元教室長の私が、子どもに勉強を教える親へ最初に伝えたいこと
初めまして、元教室長のヒイロです。
中学や大学でも授業をしてきた経験があります。
今回は保護者の皆様から多く相談を受けてきた内容について、
少しでも助けや参考になればと思い執筆しています。
☆★よくあるAI文章貼り付けではなくすべて直筆で入力しており、
現場の会話なんかも書いていくので途中で関西弁が入っていると
思います、苦手な方はごめんなさい(汗)★☆
家庭学習でよくあることと親子の気持ち
『今日は怒らず教えよう』
はじめはみんなそう思ってるんですが、
優しく声かけしても、丁寧に説明しても、
こどもは同じところで何回だって間違えますよね。
誰だってイライラしちゃいます。
そんな時、つい出てしまう言葉が
「さっき教えたやん」
「ちゃんと聞いてた?」
「なんで分からへんの?」
ですよね・・・
そして言ってから後悔する。
ちゃんと聞いてるし、なんでわからないか説明できるなら、
それはもう家庭学習がすでに完成している段階です。
本当にあるあるですし、どの家庭も同じです。
ただ誰しも怒りたくて怒ってるんじゃないですし、それもよくわかります。
当たり前ですよね。怒りたくて勉強させる親なんかいません。
こどものため、明るい将来のため、みんなそう思ってます。
でも親だって忙しいし、教えることって自分が勉強するより何倍も難しくて、
本当は【理解させてあげられない自分に腹が立っている】んですよね。
けれど、子どもは黙り込むし、鉛筆が止まる。
どんどん親の顔を見なくなる。
親が教える家庭学習では、こういうことが珍しくありません。
私は以前、塾で教室長をしていました。
たくさんの子どもたちと接し、その保護者とも話をしてきました。
家庭学習で苦労されている親の気持ちは
何とかしてあげたい。
困らないようにしてあげたい。
授業についていけるようにしてあげたい。
勉強って楽しい、自分から進んで勉強してほしい。
これだと思います。
そう思っているからこそ、できない姿を見ると焦ってしまうし、
言葉が強くなってしまいます。
私がこれまで自分の教室で保護者に伝えてきたことがあります。
それをこれを読んでいる保護者の皆様にもお届けしたいです。
正しく丁寧に教えることよりも、
本当に大事なのはこどもが『わからない!』と
恥ずかしさも劣等感もなくハッキリ言える親子関係を守ってください
保護者の気持ちとして難しいことは承知でお伝えしますが、
こどもが『わからない!』と言えたら
『わからない所見つけた!ラッキー!』
って一緒に喜んであげてほしいんです。
わからないことは仕方ない、わからないことを見つけた、
それをちゃんと言えた、
これを褒めてあげてください。
びっくりするほどやる気が変わる可能性があります。
私は教室でいつもこうやってきました。
するとこどもたちが嬉しそうに、
『せんせー!わからんとこもってきたー!』
笑顔でプリントを振り回しながら
授業やテストで分からなかったところを持ってくるんです(笑)
その姿って、本当にまぶしいです。
これは、みなさんが思う一つの理想ではないでしょうか。
私は専門職なので、たまたまその場で解決することができます。
読者の中には自分で説明できる方、できない方、
様々いらっしゃいますよね。
今は便利なので、できないときはAIにでも聞いてみればいいんです。
写真とって送れば簡潔に説明してくれます。
それをあなたの言葉で説明してあげてください。
解答を一緒に読んでもいいと思います。
それも大事な親子交流です。
ですので、まずは何回わからなくても怒らないでください。
怒るほど何をやっても頭に入りません。
親の怒りがにじみでるほど子どもは敏感に反応し、
勉強にむかっていても頭の中は
【勉強3%、親が怒っていること97%】
に頭の中が支配されます。
何回言ってもわからないのはほとんどこれが原因です。
親も理解が必要であることを覚えておいてください。
子どもは、問題だけを見ているわけではない
教室で授業をしていると、こどもが私の顔を見ていることがあります。
板書ではなく先生の顔を見ています。
これって不思議なもので、説明を聞いてるわけでも
解答を確認しているんでもないんです。
実は大人の反応を確認しているんです。
できていないと思われることを怖がっているんです。
よくあるパターンとして
ある程度説明をして『わかった?』と聞くと
『わかった!』『余裕やし!』って答えるのに
問題を解こうとすると手が動かない・・・
たぶんみなさん経験ありますよね。
本当にただ分かってなかった、分かった気がしていただけなら、
ある程度その子は自分の勉強に自信をもっていて、
前向きに取り組んでいる証拠でもあるのでその時は
少し茶化してからもう一度説明すればいいだけです。
やや問題なのは、分からないというと怒られるかもしれないから
分かったと返事をしているパターンです。
私自身が新しく入塾してきた子や体験学習できた子の授業をして、
その子が【分からないと怒られると思っている、もしくは
家庭でそのようにされている可能性がある】と
判断する材料がいくつかあります。
まずは単純に、『ここまでで分からないとこある?』と聞いて
黙ってしまう子
次に、利き手に鉛筆かシャーペン、反対の手に消しゴムをもって
問題を解く子
自分の解答途中や計算、メモなどを隠そうとする子
間違ったと分かったときに、こちらの表情を確認する子
これらは黄色信号です。
勉強=怒られるもの
だと思ってしまっている可能性があります。
勉強=褒められるもの
です。
だって、みなさん褒めたいですよね?
