🌸経営未来手帳・火曜日(第146号)・完全保存版なぜ、日本のマクドナルドは成功したのか―藤田田(デン)氏が行った「文化翻訳」という仕事
🌸経営未来手帳・火曜日(第146号)・完全保存版なぜ、日本のマクドナルドは成功したのか
―藤田田(でん)氏が行った「文化翻訳」という仕事
「優れた商品を持ち込めば売れる」
そう考える企業は少なくありません。
しかし、日本市場はそれほど単純ではありません。
実際、多くの海外企業が日本進出に挑戦しながらも苦戦してきました。
その中で、マクドナルドはなぜ成功したのでしょうか。
私は、その理由はハンバーガーではなく、「翻訳」にあったと思っています。
■藤田田氏が見ていたもの
藤田田氏は、アメリカのマクドナルドを日本へ持ち込んだ人物として知られています。
しかし、彼が行った仕事は単なる店舗展開ではありませんでした。
日本人の食習慣。
清潔さへの感覚。
接客への期待。
時間や利便性に対する価値観。
そうした日本人の無意識の感覚を深く理解した上で、マクドナルドを日本人向けに再編集したのです。
日本に必要だったのは「アメリカのマクドナルド」ではありません。
「日本人が受け入れられるマクドナルド」でした。
■創る人と翻訳する人
世の中には、新しいものを創る人がいます。
一方で、その価値を社会に伝える人もいます。
前者は創造者。後者は翻訳者です。
藤田氏は優れた翻訳者でした。
多くの人がハンバーガーを見ていた時、
彼はライフスタイルを見ていました。
多くの人が飲食店を見ていた時、彼は文化を見ていました。
だからこそ、日本社会の中に新しい生活様式を根付かせることができたのでしょう。
■AI時代にも求められる力
この話は、現代の経営にも通じます。
企業では今、
・AI導入
・DX推進
・組織改革
が進んでいます。
しかし、多くの企業が苦戦しています。
理由は単純です。
技術を導入しても、その意味が現場に翻訳されていないからです。
人は変化そのものを嫌うのではありません。
自分の仕事や価値観との接点が見えない変化に戸惑うのです。
■AIが創る世界を翻訳する人
今、社労士業界では、急速にAIが使われています。
給与計算、助成金の申告、手続き業務は、AIは早く、正確です。
事務所員の仕事はどんどんなくなりますし、さらに各企業が
AIを使い始めたなら、社労士業務のほとんどは事務所に外注する必要がなくなります。
その時、社労士の出番は経営に寄り添い、トップマネジメントの整理や経営言語の翻訳の役割です。採用への立ち合いも重要ですし、労務に関する助言も役割です。
未来は発明家だけのものではない。翻訳者のものでもある。
私はそんな気がしています。
■今日の問いかけ
あなたの会社は、
新しい仕組みを導入していますか。
それとも、
新しい価値を「翻訳」していますか。
■編集後記
経営者の仕事は意思決定だと言われます。
しかし、その前に必要なのは「翻訳」かもしれません。
未来を語り、意味を伝え、人が動ける言葉に変える。
藤田田氏の仕事は、その重要性を教えてくれているように思います。
🌸経営未来手帳の編集長が選んだ40選はこちら
─経営者が未来を読むための“構造地図”
https://note.com/quiet_gnu5848/n/n3596a857d755
🌸こちらもご覧ください。↓
「なぜ、歴代の経営者は未来を顕在化できたのか」―孫氏・藤田田氏・柳井氏の“未来の決め方”に共通するもの
https://note.com/quiet_gnu5848/n/n248703c780fe
👉感想をぜひお寄せください。
■安村 明史
経営未来手帳
組織・経営の相談役(静かに伴走する役割)
■次回6月3日予告
「なぜ、日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるのか」―文化翻訳が新しい習慣を生み出す時#経営未来手帳 #藤田田 #マクドナルド #文化翻訳 #経営者の深夜食堂
