま働いている場所。妃・宦官・下女・医官がここにいます

  • 花街(緑青館):猫猫が育った場所。薬師としての腕はここで身につけています

  • 外廷・軍部:宮廷の外側。事件が大きくなるときに関わってくる人たちです

猫猫はこの3つ全部に足がかりを持つ、作中でほぼ唯一の人物です。相関図の線が猫猫に集まって見えるのはそのためで、逆に、猫猫を経由しない線はそれほど多くありません。 場所ごとに読めば、覚える関係は一気に減ります。


① 後宮 — 猫猫がいま働いている場所

猫猫(マオマオ)— 中心

毒と薬に異常なまでの執着を持つ、花街育ちの薬師です。公式の紹介では、玉葉妃の娘の命を毒から救ったことで壬氏に才を見抜かれ、毒見役になったと書かれています。

立場は途中で二度変わります。下働きの下女 → 玉葉妃の毒見役 → 一度は後宮を解雇 → 壬氏付きの侍女として宮中に戻る → 玉葉妃の妊娠が判明してから、再び翡翠宮で毒見役、という流れです。「猫猫はどこの所属だっけ」と混乱しやすいのは、実際に何度も変わっているからで、覚え違いではありません。

壬氏(ジンシ)と高順(ガオシュン)— 猫猫に事件を持ち込む側

壬氏は後宮を管理している宦官です。公式の説明では「もし女性だったら傾国と言われるほど」の美貌の持ち主で、後宮で起きるやっかいごとを猫猫に持ち込んでは解決させる役回りとされています。その立場や出生には謎が多いとも明記されていて、ここは公式が意図的に伏せている部分です。

高順は壬氏の補佐役兼お目付け役。マメで気が利き、仕事への信頼も厚い一方、各所からの無茶ぶりに振り回される苦労人として描かれています。壬氏と高順はセットで動くので、この2人はひとつの塊として覚えて問題ありません。

四夫人 — 玉葉妃・梨花妃・里樹妃・楼蘭妃

後宮の上級妃が「四夫人」で、それぞれに称号があります。ここが最初のつまずきどころなので、称号と猫猫との関係をまとめて並べます。

  • 玉葉妃(ギョクヨウヒ)=貴妃。最も皇帝の寵愛を受けていると言われる妃。娘・鈴麗の命を救った猫猫を強く信頼し、再び懐妊が分かってから毒見役として呼び戻しました。猫猫の直接の主人にあたります

  • 梨花妃(リファヒ)=賢妃。おしろいに含まれる毒(鉛)の中毒で東宮を亡くし、自身も同じ病で衰弱したところを猫猫の看病で回復しました。命の恩人として猫猫を気にかけている側です

  • 里樹妃(リーシュヒ)=徳妃もとは先帝の妃で、先帝の死後に出家し、その後あらためて現帝の妃として入内しました。幼く、侍女たちから軽んじられていると描かれています

  • 楼蘭妃(ロウランヒ)=淑妃阿多妃と入れ替わるような形で入内した妃。毎日のように髪型や化粧が変わるため「変わり者」と噂されています。父は先帝時代からの重臣・子昌

玉葉妃と梨花妃は猫猫に恩がある側、里樹妃と楼蘭妃は事情を抱えている側、と大づかみにしておくと、話の展開についていきやすくなります。

阿多妃(アードゥオヒ)— 相関図で「元」がつく人

現帝の最初の妃で、かつての「淑妃」です。楼蘭妃と入れ替わる形で後宮を去りました。中性的な雰囲気で、男装の麗人のような振る舞いが後宮で人気だったと紹介されています。四夫人を数えるときに人数が合わなくなる原因はここで、阿多妃が抜けた枠に楼蘭妃が入っている、と押さえれば解決します。

翡翠宮まわりと、後宮の日常側

公式の相関図には、玉葉妃の娘・鈴麗、侍女頭の紅娘、翡翠宮の侍女たちも載っています。猫猫が毒見役として働いているのがこの翡翠宮です。

日常の場面でよく出てくるのが、下女の小蘭(シャオラン)とやぶ医者の2人。小蘭は貧しい農村の出身で、親に売られる形で後宮に入った下女で、猫猫の数少ない友人です。やぶ医者は後宮唯一の医官で宦官ですが、薬の管理が甘く死体を怖がるため、猫猫が心の中でそう呼んでいる、という関係です。この2人は事件の側ではなく、猫猫の生活の側にいます。