子どもは、大人が思っている以上に空気を見ています。
このような子の保護者と面談するときには、
勉強そのものの出来具合の話ももちろん十分しますが、
それと同じぐらいの時間と熱量をもって
家庭学習の際の親の関わり方についても指導させていただく
こともありました。
実際、ほとんどの時間は家にいるわけですから、
家での環境が子どもの勉強のやる気に直結するのは当たり前ですよね。
『お子様の勉強する時の仕草で気になることがあるんです』
『ずっと消しゴムをもっていて、書いたことをすぐに消しちゃうんです。
ぼくはそこが見たいんですけど、隠しちゃうんですよね笑』
『家で勉強とか宿題を見られるなら、間違っても怒らず褒めて
あげてもらえませんか』
だいたいこう言うと
『いやー、おこってはないんですけどねえ~汗』
というような反応が返ってきます。
この返事、間違いなく怒っている保護者です(笑)
怒らない保護者は
『どんな声掛けしたらいいんですか?』
とか返ってきます。
『直接怒ってないのはもちろん承知です。
ただ、例えばため息とか、さっき言ったよねとか、
物にあたるとか、声が大きくなるとか、
そういうのもすべて同じなので気をつけてあげれませんか』
こんな話をよくしていました。
少し脱線しますが、子どもが家で勉強しないと言いつつ、
蓋を開けるとこどもにリビングで宿題させながら
親はテレビを大音量にしてみている
なんて家庭もありました。
信じられない方もいるかもしれませんが、
心当たりのある方もいるかもしれません。
せめて、まずは環境だけは整えてあげてくださいね。
親子だからこそ、難しい
これもよくあるパターンで、
塾の先生には聞けても親には聞けない子がいます。
これは親より塾の先生を信頼しているという意味ではありません。
親に弱い自分を見せたくないという子どもなりの
かっこつけです。
可愛いですね笑
親にはできない自分を見せたくない、
その気持ちが強い子ほど分からないと言えなくなります。
先生なら子どもがわからなくても常に冷静なんですが、
親子であれば、親も【わからない1問】から飛躍して
【将来苦労するのでは】まで考えちゃいます。
実際はそんなことないって分かってはいるんですが、
そう割り切れないのが親心です。
だから、家庭で教えるときに感情的になるのは、
親として失格だからではありません。
まずは、それを知っておいてほしいと思います。
「分からない」と言えた時点で、失敗ではない
先ほどもお話ししましたが、
家庭学習においては
正解することだけが成功ではありません。
むしろ間違えた方が良いなんて話も耳にしますよね。
この理論は結構本当です。
脳は【必要か不要か】よりも【印象に残ったかどうか】
を記憶の基準にしている部分が大きいです。
よく算数の問題をわかりやすい身近な例に例えるのなんかも
このためですね。
語呂合わせの歌なんかも同じです。
「ここから分からない」
「説明を聞いたけど、まだよく分からない」
「何が分からないかも分からない」
こどもがちゃんと恥ずかしさも劣等感もなく
これを言えるようになったなら、
私はその家庭の学習は大成功だと思います。
その先は、親が教えるも良し、専門家に頼むも良し、
今ならAI学習を取り入れるのもいいかと思います。
AI学習は賛否ありますが、
興味がある、取入れてみたい方は私が作成したAI学習用の
noteもありますので参考にご使用ください。
こちらには、教育現場に立ったものが感じた
AI学習の可能性を綴っております。
ただしAI学習の導入がすべてを解決はしません。
先ほど述べたような【こどもの表情や仕草】なんかは
AIには読みとれないからです。
高額な塾費用を浮かせるツール、
親子の勉強のサポートをするツール、
そういう考えで使用してください。
これは教育者の代表として言わせていただきたいことです。
AIに質問すればどんな問題も簡潔に説明してくれます。
使い方を理解すれば本当に便利で、
私が記事で提唱している【専属家庭教師】に転生することもできます。
