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4回目の再会。地獄の王も愛した『BONES』という沼について

また観てるの?」
家族に呆れ顔でそう言われても、私の指は迷わず再生ボタンを
押してしまう。
今の私は、Netflixの「視聴中」リストに並ぶ最新作たちを横目に、
ある「古い友人」に会いに行くのが日課になっています。

その作品の名は、『BONES ―骨は語る―』。
実はこれ、観るのはもう4回目くらい(笑)。

なぜこんなに繰り返してしまうのか。
自分でも不思議に思っていたけれど、あるとき、私が愛してやまない
もう一人の推し――ドラマ『ルシファー』の主人公・
ルシファー・モーニングスターが、その答えを教えてくれました。

地獄の王である彼が、劇中で『BONES』をイッキ見してドハマりし、
「ブースとブレナンの関係」に一喜一憂している姿。
「あぁ、地獄の王ですらこの沼からは抜け出せないのね」と、
妙に納得してしまったのです。

私はとにかく、事件がうやむやに終わるのが大嫌い。
『BONES』を観ていると、科学という明快なツールで、
複雑に絡まった謎が一本の線へと解きほぐされていく。
その過程がたまらなく好きなんです。

私自身は理系ではありませんが、だからこそ、
自分の専門分野を極めた「天才」たちの姿には、
ただただ脱帽してしまいます。
一つのことを極める強さ。
その一方で、専門外のことには驚くほどどんくさかったり、
空気が読めなかったり。
そんな彼らの不器用さが、たまらなく愛おしく感じてしまうのです。

そこに、信心深く熱血漢、かつてスナイパーとして生きた影も併せ持つ
ブースが加わる。
全く違う音色が重なり合って生まれる見事なハーモニー。
これを一度味わってしまうと、最新作に浮気しても、
結局またこのラボに戻ってきてしまう。

ルシファーも、きっとこの「完璧じゃない天才たち」の絆に、
自分を重ねて救われていたのかもしれません。
そして、この作品を語る上で絶対に外せないのが、
ラボを支える脇役たちと、入れ替わりでやってくる個性豊かな
「スクインツ(実習生)」たちの存在です。

誰一人として「普通」の人はいない。
誰もが自分の「好き」や「得意」を極めた、愛すべき変人たちばかり。
また、主人公を食ってしまいそうな陰謀論に詳しすぎるジャック、
アーティスト気質のアンジェラ、
そして毎回やってくる実習生たちは、育ちも性格もバラバラ。
でも、だからこそ面白いんです。

彼ら一人ひとりに人生があり、葛藤があり、
そして何よりプロとしての誇りがある。
観ているうちに、いつの間にか「今週は誰が来るかな?」と
楽しみにしている自分がいて、気づけば誰かの熱烈なファンになっている。

完璧な人間なんていない。
尖った個性がぶつかり合い、認め合うことで、最高の結果(真実)が導き出される。

その多様性が生み出すアンサンブルこそが、4回繰り返して観ても、
また新しい発見をくれる理由なんだと思います。

中でも私が4回観ても毎回心を締め付けられるのが、
実習生のヴィンセント・ナイジェルマリンくんです。

彼は、緊張すると脈絡なく「小ネタ」を披露してしまう癖がありました。
「実は、世界で一番多い名前はモハメドなんですよ」といった、
事件とは関係のない豆知識を、あの可愛らしいイギリス英語で早口に語る姿。

天才だけど、どこか自信なげで、でも誰よりも純粋に科学を愛していた彼。

だからこそ、シーズン5でのあの悲劇は、何度観ても受け入れがたい。
(ネタバレです)



ブレナンに「行かないで」と縋った彼の最後の瞬間は、
ラボのメンバーにとっても、私にとっても、癒えることのない傷跡のようなものです。

完璧な人間なんていない。
尖った個性がぶつかり合い、認め合うことで生まれる最高のアンサンブル。
ナイジェルマリンくんという、あまりに愛らしく、あまりに早く
逝ってしまった一つの音色も含めて、この『BONES』というハーモニーは完成しているのだと、
4回目の視聴で改めて感じています。

あなたにも、忘れられない「推しスクインツ」はいますか?
私はほかにもいるんだけど、今日のところはこれくらいにしておきます!

(前回もそうでしたが、今回もイメージ画像はGeminiが作ってくれました)

#Netflix感想文


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