② 花街(緑青館)— 猫猫が育った場所

羅門とやり手婆 — 猫猫の育ちに関わる人

猫猫は花街で薬師をしていました。公式の相関図には、緑青館のやり手婆と、猫猫に薬の知識を与えた**羅門(ルオメン)**が並んでいます。猫猫の薬学の知識がどこから来ているのかを説明するのがこの一角です。

後宮のパートだけ見ていると花街の人物は脇役に見えますが、猫猫の判断の理由はだいたいこちら側にあります。 毒に対して普通でない反応をするのも、花街で身につけたものとして描かれています。

三姫(白鈴・梅梅・女華)と李白

緑青館の三姫が、白鈴(パイリン)・梅梅(メイメイ)・女華(ジョカ)です。ここに外から線が1本つながっていて、それが武官の李白(リハク)。公式の紹介に「三姫である白鈴に惚れこみ、いつか自分の力で身請けをしたいという一途な想いを持っている」と書かれています。

**李白は「後宮と花街をまたぐ数少ない人物」**なので、相関図では左右をつなぐ線として見ておくと位置づけがはっきりします。梨花妃が緑青館から取り寄せた本をこっそり愛読している、という描写もあり、花街は後宮からも意外と近いところにあります。

まだ薬屋のひとりごと自体を読んだことがなくて、この記事で名前だけ眺めている段階なら、無理に相関図から入らなくても大丈夫です。わたしは「次に何を読むか」を探すのが面倒でスワイプ式の漫画を探せるサイトを作ったので、雰囲気で選びたいときはそちらのほうが早いかもしれません。


③ 外廷・軍部 — 話が大きくなるときに出てくる側

羅漢(ラカン)

軍部の高官で、周囲から軍師と呼ばれている人物です。とても胡散臭く理解不能な行動もとるため迷惑がられているものの、その慧眼と采配は確かなもの、と紹介されています。

そして公式のキャラクター紹介に、**「猫猫の実の父」**とはっきり書かれています。作中では途中まで伏せられている関係ですが、公式サイトが公表している情報なので、ここでは事実として扱います。

子昌と楼蘭妃

子昌は先帝の時代からの重臣で、楼蘭妃の父です。四夫人のうち楼蘭妃だけ、後宮の外に強い線が伸びている状態になります。後宮の中だけを見ていると楼蘭妃の立ち位置が読みにくいのは、線の反対側が外廷にあるからです。

皇帝の周辺と、翠苓(スイレイ)

公式の相関図には皇帝のほか、安氏・水連・馬閃・河南・杏といった人物も配置されています。ただし個別の紹介ページが用意されているのは12名だけなので、確認できない関係はこの記事でも書かないでおきます。

外廷側でもう一人押さえておきたいのが翠苓です。薬草に詳しい謎の官女で、第1期の公式紹介は「猫猫の実力を試すような言動をしているが…」という書き方で止まっています。名前が似ている子翠(シスイ)とは別人で、ここは検索でも混ざりやすいところです。


補足:名前の読み方と、いま出ている巻数

読み方(公式表記で確認できたもの)

公式サイトのキャストページに読み仮名が載っている人物だけを並べます。

  • 猫猫(マオマオ)/壬氏(ジンシ)/高順(ガオシュン)

  • 玉葉妃(ギョクヨウヒ)/梨花妃(リファヒ)/里樹妃(リーシュヒ)/楼蘭妃(ロウランヒ)/阿多妃(アードゥオヒ)

  • 小蘭(シャオラン)/子翠(シスイ)/翠苓(スイレイ)

  • 李白(リハク)/羅漢(ラカン)/羅門(ルオメン)

  • 白鈴(パイリン)/梅梅(メイメイ)/女華(ジョカ)

子昌・馬閃・水連・鈴麗・紅娘については、公式サイト上で読み仮名を確認できなかったため、ここには載せていません(2026-08時点)。

版によって「今どこまで」が違う

薬屋のひとりごとは、小説のほかに漫画版が2種類あります。相関図を調べていると別の版の情報が混ざることがあるので、公式サイトの書籍ページの表記で整理しておきます(すべて2026-08時点)。