ここでは詳しく触れませんが、モニター生徒を依頼したところ
毎日泣きながら宿題をしていた子がたった3日で
『今日もAI先生と勉強する!』と
自分から宿題をする子に変わってしまったという
実績結果も確認できております。
勉強に前向きなこどもが一人でも増えて嬉しい限りです(涙)
ただし、今日は問題が難しいのではなく、
学校で嫌なことがあったのかもしれないこと。
説明を続けるより、いったん休んだほうがいいこと。
表情。
空気。
声の調子。
動き。
言葉にならない違和感。
それを見るのは、人の役割で、親の役割です。
AIに説明を手伝ってもらうことはできても、
子どものすべてをAIに任せることはできません。
「今日はどこまでできそうか」を決めるのは、
子どものそばにいる大人です。
AIを使用する場合は、決してそれを忘れないでください。
続けることが正解ではない日もある
親子で勉強をしていると、どうしても続けても頭に入らない日があります。
子どもが何度説明しても反応しないなー。
なんか、自分も口調が強くなってるよなー。
こどもも自分も、勉強より態度が気になってるなー。
こんな状態で続けても、勉強は絶対すすみません(汗)
そんなときは、やめてもいいと思います。
むしろだいたいやめたほうがいいです。
なぜかっていうと理由はめちゃくちゃシンプルです。
勉強っておもんない、そう思うだけだからです!
「今日はやめとこか、宿題だけあとで終わらせよか」
「できひんから終わるんちゃうで、疲れたから終わるんやで」
「また明日、違うやり方でやってみよか!よし、遊ぼう!」
※こてこて関西弁ごめんなさい、堅苦しく書くと感情が乗らなくて・・・
そもそも毎日根詰めて勉強するなんて、
受験前の高校生でも苦労することです。
大人の反応にまで脳のリソースを割いている子どもには
想像以上に難しいことも理解してあげてください。
私がこのnoteで伝えたかったこと
このnoteでは、きれいな教育論だけを書くつもりはありません。
教室長として見てきた、うまくいかなかった場面も書きます。
正しい教え方をしているのに、子どもに届かなかったこと。
保護者が子どものために頑張りすぎて、苦しくなっていたこと。
子どもが勉強を嫌がる理由が、単なるやる気の問題ではなかったこと。
私は、家庭学習に完璧な正解があるとは思っていません。
同じ言葉をかけても、動ける子もいれば、苦しくなる子もいます。
昨日うまくいった方法が、今日はうまくいかないこともあります。
だからこそ、方法だけでなく、子どもの反応を見ることが大切です。
親が完璧な先生になる必要はありません。
上手に説明できない日もあります。
イライラしてしまう日だってあります。
一度やめてやり直してみる選択肢もあります。
ただ、
「分からないと言っても大丈夫」
「間違えても、関係は壊れない」
その安心だけは、できるだけ守ってほしいと思います。
子どもに勉強を教えるとき、最初に守るべきものは、
正解の数ではありません。
もう一度「分からない」と言える空気です。
これが、実はこどもが一番安心して家庭学習に取り組める環境なんですよね。
教えてくれる親とか、そういうのは2番目以降なんです。
わからない所を家で集めて、
『明日、これを学校の先生に聞いてこよう!』
こんな習慣を家庭に取り入れてしまうのもアリです!
なかなか学校の先生は時間が取れないので、
通っている塾の先生に持っていくのもアリです。
塾の最適な使い方だと、元教室長の目線でそう思います。
教室側が生徒を知る材料にもなります。
【注意:もしかしたら追加講習の材料にされる可能性もありますが、
ダイレクトに成績に繋がる期待もあるかもしれません】
またAI教育を取り入れて、そこで学ぶのも良い選択肢です。
家庭学習には無限の種類と可能性があります。
どんな形であれ、ここまで長い文章を読んでくださった読者様に
少しでも親子の明るい未来が届けられることを願っています。
元教室長 ヒイロ