  • 小説『薬屋のひとりごと』1〜16巻(著:日向夏/イラスト:しのとうこ/ヒーロー文庫・イマジカインフォス)

  • 漫画『薬屋のひとりごと 〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』1〜20巻(作画:倉田三ノ路/サンデーGX・小学館)

  • 漫画『薬屋のひとりごと』1〜17巻(作画:ねこクラゲ/構成:七緒一綺/ビッグガンガン・スクウェア・エニックス)

アニメは第1期が第1〜24話、第2期が第25〜48話です。加えて**『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』が2026年12月11日(金)公開**、TVアニメ第3期の制作も決定しています(放送時期は2026-08時点で未発表)。


⚠ ここから、関係が後から変わる話に触れます

以下は「作中で関係が書き換わる人物がいる」という話に触れます。具体的な真相までは書きませんが、まっさらな状態で見たい方はここで引き返してください。

公式が明かしている「後から効いてくる」関係

公式のキャラクター紹介の時点で、すでにいくつかの関係が明示されています。羅漢が猫猫の実の父であること里樹妃がもとは先帝の妃だったこと楼蘭妃の父が子昌であること壬氏が最初は猫猫を「都合のいい駒」と考えていたこと——このあたりは、物語が進むと意味が変わってくる関係です。

とくに壬氏については、公式の紹介文が「その立場や出生には謎が多く」という書き方をしています。謎が多い、と公式が書いている時点で、そこが後で動く箇所だと読めます。

公式が伏せているところには踏み込みません

一方で、子翠については公式の説明が「おしゃべりで明るい新入りの下女」の一行だけです。翠苓も「猫猫の実力を試すような言動をしているが…」で止まっています。

この2人と壬氏の出生については、公式が意図的に伏せているので、この記事では書きません。 ネットで検索すると真相そのものを見出しに書いている記事も出てきますが、相関図を調べている段階の人がそれを踏むと、いちばん面白いところが先に消えます。わたし自身は先を知ったうえで書いていますが、ここは伏せておくほうが読む人の得だと思っています。


よくある質問

Q. 四夫人は結局、何人いるのですか?
A. 四夫人は貴妃・賢妃・徳妃・淑妃の4つの位です。現在は玉葉妃(貴妃)・梨花妃(賢妃)・里樹妃(徳妃)・楼蘭妃(淑妃)が就いています。人数が合わなく感じるのは、淑妃だった阿多妃が後宮を去り、そこに楼蘭妃が入れ替わりで入内しているためです。

Q. 猫猫はどの妃に仕えているのですか?
A. 玉葉妃です。ただし途中で立場が変わっていて、一度は後宮を解雇され、壬氏付きの侍女として宮中に戻り、玉葉妃の妊娠判明後にあらためて翡翠宮で毒見役として仕えています。

Q. 子翠と翠苓は同じ人ですか?
A. 別の人物です。子翠(シスイ)は後宮の新入りの下女、翠苓(スイレイ)は外廷で働く薬草に詳しい官女として紹介されています。名前が似ているので混同されやすいところです。

Q. 公式の相関図はどこで見られますか?
A. アニメ公式サイトの Relationship ページに、29名が配置された相関図が掲載されています。人物をタップすると詳細が開く形式です。この記事はその図をテキストで整理し直したものです。

Q. アニメの続きから原作を読むなら、どの版を選べばいいですか?
A. 物語の本体は小説版で、漫画版は2社から別々に出ています。原作は同じですが作画と掲載誌が違い、巻数も進み方も異なります。まずは読みやすい絵柄のほうを1巻だけ試すのが確実です。


まとめ

  • 登場人物は**後宮・花街(緑青館)・外廷(軍部)**の3つに分けると整理しやすい

  • 猫猫はこの3つ全部にまたがっている唯一の人物で、線が集まるのはそのため

  • 四夫人は玉葉妃・梨花妃・里樹妃・楼蘭妃。阿多妃は「入れ替わりで去った元・淑妃」

  • 壬氏の出生、子翠、翠苓は公式が伏せている領域。ここは見て確かめるほうが面白い

相関図を眺めていて「この作品、もう少し軽いものを挟みたいな」と思ったら、スワイプで漫画を探せるサイトに表紙とあらすじを流してあります。探すのが面倒でわたしが自分用に作ったものですが、次の1冊を決めるにはこれがいちばん早いです。

https://quick-fans.com/manga

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